25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、2014年春に出かけた「岩手の名所をめぐる旅」の足跡を旅行記にまとめています。
なおこの記事は、2025年5月に一部情報をアップデートしてお届けしています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行記
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、これまでの中で特に印象に残った旅の足跡をまとめた旅行記です。

~ここから本編が始まります。~
笹川流れから、鶴岡・鳴子温泉経由で仙台へ

2012年に続く春の東北遠征は、『海あり山あり歴史あり』の、まさに”日本の縮図”とも呼べそうな岩手県がメインの取材先だが、首都圏を通る太平洋ルートは、到着時間が読みづらく渋滞も必至なので、遠回りにはなるが、走り慣れた日本海ルートでアクセスする。

いつも通りETCの深夜割引を受けるべく、北陸道途中の「徳光PA」で車中泊。
ここは海浜公園と直結しており、上下線とも日帰り温泉まで歩いて行ける。
新潟県の関川を出た後、当初は米沢経由で仙台に向かおうと思っていたが、予報に反して天候が回復してきたため、新潟県の名勝「笹川流れ」を見るべく北上し、山形県の鶴岡から内陸に切れ込むことにした。

笹川流れは、石川県の能登金剛や鳥取県の浦富海岸と同じく、奇石群が連なる海岸線で、夕陽が美しい場所と聞く。
新潟県については、そう遠くないうちにトキが生息する佐渡島の取材に訪れたいと思っており、今回はそのロケハンとして北部を数ヵ所を訪ねてみた。

日本海側にある山形県の鶴岡は、酒田の少し南にある美しい城下町で、「庄内映画村」があることでも知られている。
実はその映画村に移築されたという「おしんの家」が見たくて立ち寄ったのだが、今年から映画村はオープンセットを別会社化し、営業は26日からとなっていた。
ただついでの立ち寄りだったので、あっさりと諦め、最上川沿いを東に走って鳴子温泉に行くことにした。

最上川といえば、「五月雨を集めて早し…」と詠んだ松尾芭蕉の「奥の細道」を思い起こすが、当時の芭蕉はまだ46歳。
筆者より10歳若く、それなら山寺の石段も案外平気だったかも知れない(笑)。

さて。
尾花沢からは少し遠回りして宮城県の鳴子温泉郷に向かった。
鳴子温泉郷では中山平にあるこの「しんとろの湯」がピカイチの泉質で、pH9.4のアルカリ性に加え、美肌成分のメタケイ酸を500ミリグラム弱含むお湯は、全国でもここしかないとされる。
入った途端に手のひらがヌルヌルしてくるので、並のお湯でないことはきっと誰にでもわかるはずだ。

さらに鳴子温泉郷には、「しんとろの湯」だけでなく、逆にpH2.4という強酸性の「滝の湯」など、様々な泉質の名湯が数多くあり、いずれ詳しくレポートしたいと思っている。

鳴子温泉からは独眼竜正宗の居城であった仙台城址へ。
伊達正宗については、生まれ育った米沢城、さらに家督を継いだ後に勝ち取ったものの、関白となった秀吉に召し上げられた会津若松城と、そのゆかりの地は既に訪ねてあるのだが、肝心のここだけは晴れた日に来ることができていなかった。
写真は「三度目の正直」で手に入れた正宗像。今回は桜のおまけ付きで、なお良かった(笑)。
鳴子温泉郷を筆頭に、秋保・作並、さらに蔵王・遠刈田など、メジャーな温泉地を抱える宮城県は、いずれしっかりとまとめていきたいと考えている。
ただ昨日は桜が咲きだした週末で、人が多くその他の施設の視察は断念。
走行距離もけっこう長かったため、高速で一関まで駆け上がり、今は厳美渓の道の駅でこのブログを書いている。
明日からは、今回の取材の「本命」である岩手をめぐる。
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2014年春・岩手の名所をめぐる旅

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