25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 クロスウェイなかまち」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
奈良県の世界遺産・東大寺と法隆寺から近い「道の駅 クロスウェイなかまち」は、交番隣接の安心して車中泊ができる”奈良市内のベスト車中泊スポット”

道の駅 クロスウェイなかまち DATA
「道の駅 クロスウェイなかまち」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第59回
登録日/2023年8月4日
開駅日/2024年11月30日
前身は2010年に開催された、平城遷都1300年祭のパークアンドライド駐車場。
道の駅 クロスウェイなかまち 筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2025.01.26
2025.10.24
「道の駅 クロスウェイなかまち」での現地調査は2025年10月が最新です。
道の駅 クロスウェイなかまち【目次】
「道の駅 クロスウェイなかまち」のロケーション

「道の駅 クロスウェイなかまち」は、有料の「第二阪奈道路・中町インター」から約1分、無料の「阪奈道路・三碓インター」から約7分と、大阪からマイカーでアクセスしやすい場所に、2024年11月にオープンした奈良県の新しい道の駅だ。
名前の「クロスウェイ」は、道路が交差するからではなく、『人やモノ、情報が交差する道』という意味で使われている。

大阪からのアクセスは別としても、

世界遺産で大仏様が鎮座する「東大寺」まで約9キロ・20分、

また同じく世界遺産の「法隆寺」へも約10キロ・20分で行けると聞けば、京阪神に住んでいなくても、「道の駅 クロスウェイなかまち」が、いかに素晴らしい立地に誕生したかをご理解いただけると思う。
それゆえ”奈良市内のベスト車中泊スポット”と評したわけだが、もちろんそれは、『奈良を車中泊で旅する人』にとってが前提で、近畿在住の人よりもむしろ、九州や関東のような遠方から来られる人にほど当てはまる。
京阪神在住の人ならよくご存知だと思うが、”世界遺産銀座”とも云える「東大寺(奈良公園)」周辺は、京都市内と双璧をなす近畿でも指折りの渋滞スポットだ。

ゆえに京阪神に住む車中泊好きが、『新しい道の駅がどんなのか、一度見に行きたい』というような動機で行くのは、あまりお勧めではないと思う。
ここは2025年に神奈川県の湘南海岸にオープンした「道の駅 湘南ちがさき」と同じく、評判が広まれば広まるほど、全国からやってくる観光客が増え続けるため、少なくとも2.3年はずっと混みっぱなしになりそうだ(笑)。

筆者が車中泊をしたのは、10月24日(金)の特に何もない夜だったが、駐車場には大分、成田、愛媛、岐阜等の県外ナンバー車を含めて20台ほどが泊まっていた。
「道の駅 クロスウェイなかまち」の施設

出典:道の駅 クロスウェイなかまち
「道の駅 クロスウェイなかまち」は、道路利用者の休憩機能のほかに、直売所や、レストラン・カフェのある地域振興機能、地域観光のゲートウェイ機能、さらにバスターミナルを持つ交通結節点機能と防災機能を持つ、いわば”オールインワン”みたいな道の駅で、『ここまでしないと、道の駅の審査に通らないのか?』と思えるほど、”こってり”している(笑)。

もともと、「平城遷都1300年祭」のパークアンドライド駐車場として整地された土地なので、史跡を除けば狭い奈良市内にしては、驚くほど広い敷地面積を誇っており、普段は夜間まで満車で入れないことになりそうにはない。

有り余る敷地の裏側には、遊具のある公園とドッグランもある。

トータル237台の駐車場はどこもが概ねフラットだが、車中泊にはやはり24時間トイレに近い、このあたりが妥当だ。

24時間トイレは、「北東棟」と呼ばれる建物の中にある。

もちろんトイレはウォシュレットが完備。
近頃の道の駅に比べると殺風景にも思えるが、そもそも用が済めばさっさと次の人に場所をあけるべき道路休憩施設のトイレに、”癒やし”の演出なんて不要だろう。
トイレの演出にお金をかけている道の駅を見ると、筆者には『建設コストを業者にいいように上げられているだけ』のように思えるのだが、さすがに『財布がきんちゃく』と云われる奈良県の道の駅だけあって、カネはあっても出口はシビアに締めている(笑)。

