25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 むつざわ つどいの郷」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
2025年10月に車中泊スペースを増床した「道の駅 むつざわ つどいの郷」は、房総半島では希少な日帰り温泉を併設している、利便性に優れた車中泊にお勧めできる道の駅

道の駅 むつざわ つどいの郷 DATA
道の駅むつざわ つどいの郷
〒299-4422
千葉県長生郡睦沢町森2番1
☎0475-36-7400
営業時間
9時~17時
年中無休
「道の駅 むつざわ つどいの郷」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第20回
登録日/2004年8月9日
2019年5月、現在地に移転リニューアル。
2025年10月、「オリーブの森」の駐車場に、RVパークのような「車中泊スペース」を増床。
「道の駅 むつざわ つどいの郷」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2021.02.25
2024.02.27
2026.02.16
「道の駅 むつざわ つどいの郷」での現地調査は2024年2月が最新です。
道の駅 むつざわ つどいの郷

「道の駅 むつざわ つどいの郷」の
車中泊スペース(RVパーク)
「道の駅 むつざわ つどいの郷」のロケーション

「道の駅 むつざわ つどいの郷」は、九十九里浜の南端にある「釣ヶ崎海岸」から、内陸に約12キロ入った睦沢の町の中にある。
2004年に開業した現在の「道の駅 むつざわ つどいの郷」は、2019年に旧施設から50メートルほど離れた場所に移転して新設され、駅名も「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」に改称している。
立地としては「南房総」の観光地から離れているのだが、車中泊時に利用できる、適当な日帰り温泉探しに苦労する房総半島では、おとな800円で利用できる温泉施設を併設しているのは大きな魅力だ。
また「東京湾アクアライン」から「圏央道」に乗り継ぎ、房総半島を横断すれば、「海ほたるPA」からは約50キロ・45分しかかからない。
そのため首都圏在住の旅人なら、ここで”前泊”し、翌朝から南房総を”時計回り”に旅する計画を立てると、案外利用しやすいかもしれない。

何といってもここは、周辺にスーパー・コンビニ・ホームセンター・セルフのガソリンスタンドなど、車中泊クルマ旅に必要な生活施設がほとんど揃っている。

とりわけ、コインランドリーが隣接しているのは大きな魅力だ。房総半島を周回すると、ちょうどこのあたりで洗濯がしたくなる人が多いと思う。

さて、観光地に目をやると、
「釣ヶ崎海岸」は、もともと国内のトップサーファーが集まる登竜門的なサーフポイントで、“波乗り道場”とも呼ばれた場所だ。

「2020東京オリンピック」の競技会場に選ばれ、 男子の「五十嵐カノア」選手が銀メダルを、 女子の「都筑有夢路(つづき あむろ)」選手も銅メダルを勝ち取ったことから話題を呼んだ。

出典:THE SURF NEWS
ただ東京オリンピックはコロナ禍で1年延期されたうえに、無観客開催となったため、「サーフミュージアム」を含む会場内には、ほとんどの人が入れなかった。

その会場跡には、2022年4月にこのモニュメントが建てられている。

また当時に使う予定だったと思われる広大な無料駐車場も、そのまま残されている。

駐車場の前の建物は、観光案内所とシャワー・公衆トイレが一体になっており、トイレにはウォシュレットも完備していた。
夜間も閉鎖にならず車中泊は可能なようで、民家から離れているため、どういう連中がやってくるのか想像はつかないのだが(笑)、ネットではそこそこの数の、ここで車中泊をしたという記事は見つかる。
「道の駅 むつざわ つどいの郷」の施設

「道の駅 むつざわ つどいの郷」の施設は、道路を挟んで2ヶ所に分かれている。

メインは日帰り温泉施設の「つどいの湯」がある側だが、「オリーブの森」と呼ばれている小さなエリアには、もともと屋外の休憩スペースやドッグランなどがあり、2025年10月に後述する「車中泊スペース」が新たに加わっている。

