九州を「気持ち良く旅する方法」は2つある。

南薩道路
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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九州・車中泊クルマ旅のキーワードは「歴史探訪」

博多の屋台

観光旅行的見地から「九州の魅力」を総括すると、ひとつは「郷土料理」、もうひとつは「温泉」、そして最後は世界遺産を含めた「歴史探訪」になると思う。

コスタ・セレーナ

もちろん、自由奔放に行動できる車中泊クルマ旅では、そこに「絶景」や「ドライブ」といったコンテンツが付随してくるが、それでも、いちばん大事なことは「歴史探訪」をどうするかだ。

吉野ケ里

これは現地で痛感したことだが、九州をじっくり観光するには、どうしても「日本史」に関する幅広い知識が求められる。

観光なので「概要」さえ理解できていれば十分だが、それでも九州全域となると、奈良や京都とは違って圧倒的に「範疇」は広い。

たとえば、北九州におけるキーワードは「大陸との関わり」だ。

太宰府政庁

2017年に世界文化遺産に登録された【「神宿る島」宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群】はその顕著な例だが、それ以外にも「太宰府」「吉野ヶ里」「呼子」等に足を運ぶつもりなら、弥生時代から安土桃山時代に至る、時代ごとの国内情勢と大陸との交流事情が分かっていなければ、せっかく「現地」に赴いても、その歴史的価値に感動を覚えることはできないだろう。

高千穂峰

いっぽう南九州では、古事記と日本書紀(以降「記紀」と表示)に登場する「神話」と、明治維新に深く寄与した「薩摩藩」に関する知識が欠かせない。

長崎についても、江戸時代から明治の国内事情を知っていくのと知らずに行くのは、雲泥の差になると思う。

そう考えると、九州を気持ち良く観光する方法は明快だ。

由布院

ひとつは今述べたような「史跡・寺社仏閣」を基本的に旅先から外すこと。

正直云って九州の歴史探訪は「かなり面倒臭い」(笑)。

ならば、最初から「ややこしそうなところには行かない」という割り切りがあっていい。

「歴史探訪」を外しても九州の旅は十分成り立つし、このサイトでもそういう旅人に向けた有益な情報を発信している。

長崎

いっぽう逆説的になるが、もうひとつの九州を気持ち良く旅する方法は、「とことん調べたうえで、歴史探訪を楽しみに行く」ことだ。

確かに苦労は多いが、間違いなくそれに見合うだけの「達成感」と「満足感」が得られると思う。

最後になるが、九州の「歴史探訪」はシニアに「もってこい」と云えるコンテンツだ

西郷どん湯

納得が行くまでネットや図書館で物事を調べるのは老化抑制につながるし、現地を歩き回るためには、日々のウォーキングで足を鍛える必要がある。

しかもそれが旅先で活かされれば、次の旅への意欲も湧く。

それはまさに、健康促進を呼ぶ好循環の源であり、何より「時間を思い通りに使える」という特権なくしては成し得ない。

ファーム富田

そのうえ、シニアの多くが楽しみにしている北海道と時期が重ならない(笑)。

定年が近い中高年と、若いカップルやファミリーでは、旅の楽しみ方が違うのは当たり前…

長く旅を続けるには、今の自分にマッチするコンテンツを見つけることが大切で、その意味からすると、シニアには北海道より九州をめぐるほうが適していると筆者は断言する。

車中泊クルマ旅で、九州を「気持ち良く旅する方法」

車中泊で旅する九州

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