25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 うわじまきさいや広場」の車中泊に関する記述です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
道の駅での車中泊に不安を感じる方は、こちらをご覧になってみてください。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
グルメが揃う「道の駅 うわじまきさいや広場」は、宇和島市街地にある利便性に優れた道の駅

道の駅 うわじまきさいや広場 DATA
道の駅 うわじまきさいや広場
〒798-0006
愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
☎0895-22-3934
9時~18時
フードコートは10時30分~16時30分(LO/16時)
元旦以外は無休
「道の駅 うわじまきさいや広場」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第30回
登録日/2009年4月26日
「道の駅 うわじまきさいや広場」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.04.30
2013.10.13
2018.05.10
2024.11.24
※「道の駅 うわじまきさいや広場」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 うわじまきさいや広場
「道の駅 うわじまきさいや広場」のロケーション

出典:うわじま観光ガイド
道の駅の話の前に、簡単に「宇和島市」がどこにあるのかを説明しておこう。
『宇和島って聞いたことはあるけど、四国のどのあたりにあるのかな?』
これはけっこう旅慣れた人にも、難しい部類の質問だと思う。
京阪神から行く場合でも、高知県の「土佐清水」に行くのと同じくらい遠く、親戚・知人でもいないかぎり、普通は「四国一周」あるいは「日本一周」をする人以外は、目指すことのない町だろう。
しかし、”辺鄙”というわけではない。

今でも闘牛が行われている「宇和島」は、桃山時代が幕を下ろす直前の1595年に、築城の名手で名高い「藤堂高虎」が拝領し、翌年から自身の居城として造営した、「現存十二天守」と「日本100名城」のひとつに数えられる「宇和島城」の城下町をルーツに持つ町。
その後、1615年(慶長20年)に独眼竜でお馴染みの「伊達政宗」の長男「秀宗」が、「宇和島藩」初代藩主として入城し、以降1869年(明治2年)の版籍奉還までの255年間にわたり、「宇和島伊達家」のもとで栄えてきた。

豊かな土地柄に恵まれていることもあり、地場産業が盛んで、真珠や真鯛の養殖、柑橘の生産量は日本一を誇っている。

さて。
その「宇和島」界隈には、不思議なことに道の駅がこんなにもある。
理由は云うまでもないと思うが、溢れるほど車中泊の旅人がやってくるからではないことは確かだ(笑)。
その中で、規模と利便性に長け、車中泊クルマ旅の「旅の宿」に適しているのは、「道の駅 うわじまきさいや広場」と、佐田岬の付け根に位置する「道の駅 八幡浜みなっと」の2件で、いずれも「みなとオアシス」にも登録されている。
「道の駅 八幡浜みなっと」は、四国西岸から「豊後水道」をわたって、「別府温泉」に近い大分県東岸に向かう際の「旅の宿」にお勧めだ。
いっぽうの「道の駅 うわじまきさいや広場」は、「四国一周」「日本一周」時に『旅支度を整え直す場所』に適している。

市街地にあるので、周辺にはスーパーマーケットはもちろん、ホームセンターや100円ショップなどの、長旅で消費する消耗品の補充ができる店舗が揃い、隣にはコンビニに加えてコインランドリーもある。
「道の駅 うわじまきさいや広場」の施設

出典:ツーリズム四国
このドローンで撮影された画像を見ればよく分かるが、「道の駅 うわじまきさいや広場」は、「道の駅」と「みなとオアシス」の複合施設で、基本的に❶が「道の駅」の駐車場、❷が「みなとオアシス」の駐車場になっている。

その間にあるのが「きさいや広場」で、イベント会場として使われることが多い。
ちなみに「きさいや」とは、「来てください」や「来ないですか」という意味で使われる、愛媛県南予地方の方言のこと。

「きさいや広場」からは、「観光情報センター」に直接出入りもできる。

車中泊に適しているのは、24時間トイレに近い❶の駐車場だ。路面は総じてフラットで車中泊に支障はない。
なおホームページにも駐車場の看板にも、一部を残して「閉館後は施錠される」と書かれているが、おそらく24時間開放されているのは以下のスペースだろう。

24時間トイレは、黄色の車の前の「きさいや広場」と書かれた看板の裏側にある。

中にはウォシュレットが完備。

続いて館内に目をやると、まず「特産品センターみなみくん」は、前述した柑橘はもちろん、鮮魚・精肉にいたる自慢の食材で満ち溢れている。

それにしても、真鯛1尾400円って!
いつでもこんな値段で買えるなら、たまには「鯛めし」にして食べようというのも、うなづける話だ(笑)。
その豊かな海の幸を食べさせてくれるのが、地元の有名店が出店するフードコートの「郷土料理 食のひろば」だ。

「ほずみ亭」のちりめん丼。

「わびすけ」の海鮮ちらし寿司。
ともに2013年に食べているため値段までは覚えていないが、筆者が食べたくらいなので驚くほど高いはずはない(笑)。
店は2軒とも2025年1月時点では健在。詳しくはこちらで。
最後に。
忘れてはならないのが、四国を含む西日本の道の駅では”ここにしかない店”だ。

「ロイズ(ROYCE’)」は、「生チョコレート」で有名な北海道のスイーツメーカーで、道内ではあちこちで製品を見かけるが、本州の、まして道の駅で通年販売しているのは、宮城県にある「あ・ら・伊達な道の駅」と、ここしかない。
その理由がこちら。

「ロイズ(ROYCE’)」のチョコレート工場があるのは北海道の「当別町」だが、その「当別町」を開拓したのは、「伊達政宗」の直系の子孫にあたる「岩出山伊達家」10代目当主にあたる「伊達邦直」だった。
冒頭に記したように「宇和島藩」も「伊達家」で、「道の駅 うわじまきさいや広場」に「ロイズ(ROYCE’)」の通年販売店があるのは、その縁によるものだという。
「道の駅 うわじまきさいや広場」の車中泊好適度
「道の駅 うわじまきさいや広場」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 うわじまきさいや広場」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
成川渓谷休養センター 高月温泉
道の駅から約13キロ・20分
☎0895-45-2516
おとな410円
11時~21時(受付最終20時30分)
火曜 定休
※最寄りで駐車場のある銭湯は
松乃湯
道の駅から約2キロ・6分
コンビニ
ロー心まで約80メートル
スーパーマーケット
「フジ 宇和島店」まで約1キロ
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