25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 南房パラダイス」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 南房パラダイス」は、「アロハガーデンたてやま」の閉館に伴い、2025年6月で道の駅の登録も抹消されている。

道の駅登録抹消の経緯
2025年(令和7年)2月26日、常盤興産が資金繰りを理由として、同年3月31日付けで「アロハ・ガーデンたてやま」を閉園することを発表した。
「道の駅 南房パラダイス」についても、同年4月1日以降は駐車場、トイレ、案内サービスコーナーの利用ができなくなり、同年6月13日の「第63回道の駅登録」の際に登録抹消となった。
ちなみに「常磐興産」といえば、映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」の運営会社だが、2025年2月、米フォートレス・インベストメント・グループの完全子会社となっている。
「スパリゾートハワイアンズ」は新たな投資とともにリニューアルされることが決まったが、「アロハ・ガーデンたてやま」は明暗は明暗が分かれてしまったようだ。

上記の理由から、現在施設は閉鎖されており利用はできません。
ただし、この記事は往時の状況を残す貴重な「記録」として保存・公開を続けていますので、お間違いのないようお願い申し上げます。
以下は、筆者の記録になります。
道の駅 南房パラダイス DATA
道の駅 南房パラダイス
〒294-0224
千葉県館山市藤原1497
☎0470-28-1511
営業時間
9時30分~17時
年中無休
「道の駅 南房パラダイス」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第22回
登録日/2006年8月10日
前身は、1970年10月に開園した南房パラダイス。
2006年8月に道の駅に登録後、2014年9月に「アロハ・ガーデンたてやま」としてリニューアルオープン。
2025年3月、母体施設の「アロハガーデンたてやま」が閉園。それに伴い、2025年6月13日付けで「道の駅」の登録も取消となった。
「道の駅 南房パラダイス」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.06.29
2016.04.02
2021.04.24
2022.04.22
2024.02.27
2026.02.16
※「道の駅 南房パラダイス」での現地調査は2026年2月が最終です。
道の駅 南房パラダイス

「道の駅 南房パラダイス」のロケーション

「道の駅 南房パラダイス」は、「日本の道100選」に名を連ねる人気のドライブコース、「房総フラワーライン(千葉県道257号南安房公園線)」沿いにある道の駅で、日本最大級の熱帯・亜熱帯動植物園「アロハガーデンたてやま」を併設している。

「房総フラワーライン」を挟んだ向いには、サーフィンや投釣りができる「平砂浦(へいさうら)海岸」が広がっており、近くにはホーストレッキングのできる施設もあったが、残念ながら今は閉鎖してしまったようだ。
「道の駅 南房パラダイス」の施設概要

こちらが、2024年3月現在の「道の駅 南房パラダイス」の全体図。

「道の駅 南房パラダイス」の歩みは紆余曲折で、1970年(昭和45年)に開園した、植物園・動物園・宿泊施設(いこいの村たてやま)の3つの施設からなる「南房パラダイス」を、2006年に「道の駅」に登録したことから始まる。
しかし2011年の東日本大震災によって経営状況が悪化し、2013年に動植物園が、さらに2014年に宿泊施設が売却された。
だが幸いなことに、新たな事業者により動植物園は「アロハ・ガーデンたてやま」として2014年(平成26年)に新装開業。
時を同じくして「道の駅 南房パラダイス」もリニューアルオープンを果たし、今日に至っている。

この写真は、2012年に撮影したリニューアル以前の姿、

そしてこれは2016年に撮影したリニューアル後の姿だが、外壁が変わっているくらいで、道の駅としては当初から大きな変化はないように見える。

トロピカルムードに満ちた「道の駅 南房パラダイス」は、昔から開放的でサーファーも多く、他にはない独特の雰囲気を持っている。
筆者には、こういう個性の明快な道の駅が、画一的に感じられる昨今の道の駅よりも、訪ねておもしろく感じる。

「道の駅 南房パラダイス」の駐車場は総じてフラットで、車中泊に支障は感じない。

道路側に大型車用のレーンがあるので、車中泊には奥のスペースが静かでいい。

24時間利用できるトイレは、館内ではなく駐車場にある。

外観は古びているが、中はウォシュレットに改修されていた。

こちらは細かくセパレートされた第3駐車場で、現在も残されてはいるが、使えるかどうかは分からなかった。
というのは、駐車台数のデータを見ると、当初は338台となっていたが、現在は半数以下の144台になっている。

館内に入ると、売店は「ハワイ雑貨」コーナーと、地元の土産物を扱う「マルシェ」に分かれている。

「ハワイ雑貨」には、アロハシャツやウクレレなども品揃えされており、ハワイ好きなら見ているだけでウキウキしてくる。

いっぽうこちらは、「マルシェ」と名付けられた土産物売り場だが、さすがに売り場の作りが昔っぽく、あまり購買意欲が湧かなかった。

なおハワイのローカルフードが食べられる「レストランワイキキ」は、平日は10時30分 から17時、土日祝は19時まで営業している。

出典:レストランワイキキ
なるほど、ロコモコにスパムは、確かにハワイらしくていいね(笑)。

ちなみに休憩スペースは館内には見当たらず、建物の前に分散して設けられている。
「道の駅 南房パラダイス」の車中泊好適度チェック
「道の駅 南房パラダイス」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:場外にあり
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横にあり、24時間利用可能

2022年4月の訪問時には、館内入口の外に置かれていたが、2024年2月には確認できなかった。
もしかすると撤去されたか、営業時間外は館内に収納してしまうのかもしれない。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

たてやま温泉 千里の風
道の駅から0.6キロ
☎0470-28-2211
平日:大人1,000円
土日祝:大人1,300円
11:00~15:00、18:00~21:00
※年末年始期間は休日料金
※毎週水曜日の11:30~15:00はメンテナンスのため定休
※営業終了の1時間前までを目安に来場を
コンビニ
セブン・イレブンまで約3.4キロ
スーパーマーケット
「おどや大神宮店」まで約2キロ
「道の駅 南房パラダイス」のアクセスマップ
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