25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 保田小学校」と「RVパーク 保田小付属ようちえん」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 保田小学校」は、車中泊に好適なだけでなく、一度は訪ねて見たいユニークな道の駅

道の駅 保田小学校 DATA
道の駅 保田小学校
〒299-1902
千葉県安房郡鋸南町保田724
☎0470-29-5530
営業時間
9時~17時
年中無休
「道の駅 保田小学校」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第43回
登録日/2015年4月15日
2023年(令和5年)10月に、隣接する「旧鋸南幼稚園跡地」を増床し、「RVパーク 保田小付属ようちえん」を増設
「道の駅 保田小学校」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2016.04.02
2016.09.15
2019.09.25
2021.05.11
2022.04.12
2023.11.08
2024.02.27
2026.02.16
「道の駅 保田小学校」での現地調査は2026年2月が最新です。
道の駅 保田小学校

「道の駅 保田小学校」のロケーション

「道の駅 保田小学校」は、富津館山道路の「鋸南保田インター」を降りて、信号を左折したすぐのところにある。

ただ、地理的には房総半島のほぼ真ん中あたりに位置しており、車中泊スポットとして見た場合、さほどロケーションに恵まれているわけではない。
筆者は、クライアントの撮影がよく千葉で行われていたので、大阪在住ながら、よく房総半島は足を運んでいるほうだと思う。
だが関東地方で暮らしたことはないので、首都圏在住者のクルマ旅事情はよく分かっていない。
とはいえ、どこへ行くにしろ、渋滞知らずの京阪神と首都圏では、週末旅の行動範囲が大きく違ってくることは分かる。
その意味からすると、房総半島の「内房」は、週末車中泊旅の行き先に適したところに思える。
東京湾アクアラインの「海ほたる」までなら、首都圏から金曜の夜に家を出ても到着できそうだし、そこで前泊できれば、かなり時間に余裕が持てるだろう。

さて。
「道の駅 保田小学校」近くの見どころでは、約4キロのところにある「鋸山(日本寺)」が筆頭に挙げられる。
ここは関東以外から房総半島を訪れる旅人にも、お勧めしたい大迫力のスポットだ。

また道の駅から約1.7キロのところにある、朝獲れで鮮度抜群の⿂介類が格安で食べられる、鋸南町保⽥漁業協同組合直営の⾷事処「ばんや」は、昔からよく知られたグルメ・スポットだ。

さらに季節限定にはなるが、3月初旬には地元で「頼朝桜」と呼ばれる河津桜が満開を迎え、「佐久間ダム」では「桜」「水仙」「梅」の花が同時に楽しめる。

なお「道の駅 保田小学校」から、わずか2キロほどのところにも「道の駅 きょなん」があるので、合わせて紹介しておこう。
「道の駅 保田小学校」の施設

「道の駅 保田小学校」は、2014年に廃校になった保田小学校をリノベーションし、2015年12月にオープンした道の駅だ。

施設が拡張されているため、まずは駐車場とトイレから紹介していこう。

こちらがオープン当初からある❶の駐車場で、普通車107台が停められ、広くて平坦で車中泊に支障はない。

24時間トイレは、校舎入口の手前にある。

もちろん中にはウォシュレットが完備。

駐車場に照明灯はないが、夜間も校舎の明かりがついているので真っ暗になる心配はなく、懐中電灯無しでもトイレに行ける。

そして航空写真の❷が、隣接していた「旧鋸南(きょなん)幼稚園」の跡地を2023年(令和5年)10月に整備し、RVパークを加えて増床した「保田小附属ようちえん」で、82台が停められる平坦な駐車場が新たに加えられている。

こちらにもウォシュレット付きのトイレは用意されているが、夜間は閉鎖されるため、車中泊には❶のほうが適している。

続いて物販・飲食及びその他の施設の紹介だが、「道の駅 保田小学校」のリノベーションは、体育館を直売所、教室を食堂などに転用しているだけでなく、温浴施設や宿泊施設の設置にまで及んでいる。

気になる宿泊料金は、個室(2~4名)でひとり4200円。詳細はこちらで確認を。

さらにこの道の駅には、授乳室の近くに置「おむつの自販機」が置いてある。
子育て中のママが、着替え用のオムツを忘れて外出することは滅多にないと思うが、「道の駅 保田小学校」では宿泊ができるので、案外需要があるのかもしれない。

周辺の観光パンフレットが置かれているのは、校舎一階の「まちのコンシェルジュ」で、室内休憩所を兼ねている。

駐車場からは見えないが、入口の外には可燃物のゴミ箱が置いてあり、24時間利用することができる。

同じく校舎一階にある「リラクゼーションルーム」には、マッサージチェアまで置いてあるからありがたい。

また校舎の前にもテーブル&チェアが用意されており、屋外でもお弁当を広げることができる。

最後は物販飲食について。
「道の駅 保田小学校」には、カフェ・ピザ・和食・中華のバラエティーに富む4軒の飲食ブースが用意されている。
中でも中高年が利用しやすいのは和食の「里山食堂」だと思うが、営業時間は11時から15時で、夕食時には利用できない。

いっぽう、増床された「保田小付属ようちえん」の校舎にも食堂はある。
各店舗の詳細はこちら。

車中泊旅行者にお勧めなのは、元の体育館を転用した「きょなん楽市」だろう。

ここでは土産物と地酒のほかに、弁当や惣菜も手に入る。
道の駅保田小附属ようちえん RVパーク

ここまで“デキのいい”「道の駅 保田小学校」に、RVパークが増床されたというので、大いに楽しみにしていたのだが、期待は大きく裏切られた。
最悪なのはその位置だ。

道の駅のほぼ中央にあり、テーブル&チェアを外に出せば、どちらの駐車場からも、その姿は丸見えでプライバシーはまったくに近く確保されていない。
施設にすれば”絵面”のいい写真が撮れるが、モデルでもない利用者にすれば、これでは”見世物”になってしまうだけ…
とんでもないところに作ったものだ。よもやこんなところにあるとは思わず、おかげで見つけるのに苦労してしまった(笑)。
駐車台数:2台
1泊:3,500円
電気利用料・水道利用料・鋸南町指定ゴミ袋1枚(45ℓ)・里の小湯の入浴料込
チェックイン:12時~17時
チェックアウト:10時
予約
☎0470-50-1238
受付時間
9時~17時(当日予約可能)
「道の駅 保田小学校」の車中泊好適度チェック
「道の駅 保田小学校」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:「まちのコンシェルジュ」の入口前にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横にあり、24時間利用可能

「サービスエリア」的な要素がまったくない「道の駅」で、ここまできちんとゴミ箱を揃えてくれているのは、旅人にとって本当にありがたいことだと思う。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。


「道の駅 保田小学校」には、宿泊者用に温浴施設が設けられている。オープン当初は一般開放されていなかったが、現在は宿泊者以外でも利用できる。
ただ受付終了時間が15時30分までと早いため、あまり実用的ではないかもしれない。
里の小湯
町外の大人500円
平日:10時30分~16時
受付最終15時30分
土・日・祝:10時30分~14時
受付最終13時30分
木曜定休

なお、道の駅から約1.7キロ・5分のところにあった、日帰り入浴施設「ばんやの湯」は、2025年8月から無期限の休館となっている。
代替になりそうなのは
房州大福温泉
道の駅から約5キロ・10分
☎0439-69-2411
おとな800円
12時〜19時
不定休
コンビニ
セブン・イレブンまで約2キロ
スーパーマーケット
「おどや鋸南店」まで約2.2キロ
「道の駅 保田小学校」のアクセスマップ
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