25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 きくすい」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 きくすい」は、キャンプ場とRVパークを併設しているが、道の駅の車中泊環境はいまひとつ。

道の駅 きくすい DATA
道の駅 きくすい
〒865-0136
熊本県玉名郡和水町江田455
☎0968-86-3100
営業時間
9時~19時
年中無休(年末年始を除く)
「道の駅 きくすい」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第8回
登録日/1995年4月11日
2022年に故障した温泉の復旧を断念し、その後温泉施設は廃館になっている。
「道の駅 きくすい」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2014.12.30
2022.12.29
※「道の駅 きくすい」での現地調査は2022年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年3月に更新しています。
道の駅 きくすい【目次】
「道の駅 きくすい」のロケーション

「道の駅 きくすい」は、地元で「キタクマ」と呼ばれる熊本県北地域(玉名市、山鹿市、菊池市、和水町)の一画にあり、今では老舗の部類にはいる道の駅だ。
温泉が併設していたこともあり、かつてはここに長期滞在する車中泊旅行者も多かったと聞くが、温泉施設は2022年の故障の修繕目処がたたないことから廃館が決まり、現在は約24キロ・クルマで30分ほど離れたところにある「道の駅 プラザかもと」に流れているようだ。
いずれにしても、
時間を気にせず温泉でのんびり寛ぎたい人にとって、「キタクマ」が居心地のいいエリアであることに間違いはない。

ちなみに「道の駅 きくすい」は、キャンプ場とRVパークを併設しているが、サイドオーニングを広げたり電源が使いたい人には、同じく温泉にオートキャンプ場とRVパーク、そして車中泊ができる広い無料駐車場を持つ、「草枕温泉てんすい」のほうが、景色も美しくていいと思う。
いっぽう、道の駅を「旅の宿」として利用したい車中泊の旅人にとって、「道の駅 きくすい」の立地は捨てがたい。

ここは佐賀市内から柳川、さらに盆踊りの定番曲「炭坑節」でお馴染みの、世界遺産に登録された三池炭鉱や、長崎県の島原半島とつながる「有明フェリー」が発着する長洲港にも近い。

なお「道の駅 きくすい」がある和水町は、2019年に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」前半編の主人公で、「日本のマラソンの父」と呼ばれた金栗四三(かなくり しそう)の出身地でも知られている。
ただこのドラマは、筆者がこの10年間で唯一、途中で見るのをやめたくらい、おもしろくなかった(笑)。
「道の駅 きくすい」の施設

それにしても…
「道の駅 きくすい」は、なんて分かりづらい道の駅なんだ!
いきなり駐車場の入口にエアストリームの停まったブースが構えられているので、RVパークの受付かと思ったら、なんと移住者募集のインフォメーションだった。

さらにそこから肉屋、パン屋ときて、一番奥に駅舎がある。
でもって、その前は驚くべき傾斜のある駐車場になっており、RVパークとキャンプ場の姿はどこにも見えないのだから、そりゃ~誰だって面食らうだろう。
この常識ハズレな道の駅を理解するには、空の上から見るしかない。

まずは我々にとって、いちばん大事な車中泊スペースの話から書こう。

「道の駅 きくすい」で車中泊に適しているのは、駅舎からもっとも離れた場所にあるこの「第二駐車場」だ。

ここはフラットで、24時間トイレも用意されている。

トイレは多目的トイレが洋式になっているが、ウォシュレットはない。

しかし東屋と水場が用意された「離れ」のようになっており、居心地は悪くない。
旅慣れた車中泊旅行者なら、ここで一晩泊まるのに弊害はないだろう。
ちなみに200メートルほど行けばコンビニがあるので、トイレが気になる人はそちらを利用すればいい。
もっとも…
ここが長期滞在者の温床になりやすいのは当然で、運が悪いと「主」が居着いているかもしれない(笑)。

続いて、こちらが未舗装のRVパークで3台分の区画がある。
利用料金は電源(1500W)代込みで1泊2500円。しかも車室枠内に限り、テントの設営が可能。
「キタクマ」にある名湯めぐりの拠点にするなら、そう悪くはない条件だと思うが、トレーラーは不可となっている。

いっぽうこちらは、駅舎の裏手を流れる江田川の河畔に整備された、なごみキャンプ場のフリーサイト。

出典:道の駅きくすい公式サイト
筆者が訪ねた日は、休みだったのか、誰も利用者がいなかったが、この公式サイトの画像を見ると、クルマは周囲の舗装された道路に駐め、芝生内には乗り入れられないようだ。
2025年3月現在、そのフリーサイトの料金は1泊2600円だが、こことは別にクルマをサイトに横付けできる3900円のオートサイトもできている。
ただし電源サイトは見当たらない。

最後に、こちらが「道の駅 きくすい」の直売所だが、野菜と果物中心で、他の道の駅に比べると品揃えは明らかに物足りない。
なお駅舎側の24時間トイレは、ウォシュレットになっていた。

2022年頃から、「道の駅 きくすい」にはリニューアルの計画が持ち上がっているようだが、2025年3月時点での具体的な進展情報は見当たらない。
ロケーションに恵まれているだけに、やるなら早いほうがいいと思うが、ここが道の駅でなくなったとしても、もはや車中泊の旅人が困ることはなさそうだ。
「道の駅 きくすい」の車中泊好適度
「道の駅 きくすい」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:トイレの中にあり。24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置

どうせ置くなら、これはないかと(笑)。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 きくすい」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
菊水ロマンの湯
※道の駅に併設しているが、故障のため再開を断念し廃館。
代替えの温泉は、
三加和温泉なごみ乃湯
道の駅から約10キロ
☎0968-34-2249
おとな500円
毎週火曜日と毎月26日(風呂の日)は、18時以降400円
10時~21時(受付最終20時15分)
水曜定休
コンビニ
セブンイレブンまで約200メートル。
スーパーマーケット
「スーパー菊川」まで約1.2キロ。
「道の駅 きくすい」のアクセスマップ
熊本県 道の駅・車中泊好適度チェック!
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