25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 大歩危(おおぼけ)」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 大歩危」は駐車台数にご用心。車中泊ができるのは52台中の19台だけ

道の駅 大歩危 DATA
道の駅 大歩危
〒779-5452
徳島県三好市山城町上名1553-1
☎0883-84-1489
9時~17時
3月~11月は無休
12~2月は火曜定休
「道の駅 大歩危」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第28回
登録日/2008年8月8日
前身は1996年に開業した、博物館および観光案内施設の「ラピス大歩危」。
2010年に妖怪屋敷がオープン。
「道の駅 大歩危」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.05.03
2014.11.24
2024.11.24
※「道の駅 大歩危」での現地調査は2024年11月が最新です。
道の駅 大歩危
「道の駅 大歩危」のロケーション

国道32号線沿いに建つ「道の駅 大歩危」は、真横を流れる「吉野川」が創り出した国指定天然記念物・国指定名勝の「大歩危」を、眼下に眺望できる場所にある。

「大歩危」の語源は、『大きく歩くと危ない』というのが”通説”のようだが、「歩危」は『そそりたつような険しい地形』を指す古語の、「ほき」「ほっけ」に由来するというのが”本筋”のようだ。
ただ「嘘も方便」じゃないが、”本筋”より”通説”ほうが、話のネタとしてはいかにも本当らしくておもしろい(笑)。

なお、近くにある「かずら橋」で有名な「祖谷渓」を含む、「日本三大秘境」と呼ばれるこのエリアの見どころは、以下の記事に詳しくまとめている。
初めて「大歩危・小歩危&祖谷渓」を訪れる人には、間違いなく参考になると思うので、できれば先に目を通していただくほうがいいと思う。
「道の駅 大歩危」の施設

「道の駅 大歩危」のいちばんの魅力は、吉野川沿いに長細く作られた施設のあちこちから、無料でこの「大歩危」の景観を眺められることにある。
ロケーションからすれば十分とまではいかないが、52台が収容できる無料の展望所というのは、平地の少ないこのエリアでは貴重な存在だ。

ただし52台というのは、夜間は閉鎖される地下駐車場を含めた総数で、事実上車中泊ができるスペースはここだけ。しかもその数はマックス19台しかない。

残りの33台は、9時から17時までなら車高2メートル制限があるこの地下駐車場に停めることができるのだが、ハイルーフ車のみならず、ルーフキャリアを組んだRVも全部アウトになるので注意が必要だ。
普段なら夜間は19台で足りそうだが、ハイシーズンの週末は満車も十分にあり得る。
車中泊旅行者は、ここではそれを念頭に入れた利用が必要で、満車時の代替え車中泊地の情報を合わせて持っておくと安心だ。

ちなみに「道の駅 大歩危」の駐車場は概ねフラットで、同じエリアにある「道の駅 にしいや」とは雲泥の差がある。

よって「道の駅 にしいや」は代替えどころか、逆に向こうで事実を知った旅人が、慌ててこちらにやってくる(笑)。

緊急時に使えるのは、「道の駅 大歩危」から国道32号を北へ3キロほど進んだところにある、24時間営業のローソンを併設する「リバーステーションWest-West」の無料駐車場だ。

さて。
「道の駅 大歩危」の24時間トイレは、平面駐車場に面した短い階段の下にある。

中は改修されているようだが、ウォシュレットまでは用意されていなかった。

こちらが「道の駅 大歩危」の駅舎。
前述したように、この道の駅は1996年に開業した「石の博物館」および観光案内施設の「ラピス大歩危」が前身で、それに24時間トイレを増設して2008年に道の駅に登録し、2010年に「妖怪屋敷」を増床した経緯を持っている。

館内には「大歩危」の地質構造と、世界の珍しい石を展示している「石の博物館」の他に、観光情報コーナー・カフェ・お土産物売場・足湯(土・日・祝のみ)などを備えている。

最後は気になる、『なにゆえに、ここに「妖怪屋敷」があるのか?』について。
それは「道の駅 大歩危」に近い三好市山城町が、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「児啼爺(こなきじじい)の故郷であることに起因している。
児啼爺 ウィキペディアより転用

出典:毎日新聞
腹掛けと蓑を身に着け、赤ん坊のような顔に爺のヒゲをはやした妖怪。
年齢はアニメ第3作によると3100歳。
人や妖怪に抱きつくと石になり、段々体重が増加していき、その重さで身動きをとれなくさせる。
実際の伝承では、この技で人を殺してしまう恐ろしい妖怪だが、本作の中では鬼太郎の良き保護者的な善の妖怪として活躍している。
2008年に山城町は、「世界妖怪協会(初代会長 水木しげる)」から、多くの妖怪伝説が残っている等の理由で、「後世に遺すべき怪遺産」として認定を受けた。

出典:道の駅 大歩危
そのようなわけで、今の「妖怪屋敷」にはこういった地元住民が手作りした多くの妖怪人形が展示されているわけだが、
ちなみに「妖怪屋敷」がオープンした2010年といえば、NHKの朝ドラで「水木しげる」を主人公にした「ゲゲゲの女房」が放送された年。

出典:NHK
筆者はそれに『ちゃっかり、あやかった』というのが、「妖怪屋敷」誕生の”真相”では?と思っている(笑)。
ただここでの妖怪は「水木しげる」の故郷、鳥取県の「境港市」の取り上げ方からすると、真面目すぎるし、なにより導線が弱すぎてよくわからない。

やっちゃった以上は、せめて若い人がSNSで拡散してくれそうな、この程度の出し物を用意してみてはどうだろう。
「道の駅 大歩危」の車中泊好適度
「道の駅 大歩危」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内にあり営業時間中に利用可。
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置。

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 大歩危」の最寄りの温泉&周辺の買い物施設
峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか
道の駅から約400メートル
☎0883-84-1216
おとな700円
12時~20時
宿泊客の混雑具合で15時受付終了
詳細は公式サイトに表示
不定休
コンビニ
ローソンまで約3キロ
スーパーマーケット
近隣に大きな食品スーパーは見当たらない
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