こちらが「道の駅 むつざわ つどいの郷」のメインの駐車場で、全体的に平坦で、特に車中泊に支障は感じない。

しかも大型車専用のスペースは、離れた別の場所に設けられている。

24時間トイレは、館内の入口のすぐ正面にあるので、車中泊は駅舎に近い場所が静かなうえに便利だ。

もちろん中はウォシュレット。

「つどいの市場」と呼ばれる物販スペースは、よくいえばスッキリ、悪く云えば品数少な~(笑)だが、向いに大きなスーパーマーケットがあるので、それは致し方のないところかもしれない。
かといって観光地に近いわけでもないので、土産物を置いても売れないのだろう。

それでも趣向を凝らして、手作りの惣菜や漬物、あるいは弁当類を揃えていた。
とはいえ、ここはコンサルに相談すれば、見違えるほど変わると思う。ポテンシャルからすれば、”売上倍増”もさほど難しようには思わない。

「道の駅 むつざわ つどいの郷」の休憩スペースは、温泉の横のレストランに向かう通路沿いにあり、手前には観光パンフレットが置かれている。

また窓際のカウンター・テーブルには、無料のコンセントが用意されている。
「道の駅 むつざわ つどいの郷」の車中泊スペース(RVパーク)

2026年2月に筆者が訪ねて驚いたのは、RVパーク顔負けの「車中泊スペース」ができていたことだ。

クラスAサイズの大型キャンピングカーでも収まりそうな縦長のレイアウトだが、近年常識化されつつあるサイドオーニングの展開スペースはない。
まあそれでも「道の駅保田小学校(幼稚園)」のRVパークのような、”見世物”にはならないで済む場所に設けられているのは良かった(笑)。
料金
電源付・大型区画 3,980円(税込)幅4m 奥行き12m 8区画
電源無・小型区画 1,100円(税込)幅2.5m 奥行き5m 8区画
サービス
電源付・大型区画のみ/100V・20Aの電源を利用可能
両区画共通/道の駅むつざわ内「つどいの湯」1区画・1泊につき1名無料
総合受付にてごみを受け入れ
つまり、おひとり様で電源なしサイトなら、実質300円で利用できるということ。

こちらが近くに備えられたシンク付きのトイレ棟。もちろん中はウォシュレットだ、
ただ普通なら、温泉の受付近くにそれを告知するポスターか張り紙くらいはありそうなものだが、見当たらず、危うく気づかないまま立ち去るところだった。
なおRVパークは、「日本RV協会」が認定する車中泊(というより実態は大型キャンピングカー専用)の有料施設のことで、「日本RV協会」に加盟しなければ、その呼称を使うことはできない。
加盟には費用も必要なので、両者の間にはなんぞ折り合いのつかない点があったのだと思うが、RVパークに登録すれば、例えばサイドオーニングや車外でのテーブル・イスの利用の可否等、利用者のニーズに関するヒアリングが行われ、それが「くるま旅」のサイトに反映されるので、分かりやすいしPRも確実に行われる。
使う側からすれば、ほとんど同じだが、そういう点を考慮すれば、登録したほうがいいとは感じた。
「道の駅 むつざわ つどいの郷」の車中泊好適度
「道の駅 むつざわ つどいの郷」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:休憩スペースにあり、営業時間中に利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

可燃物のゴミ箱は、オープン当初は館内のATMの横にあり、24時間利用できた。

しかし現在は休憩スペースの前に移動され、閉館後は利用できなくなっている。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。


むつざわ温泉
町外料金:大人800円
10時~21時(受付最終20時30分)
年末年始を除いて無休
コンビニ
ローソンとセブンイレブンが、200メートルほどのところにある。
スーパーマーケット
「カスミ睦沢店」まで約200メートル
「道の駅 むつざわ つどいの郷」のアクセスマップ
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