25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、奥飛騨温泉郷の平湯温泉にある共同温泉「神の湯」の現状報告と、2013年の入湯レポートです。
「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊で訪ねた名湯レポート
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国の温泉地の車中泊事情や温泉情緒、観光、グルメにいたる魅力を再評価し、「車中泊旅行者の目線」から紹介しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

~ここから本編が始まります。~
営業再開が待たれる「神の湯」は、平湯温泉に湧く伝説の名湯

「神の湯」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2003年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.02
2013.09.25
2018.04.27
2024.07.27
「神の湯」での現地調査は2024年7月が最新です。
奥飛騨温泉郷「神の湯」

「神の湯」のDATA

神の湯
〒506-1433
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
現地電話なし
問い合わせ先
0578-89-3030(平湯温泉観光案内所)
おとな500円
8時~18時
※営業期間は4月中旬~11月中旬
不定休
【施設概要】
●泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
●お湯:源泉かけ流し
●お風呂:露天風呂男女各1
●休憩スペース :あり(無料)
●飲食施設:なし
●駐車場 :あり(約20台・無料)
●シャンプー・石鹸等:あり(無料)
●ドライヤー:なし
休館までの経緯と現状

2014年6月14日(土)以降、「神の湯」は対岸法面(のりめん)崩壊のため、無期限の営業停止が続いている。
以下はそれから10年以上が経過した、2025年7月に「平湯観光案内所」に電話で確認した内容になる。
現在も「神の湯」に通じる道路は、未だ高山市による復旧工事の最中で、温泉再開は今から3年後になる見通しとのこと。
2018年に確認した時も「今から3年後」と答えていたが(笑)、正直なところ「観光案内所」にも、工事の進捗情報はほとんど届いていない感じがした。
2018年時点では、幸いにも温泉施設に損傷はないようだったが、相変わらず工事関係者以外は現場に近づけない状況で、施設の調査もできないままのようだ。
営業再開の目処が判明しだい、奥飛騨温泉郷観光協会から発表が行われるとのこと。
なお、平湯民俗館内にある立ち寄り入浴施設「平湯の湯」は通常通り営業しており、グリーンシーズンは同じ笹緑がかった濁り湯が楽しめる。
「神の湯」入湯レポート(2013年9月)

活火山の焼岳と乗鞍岳を熱源とし、20数軒の旅館・民宿に40以上もの源泉がある奥飛騨温泉郷・平湯の温泉総湧出量は、1日約1億2千万リットル、一般家庭の浴槽で使用する水の約130年分に相当するという。
そのうえ泉質も様々で、透明・茶褐色・緑褐色・白濁と、施設によって異なる源泉が楽しめることから、平湯は奥飛騨温泉郷、随一の温泉地と云われてきた。

約450年前の戦国時代に発見された、その平湯温泉「発祥の地」に湧く、露天の日帰り温泉施設が、これから紹介する「神の湯」だ。

未舗装の駐車場にクルマを置き、入口の受付小屋で料金を払う。
小屋から少し登ると男湯、その上に昭和6年に村民によって作られた不動明王が祀られ、一番奥に女湯の露天風呂がある。

開放感に満ちた露天風呂にかけ流されている温泉は、白い糸状の湯の花が舞う濁り湯で、ほのかに鉄分が匂う。
源泉は山の上にあって、70度以上と高温だが、 お湯が浴槽まで流れる間に自然放熱させ、そのまま掛け流しているらしい。
おかげで、熱くもなく温くもない絶妙の湯加減だった。
さらにお湯は、陽に当たると黄緑がかった色に変わり、「えもいえぬ」温泉情緒に包まれる。
なんといっても、ここは晴れた日がいい。

お風呂の脇には小さな洗い場があり、シャンプーとボディーソープも置いてある。
「神の湯」へのアクセス&駐車場

※2025年7月現在は通行止めです。
神の湯は国道158号を「あかんだな駐車場」方面に進み、手前の案内看板を見て細い道を右折し、安房峠道路の高架をくぐった突き当りにある。

未舗装の無料駐車場は、温泉より100メートルほど手前に設けられている。
なお国道158号から「神の湯」の建屋は見えないので注意しよう。また冬季は前の道が除雪されないため休業となる。
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