いっぽうトイレの入口横は休憩スペースになっており、ここも24時間利用できる。

さらにこのロケーションには”不可欠”と思える観光案内所も、しっかり備えており、こういうところにお金をかけることには大賛成だ(笑)。

さて。
実は「道の駅 クロスウェイなかまち」で、もっとも筆者が評価しているのは、物販飲食店が20時まで営業していることだ。
さすがは、”ワークライフバランス”で話題になった「高市総理」のお膝元だけのことはある(笑)。

民間ではこのくらいの営業時間は当たり前で、『ガソリン暫定税率の廃止』といっしょに、ぜひ『全国の道の駅の認定における、営業形態の見直し』もやっていただきたいものだ。
そうすれば、特に地方は新たな財源の補填にもなるのでは。
財源がないというなら、ここのように自ら稼ぐ姿勢を見せないと、クルマを持つ国民は納得しない。

それもあってか、「道の駅 クロスウェイなかまち」の売店(直売所)の品揃えは充実している。

旅人にお勧めなのは「奈良漬け」。
本場だけあって種類も多いし、他県ではほとんど見ないまさにソウルフードだ。

加えて旅人に勧めたいのが、知る人ぞ知る「ごろごろ水」だ。
世界遺産にも登録されている、天川村の「大峰山」登山口の手前に湧水地があるのだが、この水は腐らないことで有名だ。
かつては無料で汲めたので、ポリタンクを持ってよくそこまで通ったが、今は有料になったこともあり、滅多に行かなくなってはいるが、このくらいで買えるのなら、お試しにどうぞと思う。

なお、飲食コーナーの「なかまちキッチン」はフードコート形式になっており、営業時間は9時から20時だ。
ただ、残念ながら、
「道の駅 クロスウェイなかまち」には、可燃物のゴミ箱が見当たらなかった。
「道の駅 クロスウェイなかまち」の車中泊好適度
「道の駅 クロスウェイなかまち」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:トイレにあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置

ここにはぜひ、インバウンドに大挙押し寄せてきていただきたいものだ。
そうすれば、否応なしに京都市みたいに可燃物のゴミ箱を置かざるを得なくなる。
もともとゴミが持ち帰れない旅行者だらけの京都や奈良、そして長野や北海道で、ゴミを回収しないほうが”非常識=マナー違反”だっただけの話。
公園や街角からゴミ箱が消えたのは、テロリストなどが危険物をそこに仕掛ける可能性があったからだし、最近はクマを呼ばないための有効な対策だと思うが、道の駅は人目も多く、同じ理屈は成り立たない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 クロスウェイなかまち」の温泉&周辺の買い物施設

サイクルステーションの更衣室にシャワーがある。
1人1回 400円
9時~17時(受付最終16時30分)
最寄りの温泉(薬草風呂)は

薬師湯殿
道の駅から約2キロ
☎0742-45-0081
おとな600円
10時30分~19時(営業終了)
水曜 定休
お寺のお風呂なので半信半疑だったが、ロッカーもシャワー・ソープ・ドライヤーも完備しており、まったく問題なしだった。
なお、遅くまで営業しているのは
ゆららの湯 奈良店
道の駅から約8キロ
☎0742-30-1126
平日:おとな850円
休日:おとな910円
7時 ~ 24時(最終受付 23時30分)
無休
コンビニ
ファミリーマートまで約1.2キロ。

スーパーマーケット
「イオンタウン(ダイエー)」が道路を渡ったところにある。
ただクルマだと大回りになるので、歩いていくほうが早いかもしれない。
「道の駅 クロスウェイなかまち」のアクセスマップ
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