車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年5月現在の「道の駅 清流茶屋かわはら」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 清流茶屋かわはら」は、鳥取道のパーキングエリアを兼ねた道の駅
「道の駅 清流茶屋かわはら」 DATA
道の駅 清流茶屋かわはら
〒680-1213
鳥取県鳥取市河原町高福837番地
☎0858-85-5331
営業時間
直売所 9時~19時
年中無休
「道の駅 清流茶屋かわはら」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第21回
登録日/2005年8月10日
「道の駅 清流茶屋かわはら」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.08.25
2018.12.01
2023.05.05
※「道の駅 清流茶屋かわはら」での現地調査は2023年5月が最新になります。
道の駅 清流茶屋かわはら【目次】
「道の駅 清流茶屋かわはら」のロケーション
「道の駅 清流茶屋かわはら」は、鳥取市河原町にある国道53号の道の駅で、隣接する鳥取道の河原PA(下り線・鳥取方面行き)からも利用できる。
「道の駅 清流茶屋かわはら」の利用価値を知ってもらうために、まずは鳥取道について簡単に説明しよう。
鳥取道は、兵庫県姫路市と鳥取県鳥取市を結ぶ86.5kmの高速道路だが、多くの旅行者が利用しているのは、そのうちの中国自動車道・佐用ジャンクションから鳥取インターにいたる62.3kmだ。
2013年(平成25年)3月に、この無料の高速道路が全線開通したことで、鳥取砂丘や浦富海岸へのアクセスルートは激変した。
中国吹田インターから「道の駅 清流茶屋かわはら」までは、約170キロ・休憩込みで2時間30分ほどの距離になる。
この距離なら金曜日の帰宅後、食事と入浴を済ませて9時に家を出ても、その日のうちには到着できる。
ちなみに同じ中国吹田インターから、兵庫県の但馬にある「城崎温泉」までは、約160キロ・休憩込みで2時間30分ほどと、実はほとんど変わらない。
かつてはそこから日本海沿いを走り、浦富海岸を超えて鳥取砂丘へとアクセスしていたのだから、「激変」という意味がよく分かると思う。
「道の駅 清流茶屋かわはら」から鳥取砂丘までは残り約20キロ。30分もあれば行けるので、朝はゆっくりできる余裕がある。
車中泊地のロケーションという点では、「道の駅 神話の里 白うさぎ」に敵わないが、鳥取観光の前泊地としては「道の駅 清流茶屋かわはら」のほうが利便性は高い。
ただ2019年に、より鳥取市内に近い場所に「道の駅西いなば気楽里」ができたことで、その優位性は失われてしまった。
「道の駅 清流茶屋かわはら」の施設

出典:道の駅 清流茶屋かわはら
「道の駅 清流茶屋かわはら」は、ガソリンスタンドこそないが、施設は高速道路のサービスエリアに並みに充実している。
駐車場はフラットで、特に車中泊に支障はない。
車中泊旅行者にとって、一番ありがたいのは場内に24時間営業のコンビニがあること。しかも高速道路上ではないので、お酒もちゃんと置いている(笑)。
観光案内所と一体化した休憩スペース。24時間トイレの入口は写真の右にある。
もちろん中には、ウォシュレットが完備されている。
休憩スペースは広く3畳ほどの座敷もある。24時間利用できるため、予想通り夜は寝床に利用されていた(笑)。
気になったのは、「スタバ」でも「すなば」でもない「あなば珈琲」。
生産者や農場・品種・精製方法などで銘柄が決まる自家焙煎の珈琲店で、香りやコク、また苦味・酸味など、自分の好みの珈琲をリクエストすれば、それに合わせた珈琲をいれてくれるそうだ。
こちらはテイクアウト専門のコーナーだが、奥にはちゃんとした店がある。
こちらが「道の駅 清流茶屋かわはら」の食堂。食事は11時から18時までになる。
最後は売店だが、「道の駅 清流茶屋かわはら」は、道の駅というよりサービスエリアに近い形態なので、お菓子・お酒・雑貨などのお土産品がよく揃っていた。
なお野菜は、コンビニの隣りにある「夢菜館」で手に入る。
「道の駅 清流茶屋かわはら」の車中泊好適度
「道の駅 清流茶屋かわはら」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:24時間トイレ前にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
可燃物のゴミ箱は屋外から館内の24時間トイレの前に移動していた。ただし休憩スペースからは壁の裏側になるので見えない(笑)。
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 清流茶屋かわはら」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
鳥取ぽかぽか温泉
約12キロ・クルマで15分
☎0857-39-1126
大人平日:800円・土日祝:850円
平日:10時~25時(受付最終24時30分)
※土日祝は8時~
コンビニ
敷地内にファミリーマートがある。
スーパーマーケット
鳥取ぽかぽか温泉があるカインズモール内に、サンマートがある。
「道の駅 清流茶屋かわはら」のアクセスマップ
鳥取県の道の駅
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