秋の東海取材旅 奥飛騨温泉郷/2014.10

奥飛騨温泉郷 三重県の忘備録
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、原稿作成のためのメモ代わりに書き残してきた「忘備録」を、後日リライトしたものです。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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奥飛騨温泉郷から、乗鞍高原経由で白川郷へ

先週末は台風18号に行く手を阻まれ、やむなく自宅待機となって乗鞍畳平付近の紅葉ピークを逃してしまった。

そこでこの週末に取材をずらしたのだが、今度は19号がやってくるという。そうなると大きく紙面の編成が変わってしまうため、昨日の朝に自宅を出て、ひとり奥飛騨温泉郷までやってきた。

ここで東京から来る2人組の若者と合流する。

新穂高ロープウェイ 展望台

小百合様が着物姿でソフトバンクのCMを撮られた、新穂高ロープウェイ・山頂駅展望台からは西穂高がくっくり見え、その横にはジャンダルムと槍ヶ岳も顔を覗かせた。夕方近い時間だったが、ここまで山が見えるのは珍しい。

平湯キャンプ場

今年の紅葉は少し足早なようで、10月10日で平湯キャンプ場も既に色づき始めている。

筆者がこの時期に奥飛騨温泉郷にきたのは意味がある。秋の岐阜県を最大級に楽しむコンテンツは、長良川の鵜飼(10/15まで)・高山祭り(10/9.10)・奥飛騨温泉&乗鞍高原の紅葉(10初~中)。

つまり今が一番いい時期にあたる。

乗鞍高原

その中で一番見頃を見定めにくいのが紅葉だ。先週に来ていれば乗鞍岳の畳平周辺で紅葉のピークを撮影できたのだろうが、昨日9日の時点で紅葉前線は乗鞍高原の三本滝近くまで下がっていた。

乗鞍スーパー林道 紅葉

また既に乗鞍スーパー林道も紅葉が進んでおり、本来なら3連休は乗鞍高原から白骨温泉を経て、奥飛騨温泉郷でも紅葉が見られるはずだが、それも台風19号の進路しだい… 各旅館や旅行会社は、ヤキモキしながら天気予報をチェックしているに違いない。

三本滝

そんなわけで結局昨日は乗鞍岳まで行くのをやめて三本滝を撮った後、再び平湯に戻ってきた。

ユッケ風朴葉味噌焼き

浮いたバス代で食べたのが、飛騨牛の朴歯味噌焼き(笑)。

極めつけは、卵を味噌の上に落とすユッケ風の食べ方で、コイツは本当に旨かった。4つあった卵と300グラムの飛騨牛をこの食べ方で全部消化し、体力を回復。明日は白川郷に向かう。

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朝7時に平湯キャンプ場を後にした筆者達が向かったのは、白川郷の少し手前にある大白川露天風呂だ。

大白川露天風呂

ここはかねてから一度行ってみたいと思っていた絶景の楽しめる温泉で、もっと「野湯」に近い環境かと思っていたが、白山の登山口にある「白水湖畔ロッジ」がきちんと管理しており、300円の料金以上の満足感が得られる。

県道白山公園線

ただし道中は半端じゃない。

国道156号から道の駅飛騨白山の手前で県道白山公園線に入り、約11キロ走った終点の白水湖畔にある。

県道白山公園線は狭く曲がりくねった道で、いつ土砂崩れが起きてもおかしくはない。今回の台風19号が大雨をもたらせば、それでジ・エンドとなることも十分にあり得るだろう。当然ハイエース以上の車両が通るのは難しい。

白水の滝

途中にある白水の滝。「さすがに、ここにはもう来ることはなかろう」。と思って観瀑台まで行くことにした。

多分、多くの人がそう思うに違いない(笑)。

白川郷

フーフー言いながら国道まで戻り白川郷へ。

ただこの季節の白川郷は絵にならないことがわかっているので、無料駐車場にクルマを停めてささっと回ってきた。

白川郷の湯

今回白川郷に立ち寄ったのは「白川郷の湯」に再湯するためだ。

2002年にオープンした当初に一度入っているのだが、この仕事をする前で記憶は残っていない(笑)。お湯は透明ではなく笹濁り、思った以上にいいお湯だった。

ここからは国道で、一気に富山の黒部峡谷に湧く宇奈月温泉へと向かう。

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