歴史が好きで経験豊かな「車中泊旅行家」が、岡山県にある現存12天守のひとつで、日本100名城にも名を連ねる「備中松山城」が、雲上に浮かぶ様子を見られる「雲海展望台」のアクセスと駐車場及び車中泊事情を詳しく紹介しています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊歴史旅行ガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づきまとめた、『一度は訪ねてみたい日本の歴史舞台』をクルマで旅するためのガイドです。

~ここから本編が始まります。~
備中松山城の絶景が見られるのは、こちらの展望台。

備中松山城 雲海展望台 DATA
備中松山城 雲海展望台
〒716-0007
岡山県高梁市奥万田町
現地電話なし
※問い合わせ先
☎0866-21-0461(高梁市観光協会)
無料
常時開放
「備中松山城 雲海展望台」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2016.12.03
2018.10.06
「備中松山城 雲海展望台」での現地調査は2018年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年12月に更新しています。
備中松山城 雲海展望台

「備中松山城 」を簡単にご紹介。

この記事を見に来られた方は、おそらくもう「備中松山城」には足を運ばれているか、下調べでご存知だと思うので簡潔に。
「備中松山城」は「現存12天守」のひとつであると同時に、天守が残る唯一の山城ということで、日本100名城にも選出されている、国指定の重要文化財だ。

歴史的、建造物的な価値は特筆するほどでもないようだが、専門家やマニアは、登城しにくい険しい山道の奥にあり、城が要塞であったことをリアルに現代に伝えている「備中松山城」を高く評価している。
「備中松山城」そのものを知りたいという人は、こちらの記事にも目を通して見ていただきたい。
特に大河ドラマ「真田丸」を見ていた人は、きっと驚くに違いない(笑)。
もっともそのことより、
晩秋から早春にかけて、日本でも希少な『雲海の上に浮かぶ天守が見られる』ことのほうが、圧倒的に有名だろうね(笑)。
「備中松山城 雲海展望台」はどこにある?

当たり前だが、「雲海展望台」は「備中松山城」から少し離れた場所にある。
まず「賀陽(かよう)インター」方面から来る場合、「高梁(たかはし)美しい森」の次の交差点が、展望台への曲がり角で、写真の看板がついているので見逃さないよう気をつけよう。
そこからは山中の一本道を5キロほど走る。

「雲海展望台」への登り口は、進行方向左手にいきなり現れる。

ただし、まわりには駐車場と呼べるほどのスペースはなく、仮設トイレの横に4、5台ほどが停められるだけ…

ゆえにハイシーズンは、先頭が見えないほどの「路上駐車」が続く(笑)。

なお先ほどのトイレから400メートルほど先に、Uターンができるこの広いロータリーがあるが、ここは大型バスも利用するため駐車禁止エリアだ。

なので観光客は、最初にそのロータリーで折り返して、帰りの車線側に縦列駐車をするのが、「備中松山城雲海展望台」の”暗黙のルール”になっているようだった。
「雲上に浮かぶ備中松山城 」を確実に撮影するための秘訣

さて。
改めて、これがハイシーズンの「備中松山城 雲海展望台」の様子だ。
先ほどのトイレから10分もかからずに到着できるが、展望台に上がれるのは20人ほどで、もちろん最前列は、三脚を立てた風景写真愛好家たちが独占している。

展望台の下も状況は同じ。
中には、『天守の屋根の上に留まった小鳥でも撮れそう』(笑)な望遠レンズを構えた人もいて、その本気度が伺える。

しかし、こういう写真を撮りたいのなら、彼らに負けずに頑張るしかない。
ただ、筆者は三脚を使っていない(f/5.6・ISO400・1/1600秒・140ミリ)。
撮影後、写真の補正はPhotoshopで施しているものの、近年のデジタル一眼レフカメラは、高感度でもほとんど画質は荒れず、手ブレ防止機能付きのレンズを使えば、夜景でさえ三脚を使わなくても撮れる。
状況を考えれば、こういうところでは三脚を使わないで、‘空いている隙”から撮影するというのが筆者の流儀だが、雲海の場合は「撮る場所」と「使うカメラ」以上に大事なことがある。

なぜなら、この話は雲海が発生しないことには始まらない!(笑)。
一般的に「備中松山城」で雲海が発生するのは、例年9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃とされ、特に10月下旬~12月上旬の早朝に濃い朝霧が期待できるという。
筆者が撮影したのは、2016年12月3日だ。
なお、現在は事前に「雲海」の発生確率を予想してくれているサイトがあるので、それを参考にすれば、より遭遇確率は高められると思う。
「備中松山城 雲海展望台」の周辺車中泊事情

まず夜明け前から撮影のベストポイントを押さえたいなら、前述した4.5台が停められる「備中松山城雲海展望台」の無料駐車場で車中泊をするのがいちばん確実だろう。
まして厳冬期になれば、夜明け前はアクセス道路が凍結する恐れもあり、朝から出かけるほうが危険な時も出てくる。

ただ、現地にはこういう注意書きがある。
なお、12月初旬でも朝方はかなり冷え込むので、防寒対策は万全に。またここには野生の猿がいるので、食品やゴミの管理にも気をつけよう。

無難でお勧めなのは、凍結する時期を外して、「備中松山城雲海展望台」まで約11キロ、クルマで15分ほどのところにある「道の駅 かよう」での車中泊だ。
ただしその場合は、遅くても6時前に出ないと、展望台でクルマを停める場所がなくなるかもしれない。

また、運悪く「道の駅 かよう」が満車の時は、近くにある「楢井ダム公園」の無料駐車場でも車中泊は可能だ。
「楢井ダム公園」は、「賀陽インター」から国道484号を高梁市内方面に向かって約3キロのところにあり、駐車場は夜間も出入りが可能でトイレがある。
男女別のトイレは和式だが、洋式の多目的トイレも完備しており、ペーパーも用意されていた。
この公園の次の交差点が「備中松山城・雲海展望台」への導入路で、ここからなら約7キロ・20分で到着できる。
岡山県 車中泊旅行ガイド

準備中です。
旅行者のための「お城めぐり入門講座」
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
この記事がよく読まれています。

























