「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
「温泉」=熱い地下水じゃない。
一度でも温泉分析書や泉質に関する資料を読んだ経験があれば、この手の話には耳慣れない用語が山のように登場することをご存知だと思う(笑)。
ゆえに「ややこしい話」はいいから、常識レベルのことだけが知りたい…
それは「無知」では困るが、「通」や「オタク」になりたいとまでは思わない「温泉の中流意識」であり、レジャー気分で温泉に行きたい人の偽らざる本音だと思う。
そこで冒頭の質問に戻ろう。
素人感覚では「温泉は熱いお湯で、地下水は冷たい水」になるわけだが、「冷泉」という言葉が示す通り、日本には「冷たい温泉」が存在する。
つまり温泉かどうかは、「水温」ではなく「水質」で決まる。そしてそれを明確に区別するための指標が「温泉法」という法律だ。
なるほど、そういうことか。
旅行者なら、この話はここまででいいと思うが、一応参考までに(笑)。
温泉とは
●採取された時の温度が25度以上
もしくは
●以下の物質の1つ以上を、一定量以上含有する1.溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1000mg以上
2.遊離炭酸(CO2) 250mg以上
3.リチウムイオン(Li+) 1mg以上
4.ストロンチウムイオン(Sr++) 10mg以上
5.バリウムイオン(Ba++) 5mg以上
6.フェロ又はフェリイオン(Fe++,Fe+++) 10mg以上
7.第一マンガンイオン(Mn++) 10mg以上
8.水素イオン(H+) 1mg以上
9.臭素イオン(Br-) 5mg以上
10.沃素イオン(I-) 1mg以上
11.フッ素イオン(F-) 2mg以上
12.ヒ酸水素イオン(HAsO4–) 1.3mg以上
13.メタ亜ひ酸(HAsO2) 1mg以上
14.総硫黄(S)[HS-,S2O3–,H2Sに対応するもの] 1mg以上
15.メタホウ酸(HBO2) 5mg以上
16.メタけい酸(H2SiO3) 50mg以上
17.重炭酸ソーダ(NaHCO3) 340mg以上
18.ラドン(Rn) 20×10-10Ci以上
19.ラジウム塩(Raとして) 1億分の1mg以上
※含有量は1kg中


日本全国の主な温泉地と秘湯・名湯 入湯レポ-ト
車中泊の旅で入湯してきた日本全国の主な温泉地と、秘湯・名湯の入湯レポートを収録しています。

車中泊の温泉旅が、10倍楽しくなる話
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