熱海・伊豆山温泉「走り湯」の駐車場事情

走り湯

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家が、熱海・伊豆山温泉「走り湯」の駐車場事情を紹介しています。

「クルマ旅のプロ」がお届けする、車中泊で訪ねた名湯レポート

乳頭温泉

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則が、独自の取材に基づき、全国の温泉地の車中泊事情や温泉情緒、観光、グルメにいたる魅力を再評価し、「車中泊旅行者の目線」から紹介しています。

※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

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~ここから本編が始まります。~

「走り湯」は観るだけでなく、入湯できる施設もある。

走り湯

伊豆山温泉の泉源「走り湯」【目次】

「走り湯」とは

「走り湯」の駐車場とマイカーアクセス

「走り湯」に入湯できる温泉施設

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走り湯」とは

出典:静岡観光

「走り湯」は、洞窟のように横穴式に掘られた、熱海の山手にある「伊豆山温泉」の泉源で、ここでの入湯はできないが、お湯がボコボコと吹き出す井戸の見学は無料でできる。

テキストと写真だけでは、ピンと来ないと思うので、「伊豆温泉ジオパーク」が制作した動画で中の様子を紹介しよう。

さすがはプロが撮影しているだけあって画質はクリアだ。

だが実際の洞窟の中はサウナのように暑く、特に冬は蒸気でカメラのレンズはもとより、メガネやスマートフォンまで曇ってしまうので注意しよう。

今度は「走り湯」の由緒について。

まずは名前だが、かつてはここから70℃近い源泉が、毎分900リットルも噴き出し、それが海岸に向かって、まるで走るがごとく流れ落ちていったことから、「走り湯」と呼ばれるようになったそうだ。

ただ乱掘により、現在は毎分180リットルにまで湧出量が低下しているという。

ネットで検索すれば分かるが、「走り湯」は多くの資料に「道後温泉」「有馬温泉」と並ぶ「日本三大古泉」のひとつと紹介されている。

崎の湯

だが熱海以外で「日本三大古泉」といえば、「道後温泉」「有馬温泉」の次は「走り湯」ではなく、和歌山の「白浜温泉」になるようだ。

確かに「白浜温泉」には、日本最古の露天風呂と伝わる「崎の湯」があり、平安時代には熊野詣の折に、上皇が沐浴したという記録も残る。

どっちでもかまわないのだが(笑)、そもそも「熱海温泉」ではなく「走り湯」というのが怪しく、それなら残りの2つも「道後温泉本館」と「崎の湯」になるはずだから、この話は「海中から湧き出た熱湯を村人が見つけた」という熱海開湯の伝承と同じく、「かけ流し」でいい(笑)。

ただ「走り湯」には、奈良時代の720年に、吉野の行者「役小角(えんのおづぬ)」によって発見されたという伝承があるくらいなので、当時から伊豆山神社の神湯として信仰され、源頼朝や徳川家康らの武将が、その霊験あらたかなお湯で身体を清めたという話には信憑性を感じる。

「走り湯」の駐車場とマイカーアクセス

走り湯

「走り湯」の洞窟と足湯のまわりには、専用の駐車場も民営の駐車場もない。そのため、観光客は「走り湯」の看板のある道に路場駐車をしているようだ。

幸いにも「走り湯」の前は駐車禁止になっておらず、道幅もそこそこ広い。なので、短時間なら駐停車は可能だ。

「走り湯」の見学は5分ほどで済むと思うので、できるだけ通行量の少ない時間帯を選び、できればひとりがクルマに残って、交代で見学に行くような配慮を心がけよう。

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。

「走り湯」に入湯できる温泉施設 3軒まとめ

さて。最後にその「走り湯」に日帰りで入湯できる施設をご紹介。

温泉ホテルでは、

ハートピア熱海
☎0557-80-4050
おとな920円
10時30分〜16時(受付最終15時)

リーズナブルで穴場的な存在なのは、

伊豆山研修センター
☎0557-80-5018
おとな500円
10時~16時(最終受付15時)・毎週月曜・木曜定休

一番安く利用できるのは

伊豆山浜浴場
☎0557-80-0210
おとな350円
14時30分〜21時30分・木曜定休
駐車場あり

ただし伊豆山地区は、2021年(令和3年)7月に発生した土石流で被災しており、「伊豆山浜浴場」は源泉が土砂に埋まってしまったため、温泉のくみ上げが出来ず休業中で、9月現在も復旧の目途は立っていない。

行かれる前には、こちらのサイトで復旧状況を確認するか、電話で状況を確認するほうがいい。

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