この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

これぞまさに、百万ドルの夜景!

六甲山には大阪湾を見渡す、3つの有名な展望台がある。

この2枚の写真は「六甲山ガーデンテラス」で撮影したが、若者にはいいデートコースでも、いまさら中高年がワクワクするところではなかった(笑)。

ついでに云うと、この「天覧台」も同じだ。
ここはクルマのない観光客には受けがいいみたいだが、駐車場が狭いので満車時は停める場所を探すのに苦労させられる。そのわりに、見える景色は「六甲山ガーデンテラス」と大差がない。
それより、ワクワクするのはこの景観だと思う。

北海道の函館山も長崎の稲佐山も、光源の数ではまったく太刀打ちできない、この素晴らしい夜景が見られるのは、有料道路の芦有ドライブウェイの途中にある「東六甲展望台」だ。
しかし「100万ドルの夜景」とはよく云ったものだ。実際に現地で見た美しさは、写真どころではなかった。
ちなみに円ではなくドル…
このキャッチフレーズが生まれたのは、1ドル=360円の固定レートだった時代なのだろう。今では値打ちが1/3、いやインバウンドには3倍だ(大笑)。
車中泊について

有料道路のパーキングを兼ねているので、夜間も利用可能なトイレがあり、車中泊もしようと思えばできる。

だが、このような閉鎖的なロケーションでの車中泊は、筆者なら避ける。
この景色を撮影するのは初冬がいい。
筆者は12月初旬に出かけたのだが、その時期は日没が早く、18時にはもう夜景が見られる。しかもまだその時間帯なら路面が凍結する心配もない。
ただ車中泊してしまうと、翌朝はどうなるかわからない。
東六甲展望台の標高は645メートル。凍結したワインディングを、キャンピングカーで朝から下る勇気を、筆者は持ち合わせていない(笑)。
最後に余談を。
この景色、前にテレビで見たような?
という貴方は、「倍返しだ!」の決めぜりふが流行語になり、最終回の関西地区の視聴率が45・5%をマークした、TBS系の連続ドラマ「半沢直樹」を見ていたはず。

ドラマでは筆者も住む「千里ニュータウン」付近にあるような印象だったが、実際は芦屋にある。
お気軽に、昼も夜も、山も海も街も楽しめるのが「神戸」。

詳しいのは神戸だけじゃない。



