車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年4月現在の「別府温泉の車中泊事情&お勧め車中泊スポット」に関する情報です。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
別府の温泉めぐりは「長期戦」。ゆえにクルマ旅では、時間の過ごし方と居場所が大事になる。
「別府温泉」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.05.03
2011.04.26
2013.02.09
2013.10.17
2017.05.05
2017.12.31
2019.02.14
2020.12.26
2022.06.17
※「別府温泉」での現地調査は2022年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年4月に更新しています。
別府温泉の車中泊事情&お勧め車中泊スポット
別府温泉で連泊するなら、RECAMP別府志高湖(旧:志高湖キャンプ場)がベストチョイス
キレイなトイレがあって、気持ちよく車中泊ができるのは「別府湾サービスエリア」
別府の温泉街に近くて、利便性のいいコインパーキングは「別府国際観光港第一駐車場」
「上人ヶ浜公園」は別府の一等地にあり、車中泊もできる穴場の無料駐車場だった?
別府温泉の車中泊事情
リーズナブルな共同温泉と昔ながらの名湯が揃う別府温泉郷は、温泉好きの車中泊旅行者には実に魅力的なところだが、別府に限らず1日の温泉入浴回数は2.3回が妥当といわれる。
ということは、単純に別府八湯を1軒ずつめぐるだけでも最低3日は必要だ。
しかし困ったことに、別府の近隣に道の駅はなく、常識的に車中泊ができそうな無料駐車場も見当たらない。
そのため車中泊の旅人の多くは、別府湾サービスエリアや別府市街地に近い有料駐車場を転々としながら、ここでの毎日を過ごしている。
しかしそれでは落ち着いた気分になれず、腰を据えて温泉めぐりを楽しむ前に、気持ちが萎えてしまうのは当然だ。
つまり車中泊で別府温泉めぐりを楽しむ秘訣は、「居場所選び」ということになる。
別府温泉で連泊するなら、RECAMP別府志高湖(旧:志高湖キャンプ場)がベストチョイス
ゆえに、コスパに優れた「RECAMP別府志高湖(旧:志高湖キャンプ場)」の存在価値は高いと思う。
電源はないが、居心地はすこぶるいい。
また無料駐車場が少ないこの地では、観光やグルメを交えながら、有り余る時間をどのように過ごすかも大事になるが、キャンプ場なら郷土料理を自分で作ったりすることもできる。
キレイなトイレがあって、気持ちよく車中泊ができるのは「別府湾サービスエリア」
大型のキャブコン・バスコンが利用できる、希少な車中泊スポットでもある。
別府の温泉街に近くて、利便性のいいコインパーキングは「別府国際観光港第一駐車場」。
利便性ではナンバーワンだが、入庫できるのは車高2.5メートルまで。
「上人ヶ浜公園」は別府の一等地にあり、車中泊もできる穴場の無料駐車場だった?
別府国際観光港を挟んで「別府海浜砂湯」から続くビーチ一帯は、2024年に向けての再開発が確定しており、2023年4月からの工事が始まれば、「上人ヶ浜公園」の駐車場が使えなくなる可能性は高い。
ここでの車中泊を目論む人には、それを念頭に置いた計画づくりをお勧めする。