三徳山三佛寺「投入堂」参拝ガイド 【クルマ旅のプロが解説】

三徳山三佛寺 投入堂

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、三朝温泉の近くにある三徳山三佛寺「投入堂」の参拝ガイドです。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


 

~ここから本編が始まります。~

三徳山三佛寺「投入堂」は、伝説の行者・役小角によって建立されたと伝わる、”日本一危険な国宝”。

三徳山三佛寺

三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)は、鳥取県の三朝町にある天台宗の仏教寺院で、706年(慶雲3年)に役小角(えんのおづの)が修験道の行場として開いたと伝わる。

その後、849年(嘉祥2年)慈覚大師円仁によりに本尊釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来の三仏が安置されるが、当時は鳥取県のほぼ中央に位置する三徳山全体を境内としていた。

金峰山寺

役小角の名前は、どこかで聞いたことがある人が多いと思う。

「役行者(えんのぎょうじゃ)」とも呼ばれる役小角は、飛鳥時代から奈良時代の呪術者で、修験道の開祖とされている。

実在の人物だが、不思議な力を駆使して空や野山を駆けめぐり、鬼神を自在に操るなど、伝えられる人物像は後世の伝説によるところが大きいようだ。

その功績の中でとりわけ有名なのは、世界遺産となった奈良県吉野山にある金峰山寺(きんぷせんじ)。

蔵王権現をご本尊とするこの古刹も、7世紀後半に役小角が開いたとされる。

投入堂

さて。三佛寺の代名詞ともいえる「投入堂」には、その役小角が三徳山を訪れた際に、麓でお堂を作り、法力でお堂を手のひらに乗るほど小さくして、大きな掛け声と共に断崖絶壁にある岩窟に投入れたと云う伝説が残る。

投入堂

これが麓から見える「投入堂」。

写真は150ミリほど望遠をかけて撮影しており、肉眼ではもっと小さく見える。

ゆえにこれを見ると、「伝説」がリアルに思えてくるから面白い(笑)。

そんなロマンに満ちた話を名前の由来に持つ「投入堂」は、神社本殿形式では日本最古を誇る国宝で、1000年以上の時を経た現在でも、建築物としては一級品の価値を持っている。

投入堂 観察地点

投入堂は三徳山に登らなくても、県道21号沿いに設置された無料の望遠鏡で見ることができるのだが、ここまできたらぜひとも目の前で拝みたい…。

その想いを実現するため、筆者たちは再訪した。

参拝記 2018年12月1日 

投入堂まで行くには、パンフレットには「道程は約700m、往復所要時間は、1時間から1時間30分」と書かれているが、初めての場合は2時間近くかかると思ったほうが良いとのこと。

また入山時の服装チェックは厳しいようで、スカートやハイヒールは論外、足を露出したハーフパンツ姿でも断られるという。

トレッキングシューズ

ということで、念の為トレッキングシューズを持参。

この靴は屋久島の千年杉や槍ヶ岳など、10時間超えの「マジ登山」で使ったアイテムだが、国宝を参拝するのに、本当にここまで要るのか?と思ったが、結果としては正解だった。

投入堂 服装チェック

「投入堂」参拝の受付では、服装とシューズのチェックを受けるが、特にシューズに関しては厳しく、ソールまで見せる必要がある。

もちろんビブラムソールの我々は問題なし。

わらじ

ただしアウトと判断されると、有償の「わらじ」に履き替えなければ、通してもらえない。

確かに道中では「わらじ」を履く若い女性を何人か見かけた。

元来ここは修行場だけに現代版の山伏装束、つまりはきちんとした登山の装いが求められる。

三徳山三佛寺「投入堂」

それが冗談じゃないことは、すぐに分かる。

「投入堂」の参拝は、登山というよりは岩登りに近く、もはやアウトドアの領域といえる(笑)。

もっと危険なところもあるが、そこは撮影する余裕さえないほどだった。

かくして念願の「投入堂」に到着。

くしくもこの日は「結婚記念日」。

波乱万丈の夫婦らしい思い出となった(笑)。

投入堂

これが「投入堂」までの参拝ルート。途中には幾つかのお堂がある。

入山届

参拝には「入山届」の記入が必要。帰りは膝に力が入らなくなるほどキツかったが、筆者たちはなんとか2時間弱で「生還」した(笑)。

ちなみに料金所は2ヶ所あり、合計で「ひとりあたり800円」になる。

投入堂参拝者用 駐車場

なお、県道21号沿いに参拝者用の無料駐車場が用意されている。

トイレがあるので車中泊も可能。三朝温泉までは約3キロしかなく、「穴場」スポットといえるかもしれない(笑)。

三徳山三佛寺 オフィシャルサイト

 

