歴史が好きで経験豊かな「車中泊旅行家」が、日本に残る名城・名蹟を、”旅行者目線”から楽しむノウハウを紹介しています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊歴史旅行ガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づきまとめた、『一度は訪ねてみたい日本の歴史舞台』をクルマで旅するためのガイドです。
車中泊で史跡めぐり【クルマ旅のプロが解説】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、クルマで日本の歴史舞台を旅したい人に向けての情報を発信しています。
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~ここから本編が始まります。~
注目すべきは、天守ではなく「城郭」
このコーナーには、特に「お城が大好き!」というわけではない旅人でも、「知っておいて損はないレベルの知識」をまとめている。
その中で筆者が「プロローグ」として取り上げたいのが、「城郭(じょうかく)」という耳慣れない言葉だ。
ウィキペディアには、「城」とは敵を防ぐために土や石で堅固に築いた建物・設備と説明されている。
たしかに「天守がある大きな城」には、外堀・内堀があって、さらに石垣の上に櫓(やぐら)が建てられ、簡単には「本丸」に近づくことができない。
「城郭」というのは、こういう「フルセットのお城」を指して云う。
しかしそれとは別に、各地には「砦(とりで)」と呼ばれる小さな城も残る。
この写真は、織田信長が「桶狭間の戦い」に挑む直前に今川軍の様子を確認し、兵を集結させたと伝わる「善照寺砦跡」だが、本城を守る衛星のような「出城」を含めると、その数は「城郭」よりも圧倒的に多かった。
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さて。江戸時代には「城郭」が200ほど存在していたようだ。
しかし、明治維新後の新政府による「廃城令」と、太平洋戦争の戦禍により、その大半は「原型」を失い、当時からの天守を残す城は全国でわずか12ヶ所、「城郭」まで残っているといえるのは、たったの2城になってしまった。
そのため「城郭」を失った多くの城跡は、「天守」もしくは「櫓」、あるいは「堀と石垣」を残した「城跡公園」にするしかなかった。
つまり、その2城以外では「城郭」の残骸しか見ることができない。
ゆえに願わくば最初か、できれば早いうちに「城郭」をほぼそのまま現在に伝える世界遺産の「姫路城」か、同じく世界文化遺産の登録候補に名を連ねる、琵琶湖東岸の「彦根城」に足を運んでみていただきたい。
さて、大事なのはここからだ。
お城マニアなら、このあとすぐに「現存十二天守と日本100名城」のページに進んでもらってもかまわないが、旅人にはその前に見てほしい記事がある。それがこちら。
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