25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、別府温泉郷の名湯「いちのいで会館」の紹介です。
「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊で訪ねた名湯レポート
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国の温泉地の車中泊事情や温泉情緒、観光、グルメにいたる魅力を再評価し、「車中泊旅行者の目線」から紹介しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

~ここから本編が始まります。~
「いちのいで会館」で人気の「景観の湯」は男女日替わりで、女性は奇数日、男性は偶数日。

※2025年5月頃まで、温泉修繕工事のため休業中。正確な営業再開の予定等は、電話(0977-21-4728)でご確認を。
いちのいで会館 DATA
いちのいで会館
〒874-0829
大分県別府市上原14-2
☎0977-21-4728
おとな700円
11時~17時(受付最終16時)
駐車場 25台無料
いちのいで会館 筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.10.22
「いちのいで会館」での現地調査は2013年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年3月に更新しています。
いちのいで会館
いちのいで会館の概要

筆者が訪ねた2013年当時は、「仕出し屋」を本業としていた「いちのいで会館」は、「ラクテンチ」に近い立石山の高台にある、ちょっと風変わりな温泉だ。
その建物の外観は、どう見たって「仕出し屋」のようには見えず、どちらかといえば「山小屋」と呼ぶほうが近い。

出典:いちのいで会館
そしてアクアブルーの温泉以上に気になるのが、「金鉱の湯」の横にあるこの洞窟サウナだ。
実はここに、「いちのいで会館」のみならず、明治時代の別府を支えてきた歴史のルーツが残されている。
筆者の調べによると、
「いちのいで会館」がある立石山一帯は、1903年(明治36年)から高品位な金・銀鉱石を産出する鉱山として開発されたが、温泉の湧出で坑内が高温となったために採掘がしづらくなり、1916年(大正5年)に創業がやむなく取りやめになった過去を持っている。
その結果、鉱山跡地に誕生するのが遊園地の「ラクテンチ」だ。
そしてその近くにある「いちのいで会館」も、同様に”業態変更”を余儀なく迫られ、「仕出し屋」という”生き残る道”を選んだのだろう。

近くに金鉱跡がある「いちのいで会館」が、鉱山当時はその鉱夫たちの胃袋を満たしてきた食堂か、宿泊所であったことは、”どこにも記されていない”のだが、立地や建物の構造を見れば、多分そうではないかという察しはつく。
というような経緯があり、
筆者が訪ねた2013年は、入湯の受付が昼食とのセットのみになっていた。

メニューは5月~8月が「松花堂弁当」、9月~4月は写真の大分県のソウルフード「だんご汁定食」に決まっていて、どちらも入浴料込みで1500円だった。
とはいえ、

もちろん当時から「いちのいで会館」を訪れる人のお目当ては、この鮮やかなアクアブルーのお湯をたたえ、別府市街から海まで一望できる「景観の湯」だった。
ただし「景観の湯」は男女日替わり。

出典:いちのいで会館
ここにはもうひとつ金鉱跡に浴槽と天然サウナを設けた「金鉱の湯」があり、「景観の湯」は偶数日が男性、奇数日が女性と決まっている。
つまり温泉好きの夫婦は、2度足を運ぶしかないわけだ(笑)。
「景観の湯」は、奇抜な色に注目が集まりがちだが、pH8.4 の弱アルカリ性に加え、保湿力の高いメタケイ酸が、なんと346.6 ミリグラムも含まれる美肌の湯。
名実ともに、別府温泉郷を代表する名湯のひとつと云えるだろう。
なお冒頭で記したように、2025年3月時点の「いちのいで会館」は、温泉修繕工事のため休業中で、再開予定は5月頃とのこと。
公式サイトは更新されていないので、「景観の湯」は今でも営業していることになっているが、実際は全館休業中なのでお間違えなく。
ここはちゃんと電話で、女将さんに事実を確認しておいた(笑)。
Ps

この写真は駐車場だが、「いちのいで会館」手前の100メートルほどは、道が細いうえにカーブが多く、ハイエースでも対面通行はできない。
ましてジルクラスのキャブコンになると、前からクルマが来たらかなり苦労する。
リスクを避けたい人は、別府公園にクルマを停め、「いちのいで会館」までの約1.4キロを、タクシーに乗るか歩くといい。
そこまでして行く価値あるの?
難しいところだが、筆者は行っておいて良かったと思っている。
いちのいで会館の詳細情報
● 所在温泉地:別府温泉郷・観海寺温泉
●業態:日帰り温泉施設
●泉質:ナトリウム- 塩化物泉
●お湯:源泉かけ流し
● お風呂:内湯1、露天風呂男女各1
●休憩スペース:あり(無料)
●飲食施設:あり
●駐車場:あり(約25 台・無料)
●シャンプー・石鹸等:なし
●ドライヤー:なし
いちのいで会館 アクセスマップ
別府温泉 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
楽天市場の九州特産品 特集!
この記事がよく読まれています。





