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「マップで開く」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 経路を選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると選択でき、人マークの上のアイコンをタップすると、有料道路の利用・不要も選べます。

 

倉吉・三朝温泉 車中泊旅行ガイド

トップページにはこちらから。

倉吉 車中泊旅行
倉吉の楽しみ方と車中泊事情
鳥取県の中央部に位置する、白壁土蔵の町「倉吉」の魅力と車中泊事情をご紹介。
三朝温泉 車中泊
三朝温泉の魅力と車中泊事情
倉吉市内から15分ほどのところにある三朝温泉の魅力と車中泊事情をご案内。
三徳山三佛寺 投入堂
三徳山三佛寺「投入堂」参拝ガイド
三朝温泉の近くにある、日本一危険な国宝の参拝ガイドです。
倉吉・三朝温泉 関連記事一覧
倉吉・三朝温泉 関連記事一覧
これまで取材してきた、倉吉・三朝温泉・はわい温泉・東郷温泉に関連するすべての記事の一覧です。

鳥取県 車中泊旅行ガイド

鳥取県 車中泊旅行ガイド

トップページにはこちらから。

鳥取(浦富海岸・鳥取砂丘・市内)車中泊旅行ガイド
鳥取県東部エリアの見どころと車中泊情報のインデックスページです。
倉吉・三朝温泉 車中泊旅行ガイド
鳥取県中部にある倉吉・三朝温泉及びはわい温泉・東郷湖温泉の車中泊旅行ガイドです。
蒜山高原・大山 ドライブ&車中泊
蒜山高原・大山 ドライブ&車中泊ガイド
蒜山高原・大山一帯の観光と車中泊に関する情報をまとめてお届けしています。
美保湾 車中泊ガイド
米子・安来・境港の車中泊事情&お勧め車中泊スポット
美保湾一帯の観光と車中泊に関する情報をまとめてお届けしています。
鳥取県の道の駅 車中泊
鳥取県の道の駅 車中泊好適度をクルマ旅のプロがまとめてチェック!
これまで取材してきた鳥取県の道の駅を、オリジナルのカテゴリーに分けて紹介しています。
鳥取県 関連記事一覧
鳥取県 関連記事一覧
これまでに取材してきた、すべての鳥取県に関連する記事の一覧です。

車中泊でクルマ旅 総合案内

トップページにはこちらから。

クルマ旅を愉しむための車中泊入門

トップページにはこちらから。


フェイスブック

インスタグラム



この記事がよく読まれています。

車中泊のクルマ旅は、新しい日本の「旅のカタチ」
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、車中泊で旅する魅力をご紹介しています。
道の駅での車中泊は、簡単に”禁止”できるものではなく、ルールを守れば原則OKが本筋。【現役のプロ車中泊旅行家が解説】
車中泊歴25年の車中泊旅行家が、2025年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
車中泊旅行者にとって、本当に役立つ「車中泊スポット情報」とは?【車中泊旅行家が解説】
25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、自分たちにとって本当に有益といえる「車中泊スポット情報」とは何かを、具体的にわかりやすく解説しています。
車中泊で使える、クルマ・グッズ・スポットよりも大事な3つの話
この道25年の現役のクルマ旅専門家が提唱する、「車中泊の本質」「車中泊の流儀」「車中泊の定義」の3つの話を、分かりやすくまとめてご紹介。
オートパッカーの「プロモデル」キャンピングカー ”ハイエースWiz”
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家・稲垣朝則が実践している、車中泊旅行スタイル「Auto-Packer(オートパッカー)」の、”プロモデル”として使われているハイエース・キャンピングカーWizの実使用レポートです。
error: Content is protected !!