この記事は「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、20年以上に及ぶアウトドアや旅を通じて感じたことや、遭遇したエピソードを題材にしています。
たびの空から~エッセイ&忘備録~
クルマ旅専門家・稲垣朝則が、車中泊の取材旅で書き残した忘備録と、旅でのエピソードを綴ったエッセイを収録しています。
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情報は「素材」、ガイドは「レシピ」、旅は料理。
今年最初の寒波が入った昨日、「関西の奥座敷」こと有馬温泉まで出かけてきた。有馬温泉に行くのは4年ぶりだが、今回有馬温泉に来た主たる目的は、神戸ルミナリエと抱き合わせた1泊2日のクルマ旅ガイドを完成させるためだ。
そのためは「金の湯」だけでなく、有馬温泉をこよなく愛した太閤秀吉ゆかりの場所、そして有馬温泉界隈の駐車場等を再調査する必要があった。
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云ってみれば筆者の仕事は「クルマ旅のレシピづくり」だ。
温泉・グルメ・車中泊スポットなどの情報は、料理で云うと「肉」や「野菜」と同じ素材にあたる。
それを季節や時期に応じて、鍋にしたり懐石に仕立てることで、「筆者オリジナルの旅」が産まれる。
実際に筆者達の旅姿が表に出る雑誌やテレビは「料理番組」のようなもので、大事なことはその時の「レシピ」を参考にして、多くの旅人に「自分の手で料理をしてもらうこと」だと思っている。
筆者の書いた「レシピ本」通りに、旅をしてもらえるのは光栄だ。しかし、嫌いな「素材」を無理に使う必要はない。代わりに好みの素材を加えアレンジしてこそ、本当の「旅行力」は培われる。
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