車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、裏磐梯の車中泊事情と周辺に点在する10件の車中泊スポット情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

~ここから本編が始まります。~
裏磐梯の車中泊スポット選びで大事なのは、どこでどんな景色にめぐり逢いたいと望んでいるか

筆者の裏磐梯の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.23
2010.08.24
2011.10.28
2012.10.16
2024.10.13
「裏磐梯」の現地調査は2024年10月がが最新で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年5月に更新しています。
裏磐梯の車中泊事情と車中泊スポット情報

裏磐梯の車中泊事情

筆者は「裏磐梯」に「吾妻連峰」を含めて解説しているのだが、その「裏磐梯」には、旅に出る前に知っておきたいことが2つある。
ひとつは「裏磐梯」には、「五色沼」と「磐梯吾妻スカイライン」の”双璧”とも呼べる2つの見どころがあること。

両者がもっとも輝いて見えるのは紅葉シーズンだが、残念なことに標高差が大きいため、高所にある「磐梯吾妻スカイライン」のほうが2週間ほど早く最盛期を迎える。
すなわち『一度で両方』は望めない。ゆえに旅行ガイドも2つに分けて書いている。

もうひとつは「裏磐梯」の立地だ。
確かに「五色沼」は磐梯山麓の高原エリアにあるが、実は昔から道がよく整備されており、磐梯山の表側にある開けた猪苗代湖畔の町から、クルマなら30分もかからずに行くことができる。
つまりやみくもに「裏磐梯」での車中泊に固執しなくても、朝から観光はできる。

旅慣れた人はよくご存知だと思うが、ポスターやパンフレットに使われる絶景を、庶民が実際に目にすることは容易じゃない。
ここではそのための車中泊スポットと留意点も詳しく紹介しているが、「裏磐梯」にはそこまで頑張らなくても、満足が得られるだけの”懐の深さ”がある。
むしろ中高年には、野口英世が生まれ育った「猪苗代」や、白壁土蔵の酒蔵とおいしいラーメンが待つ「喜多方」の町歩きと抱き合わせた、『余裕のある裏磐梯の旅』を愉しんでもらいたいと思ったりもする。
いずれにしても…

複数のエリアに、道の駅を筆頭にした車中泊スポットが点在する「裏磐梯」では、どこでどんな景色にめぐり逢いたいかによって、そのベストタイムに現地に足を運べるところを選択することが大切だ。
裏磐梯の車中泊スポット情報

ここでは実際に筆者が足を運んだ「五色沼周辺」と「磐梯吾妻スカイライン周辺」、そして「猪苗代湖周辺」と「喜多方周辺」にある、トータルで10ヶ所の車中泊スポットを紹介している。
車中泊スポット選びで重要なのが、路面の平坦さや静寂性に加えて、トイレのクオリティーであるのは間違いないが、時と場合によって、クルマ旅ではロケーションがそれよりも優先されることがある。
「放浪」という言葉を使いたがる人と、筆者のいちばんの違いはそこだ。
❶五色沼周辺

道の駅 裏磐梯
多少離れてはいるが、安心感が高いのは設備の行き届いた「道の駅 裏磐梯」だろう。
ここは「旅人」と「それ以外」の車中泊旅行者の”棲み分け”もできている。
裏磐梯ビジターセンター
ハイシーズンの朝から「五色沼」をハイキングしたい人にお勧めの車中泊スポット。
ここはクルマを置いたまま出かけられる。
桧原湖第一駐車場
桧原湖の南岸にある風光明媚な駐車場で、敷地内に公衆トイレがあり、近くに食事処とコンビニもある。
❷磐梯吾妻スカイライン周辺

道の駅 つちゆ
「磐梯吾妻スカイライン」から朝日や雲海の写真を撮りに行きたい人にはお勧め。
ただし、けして快適な車中泊スポットとはいえない。
道の駅 ふくしま
2022年に開業した大型の道の駅で、福島市側から「磐梯吾妻スカイライン」に向かう際には、ここを起点にするといい。
浄土平ビジターセンター

「磐梯吾妻スカイライン」の途中の「浄土平」にある有料駐車場で、敷地の中にビジターセンターと天文台、食事ができるレストハウス、さらに24時間利用できるトイレ棟(ウォシュレット未装備)がある。

料金(500円)はハイシーズンのみの徴収となるようだが、料金所が閉まれば無料で出入りができる。
標高が約1600メートルあるので、盛夏に避暑目的で車中泊をする人が集まるのはわかるが、紅葉シーズンにも夜間満車になるほど人が集まるのには驚いた。
ここでの車中泊が紅葉撮影にさほど適しているとは思えないが、「魔女の瞳」が見られる「一切経山」の登山口があるので、そちらが目的の人が多いのかもしれない。

なお「浄土平レストハウス」の前には、手軽に登れる「吾妻小富士」がある。
中津川渓谷レストハウス

「磐梯吾妻レークライン」の途中には、かつては山伏の修験場だったといわれ、今は紅葉の名所で知られる中津川渓谷がある。
渓流沿いには遊歩道が整備されており、この「中津川渓谷レストハウス」にクルマを置いて、脇から渓流まで降りられるようになっている。

こちらが「中津川渓谷レストハウス」の売店と食堂で、人気の食事メニューは、ソースカツ丼1,200円、会津地鶏丼1,500円、磐梯山ジオパークカレー1,300円(いずれも税込み)とのこと。

トイレはレストハウスの隣に独立して設けられており、24時間使えるようだ。

中は洋式だが、多目的トイレも含めてウォシュレットまではついていない。

場内には屋根付きの休憩所もあるので車中泊はしやすいと思うが、近年急増しているツキノワグマのことを考えると、ここでは控えたほうが無難そうだ。

携帯の電波状況もけしてよくない。
筆者はdocomoユーザーだが、ここではアンテナは1本しか立たなかった。
❸猪苗代湖周辺

道の駅 ばんだい
「磐梯山ゴールドライン」のゲートウェイから3キロのところに位置する、磐梯山観光時のベース基地に使える道の駅。館内にはモンベルのコーナーもある。
道の駅 猪苗代
猪苗代の市内近くに建ち、敷地の一画にRVパークを併設する、多様な車中泊スタイルに対応している道の駅で、「旅の宿」としての適性は高い。
❹喜多方

道の駅 喜多の郷
日帰り温泉が併設している人気の道の駅。
五色沼まで約35キロ、クルマで40分といささか距離はあるが、それでも朝9時には余裕で到着が可能だ。
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