車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年4月現在の「道の駅 神話の里 白うさぎ」の車中泊に関する情報です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 神話の里 白うさぎ」は、鳥取県の白兎海岸の前にある道の駅
「道の駅 神話の里 白うさぎ」 DATA
道の駅 神話の里 白うさぎ
〒〒689-0206
鳥取県鳥取市白兎613
☎0857-59-6700
営業時間
8時~19時
12月3日~2月28日は8時30分~18時
「道の駅 神話の里 白うさぎ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第21回
登録日/2005年8月10日
2021年4月に売店をリニューアル
「道の駅 神話の里 白うさぎ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.08.08
2010.11.06
2011.11.26
2014.09.14
2016.07.20
2022.05.03
※「道の駅 神話の里 白うさぎ」での現地調査は2022年5月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年4月に更新しています。
道の駅 神話の里 白うさぎ【目次】
「道の駅 神話の里 白うさぎ」のロケーション
「道の駅 神話の里 白うさぎ」は、鳥取市内を通る国道9号沿いの道の駅で、鳥取砂丘から約14キロ・20分ほどのところにある。
目の前には神話で有名な白兎(はくと)海岸が広がり、夏は海水浴客、それ以外の季節はサーフィンを楽しむ人達で賑わう。
筆者はこの景色のいい「道の駅 神話の里 白うさぎ」が好きで、以前は鳥取に行く際には必ずといっていいほど足を運んできたのだが、鳥取道が開通し、さらに山陰道とつながって以降は、前を通らなくなったために遠のいている。
それは筆者に限ったことではないと思うが、現在は「道の駅 西いなば気楽里」を「旅の宿」に選ぶ人のほうが多いだろう。
ただロケーションとしては、高速道路のサービスエリアに近い「道の駅 西いなば気楽里」よりも、「道の駅 神話の里 白うさぎ」のほうがおもしろいと思う。
なお「因幡の白兎」の神話については、以下のページが読みやすくわかりやすい。
ただこの話には続きがあり、それは島根県の「道の駅 湯の川」に行けばわかるのだが、結論は八上姫とオオクニヌシは、今で云えばオオクニヌシの浮気がもとで「離婚」することになる。
にもかかわらず、白兎海岸を日本で初めてのラブストーリーの発祥地として、「恋人の聖地」に認定しているのだから、「それってど~よ」(笑)。
それに「恋人の聖地」は日本のあちこちにあるが、普通はエルサレムみたいに「ココ!」ってところに使う言葉だろう。
ほとんど意味のないものとしか思えない。
「道の駅 神話の里 白うさぎ」の施設
まず「道の駅 神話の里 白うさぎ」の駐車場は、大きく2ヶ所に分かれていて、いずれも傾斜はほとんどない。
こちらはメインの駐車場で、駅舎が海からの潮風を防いでくれる。
ただし、奥にはトラッククレーンがある。
だが波乗りの季節になると、週末はご覧の通り普通車の占領下に落ちる(笑)。
トラックのドライバーも、たぶんそのことを承知していて、混みそうな時期はここを外しているようだ。
これ自体も行儀がいいとは云えないが、海に近いことから水場もあり、時期によっては車外にテーブルを広げて連泊する姿も見かける。
そういう人とごっちゃにされたくない潔癖症の車中泊旅行者には、前述した「道の駅 西いなば気楽里」のほうが無難だし、精神衛生的にもいいと思う(笑)。
ちなみにベスト車中泊スポットは、白兎神社と反対側の奥。
ただし、ここは「サーファー御用達」なので、なかなか空いてはいない。もちろん、ならず者もここが好きだ!(笑)。
24時間トイレは館内にあり、夜間も解放されている観光案内所と通じている。
中はウォシュレットに改修済みだ。
いっぽうこちらは白兎神社側にある普通車専用の第二駐車場。
トラックは来ないことになっているが、それは無理な話だろう(笑)。
トイレが遠いのが難点だが、こちらなら場所を選ぶことも可能そうだ。
ただ現状から鑑みると、こちらを大型車専用にして、駐車場の区画を再編するのが好ましいように感じた。
さて。
館内に目を移すと、2021年4月29日のリニューアルで、焼きたてパン「白うさぎのパン屋」と、コンビニの「ヤマザキショップ」が新たに加わっている。
売店の品揃えは、多少は野菜なども置いてはあるものの、お菓子類の土産品が中心。
すなば珈琲は、スタバのパロディーのような扱いで有名になったが、実はブラジル産の豆を、鳥取砂丘の砂と混ぜて焼く独自の焙煎方式がウリの本格派。
テイクアウトして、窓越しのカウンター席で飲むことができる。
さて、白兎海岸と並ぶ「道の駅 神話の里 白うさぎ」の名物がこの食堂。安くはないが、それなりの海鮮料理が味わえる。
かつては夜10時まで営業していたこともあるが、コロナ禍でかなり営業状況は変わっている。2023年4月時点の公式サイトに書かれた営業時間は以下の通り。
平日:11時~16時(LO/15時)
土日祝:11時~17時(LO/16時)
ただこうなると、夕食には間に合わず魅力は半減だ。
軽食でいい人には、1階にフードコートの「白うさぎの台所」があり、特に麺類がリーズナブルに食べられる。
「道の駅 神話の里 白うさぎ」の車中泊好適度
「道の駅 神話の里 白うさぎ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
宝喜温泉館
道の駅から約4キロ・クルマで10分
大人460円
10時~22時・第3水曜定休
コンビニ
場内にヤマザキストアがある。
スーパーマーケット
「スーパーマルワ美萩野店」まで約3.5キロ。
「道の駅 神話の里 白うさぎ」のアクセスマップ
鳥取県の道の駅
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