25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 ローズマリー公園」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 ローズマリー公園」で車中泊に適しているのは、はなまる市場と道路を挟んだ24時間トイレ横の駐車場

「道の駅 ローズマリー公園」 DATA
道の駅 ローズマリー公園
〒299-2521
千葉県南房総市白子1501
☎0470-46-2882
直売所 9時~17時
年中無休
「道の駅 ローズマリー公園」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
前身は1991年9月に開園した「ローズマリー公園」。
2012年に「はまなる市場」を開設。
「道の駅 ローズマリー公園」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.06.30
2016.04.03
2021.02.25
2026.02.17
「道の駅 ローズマリー公園」での現地調査は2026年3月が最新です。
道の駅 ローズマリー公園

「道の駅 ローズマリー公園」のロケーション

「道の駅 ローズマリー公園」は、南房総で人気の高い「道の駅 ちくら潮風王国」から、勝浦方面に約10キロ・15分ほど走ったところにある。

ただし主要幹線道路の国道410号から、少し外れたところに建っているため、ナビで行かなければ、気づかずに通過してしまうかもしれない。

それにしても、初めて見る人には違和感を覚えずにはいられない道の駅だが(笑)、
誕生の歴史を辿ると、1991年に開園した中世ヨーロッパ調の「ローズマリー公園」に手を加え、1998年に道の駅としてリニューアルオープンした経緯を持っていた。
造られた理由は「この地が地中海と同じ緯度に位置する」かららしいが、当時がバブル期だったことを思えば、そのくだらない理由にも頷けなくはない(笑)。

ともあれ、30年近い紆余曲折の時代を乗り越え、今でも当時の姿を維持しているのは驚きだ。行けば、違った意味で「タイムスリップ」した気になれると思う。
「道の駅 ローズマリー公園」の施設

これまでの紹介でお分かりの通り、「道の駅 ローズマリー公園」は道の駅というより、イギリスの雰囲気を醸し出したテーマパークが主体で、そこに地元農家が作った鮮度の良い農産物や、南房総の土産を揃えた「はなまる市場」が併設していると理解すれば分かりやすい。

いい悪い、あるいは房総に合う合わないは別として、今でもそれなりにコンセプトが維持されており、それ相応に楽しい道の駅だと筆者は感じた。
また駐車場さえ間違わなければ、車中泊にも好適だ。
「道の駅 ローズマリー公園」の駐車場

さて、この記事でもっとも重要な話はここから始まる。
というのは…
さすがにグーグルナビは、2026年の訪問時に「はまなる市場」へ誘導してくれたが、

古いカーナビで「道の駅 ローズマリー公園」を設定すると、この写真の駐車場に案内される。
しかし現在のここは、云ってみれば「道の駅 ローズマリー公園」の”飛び地”で、メインの施設である「はまなる市場」からは離れた場所だ。
そのうえ24時間トイレにも遠く、中高年には車中泊にあまり向いていないと思う。

24時間トイレは建物の中を通り抜け、道を挟んだところにある。

中は洋式だが、ウォシュレットは多目的トイレにだけ設置されていた。
駐車場はわずか3台分のみで、傾斜もあって車中泊はちょっとしずらそうだ。

現在の車中泊にお勧めできる駐車場は、「はなまる市場」横のこのエリアだ。

24時間トイレも隣にあり、ウォシュレットもちゃんと用意されている。

ただし駐車できる台数は、わずか10台。

向かいにはこんな広い駐車場があるが、

おそらく夜間は閉鎖される。

続いて、物販飲食スペースの「はなまる市場」を紹介しよう。

「はなまる市場」の中は、想像以上に賑やかで、その豊富な品揃えに驚かされる。

店内には小さいが、ユニークなメニューを掲げる飲食コーナーもある。

スタンプラリーで各地の道の駅を周っている人と、筆者の「道の駅 木更津うまくたの里」の記事をご覧になられた方は、もうお気づきだと思うが、「道の駅 ローズマリー公園」は、今や高い人気を誇る多数の道の駅をコンサルティングしている「株式会社TTC」のサポートを受けている。
「株式会社TTC」については、「道の駅 木更津うまくたの里」の記事の中で詳しく紹介しているので、興味があればご覧いただきたいのだが、確かに凄腕だと思う。

1991年に誕生し、1998年に道の駅に登録された「 ローズマリー公園」は、中世ヨーロッパの、特にイングランドの伝統的な街並みや雰囲気をテーマにした、「シェイクスピア・カントリー・パーク」がもともとの姿だ。

シェイクスピアの生家を再現した建物や庭園が特徴で、ヨーロッパ風の景観とハーブの香りが楽しめる空間がコンセプトだったが、案の定、般観光客に分かりにくい、房総の観光客のニーズと合わない、維持費が高いなどの理由から経営難に陥り、2012年に「観光テーマパーク型」から「食の道の駅型」に大きく舵を切っている。

その立役者となった存在が「株式会社TTC」で、2000年代以降に登場した人気の道の駅が持つ、「農産物直売所」「地元の土産物」「地元食材の飲食」の3つの要素を、「道の駅 ローズマリー公園」に導入し、まさにV字型の業績回復をもたらせた。

こちらの立派な休憩スペースは、「はなまる市場」とは離れた「インフォメーション」の建物の中にあるのだが、「株式会社TTC」による再建の特筆すべき点は、過去の”資産”を排除することなく、うまく活かしているところにもある。

館内ではお洒落な雑貨類も販売しており、ぐっと落ち着いた”おとなの雰囲気”が味わえるので、ぜひ覗いてみていただきたい。
そのおかげで、”とんでもない不良債権”を作ってしまった当時の行政責任者は、どれだけ救われていることか…(笑)。
そう考えると、道の駅は本当に多くの金をドブに捨ててきたと思う。
せめて若い車中泊の旅人には、チヤホヤした上っ面の情報にばかり踊らされるのではなく、本当の道の駅の姿にも目を向けてほしいと願う。
有権者って、そういうもんでしょ(笑)。
「道の駅 ローズマリー公園」の車中泊好適度
「道の駅 ローズマリー公園」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上


近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

美味しい温泉 夢みさき
道の駅から約4キロ
☎0470-44-2000
平日:大人1000円
土日祝と特定日:大人1500円
10時~21時
不定休
コンビニ
ファミリーマートまで約2キロ
スーパーマーケット
「おどや スーパー&ホーム丸山店」まで約2キロ
「道の駅 ローズマリー公園」のアクセスマップ
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