25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、福島県の「会津エリア」を走る「SLばんえつ物語」の概要と運行の詳細です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
「会津エリア」には、全国でも8路線しかない現役のSL観光列車が運行している。

「会津エリア」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.22
2010.08.23
2011.10.17
2012.04.29
2012.10.17
2013.08.20
2020.07.15
2021.04.11
2024.10.12
※「会津」での現地調査は2024年10月が最新で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年5月に更新しています。
SLばんえつ号の概要と運行の詳細

最初にお断りを。

こうして「SLばんえつ号」を撮影しているとはいえ…
筆者は鉄道ファンではなく、”筋金入り”どころか針金にも及ばない「なんちゃって撮り鉄」だ(笑)。
なので、もし間違ってその筋の方がこのサイトにお越しになっても、おそらく役に立つことはほとんど書かれていないと思う。
にもかかわらず「SLばんえつ号」を紹介しているのは、SLの運行路線が希少になりゆく今の日本で、「会津若松」を旅するなら『見ておいて損はない』と思うから。
NHKの大河ドラマを含めて、歴史が好きな人にすれば「会津若松」は楽しいところだが、そうではない人にとっては、意外にも見るものが少ないのがこの町だ。
「SLばんえつ物語」の歴史と車両

まず、SLは「Steam Locomotive」の略。
SがSteamなのは察しがつくとして、Lが分かる人は「鉄ちゃん」くらいかもしれないが(笑)、Locomotiveは文字通り「機関車」を意味しており、2024年現在の日本には、17車両ほどが走行可能な状態で残されているという。
ちなみにその中で、日本国内で乗車することができる現役SL路線は以下の通りで、「SL北びわこ号」が撤退した現在は、関西では「SLやまぐち号」しかない。

【北海道】
JR北海道「SL冬の湿原号」
【新潟~福島】
JR東日本「SLばんえつ物語」
【群馬】
JR東日本「SLみなかみ号」「よこかわ号」
【茨城~栃木】
真岡鐵道「SLもおか号」
【埼玉】
秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」
【埼玉】
東武鉄道「SL大樹」「大樹ふたら」
【静岡】
大井川鐵道「かわね路号」
【山口~島根】
JR西日本「SLやまぐち号」
さて。

JR東日本の定期的なSL保存運転として、1999年4月に運行がスタートした「SLばんえつ物語」で、今も使用されている「C57-180」は、全国でも指折りの良好な保存状況が保たれており、SLが単独で牽引する列車としては、全国最長の7両編成(機関車含め8両編成)となっている。

鉄道ファンから「シゴナナ」と呼ばれる「C57」は、1937年(昭和12年)から1947年(昭和22年)にかけて製造された蒸気機関車で、その美しいスタイルから「貴婦人」の愛称で親しまれており、他では「SLやまぐち号」にも使われている。
ちなみに、運行開始当初の列車名は「SLばんえつ物語号」だったが、2008年の運行からヘッドマークの表記に準じた「SLばんえつ物語」に変更された。
「SLばんえつ物語」の運行内容の詳細

4月 から11月までの土曜・休日を中心に1日1往復が運行される「SLばんえつ物語」は、新潟県の「新津駅」から福島県の「会津若松駅」までの111キロを、片道約3時間30分かけて走行している。
客車は普通車4両・展望車2両・展望グリーン車1両の計7両編成で、停車駅は以下の通りとなっている。
新津駅 – 五泉駅 – 咲花駅 – 三川駅 – 津川駅 – 日出谷駅 – 野沢駅 – 山都駅 – 喜多方駅 – (塩川駅) – 会津若松駅
運行時間・運賃等の詳細は時折変更されるので、こちらの公式サイトを参照に。
なお本来なら、続けて「SLばんえつ物語」の撮影スポットを紹介したいところだが、さすがにそこまでの情報は所持しておらず、撮影を希望する方は以下のサイトを参考するといい。
もっとも、いちばん確実なのは駅のホームで撮ることだけどね!
ちなみに「会津若松駅」の入場券は、最長2時間まで150円、「SLばんえつ物語」は2番線から発着する。
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