25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 神鍋高原」の車中泊に関する情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
但馬の真ん中にある「道の駅 神鍋高原」は、高台に位置する日帰り温泉併設の道の駅

道の駅 神鍋高原 DATA
神鍋温泉ゆとろぎ
おとな800円
受付最終20時30分
水曜 定休(季節により変動)
標高 約340メートル
「道の駅 神鍋高原」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第1回
登録日/1993年4月22日
1994年7月 、「かんなべ湯の森ゆとろぎ」がオープンし、道の駅に併設される。
2009年12月、道の駅をリニューアルオープン。
2014年4月、 温泉利用施設「神鍋温泉ゆとろぎ」を、道の駅の裏手に移転オープン。
道の駅 神鍋高原 筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.02.21
2010.11.07
2016.07.30
2016.08.13
2019.11.15
2025.06.21
2025.08.16
「道の駅 神鍋高原」での現地調査は2025年8月が最新です。
道の駅 神鍋高原【目次】
「道の駅 神鍋高原」のロケーション

「ハチ北高原」とともに「但馬」の真ん中に位置する「神鍋高原」は、冬はスノースポーツ、夏はキャンプで賑わう近畿有数のアウトドアレジャースポットで、「道の駅 神鍋高原」は国道482号と兵庫県道712号の交差点に昔からある道の駅だ。

出典:奥神鍋スキー場
筆者も学生と独身の時に、この「奥神鍋スキー場」を訪れたことがあるが、子どもが生まれてからは、フィールドを岐阜県の「ひるがの高原」エリアに移したため、冬に来ることはなくなっていた。
では夏はどうか? というと、

高原なので、さぞかし涼しいだろうと思いきや、道の駅の標高はハチ北も神鍋も揃って350メートル弱しかなく、思ったほどの涼感を得るには至らなかった。
そのため「但馬」に来ても、今はあまり足が向かないのだが、あえて選ぶとしたら、「道の駅 ハチ北」ではなく、温泉があって設備も新しい「道の駅 神鍋高原」になる。

「道の駅 ハチ北」には、屋根付きのチェーン着脱スペースが用意されているが、なにしろ施設の老朽化が顕著で、買い物で立ち寄るのもためらわれる状況だ。
さて。

「神鍋高原」には、『登山をする人なら、一度は足を運んでみてはどうかと思うミュージアム』があるので紹介しておこう。

地元豊岡市出身で、1984年に国民栄誉賞を受賞した世界的冒険家、「植村直己」氏の偉業を展示している「植村直己冒険館」は、「道の駅 神鍋高原」から約8キロ・クルマで15分ほどのところにある。
筆者はこれまで3度訪れているが、ここはアウトドアを楽しむファミリーにもお勧めしたい博物館だ。
その理由は、展示方法にある。

映像や遺品の展示だけでなく、ここでは紙芝居型のパネルで「植村直己」の冒険生活を楽しく紹介するなど、小さな子供達の興味を引く工夫が幾つも見られる。
また実際にエベレストで使っていたリュックと、同じ重量のものを背負う体験ができるなど、見学とは違った切り口から、彼の偉業の一端を知ることができる。

他では寄贈された北極圏犬ゾリ単独行装備品を含む、約300点の遺品と写真も展示され、当時の貴重な映像も公開している。
その中で、筆者が実物を見てみたかったのがこのカメラだ。

チタンを使用した「F2-ウエムラスペシャル」は、「植村直己」のリクエストに応えるべく開発された、ニコンの最上級一眼レフカメラF2の特別バージョンで、作られた3機のうちの2機が現存している。
依頼する方もすごいが、それを実現してくれるニコンも素晴らしい!
十分「プロジェクトX」にも使えるネタだと思った(笑)。

冒険家「植村直己」は、1984年2月12日、43歳の誕生日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしたが、翌13日の交信以降連絡が取れなくなり、消息不明となる。
その後、明治大学山岳部によって2度の捜索が行われたが、発見されることはなく、「植村」が登頂の証拠として山頂付近に立てた日の丸の旗竿と、雪洞に残された装備が遺品として発見されるに留まった。
現在もまだ遺体は発見されていないため、最後に消息が確認された1984年2月13日が「植村」の命日となっているのだが、その「植村直己」の軌跡を描いた映画がある。
それにしても…
こんなハードな役をやれるのは、昔なら「高倉健」、そして「西田敏行」、今なら「鈴木亮平」くらいかも(笑)。
植村直己冒険館
☎0796-44-1515
おとな550円(ミュージアムエリア)
9時~17時 (最終入館16時30分)
水曜定休 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3休館
「道の駅 神鍋高原」の施設

さてさて。
こちらが「道の駅 神鍋高原」の航空写真で、駐車場は大きく3ヶ所に分かれており、24時間トイレは駅舎の一番左端にある。

24時間トイレの入口の前には、可燃物のゴミ箱も置かれている。

中はウォシュレットに改修済。
前述したように「道の駅 神鍋高原」は、2009年に全面リニューアルを受けている。

車中泊には、この❶が24時間トイレに近くて良さそうだが、この付近は路面がうねっているため、傾斜が気になる。

こちらが❷の駐車場だが、やはり多少は傾斜がある。

24時間トイレからは遠くなるものの、もっともフラットで寝やすい場所は❸で、駐車場の横には道の駅の東口と、2014年に敷地内で移転新設された「神鍋温泉ゆとろぎ」の正面玄関がある。
そのため初めて行くと、「道の駅 神鍋高原」の正面と勘違いするかもしれない。

「道の駅 神鍋高原」の物販飲食施設は、❶側から入ると、休憩情報スペースを兼ねた「インフォメーション」「農産物直売所」「特産品コーナー」、そして「お食事処かんなべ」の順に並んでいる。

農産物直売所は、夏はフルーツ類が充実しており、すいか・梨・ぶどうなどが数多く並んでいる。

ちなみに帰宅後、地元のスーパーと比べて見たら、ピオーネは100円ほど道の駅のほうが安かった。

特産品のディスプレイは分かりやすくてGood!

ただ、陳列は什器も含めてちょっと時代を感じさせるものだった(笑)。

そして最後が「お食事処かんなべ」で、充実したメニューはこちらで確認できる。
総じて云うと、
温泉側のチロリアンな外観と、隣に立つホテル「フェアフィールド」のイメージに比べると、館内は明らかに”時代遅れ”で、少しコンサルのレクチャーを受けて、現代風に手直しするほうが良さそう。そこさえ直せば、もっと人気が出ると感じた。
「道の駅 神鍋高原」の車中泊好適度
「道の駅 神鍋高原」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

可燃物のゴミ箱は、24時間トイレの前に分かりやすく置かれている。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 神鍋高原」の温泉&周辺の買い物施設
神鍋温泉ゆとろぎ
おとな800円
受付最終20時30分
水曜 定休(季節により変動)
コンビニ
ミニストップまで約350メートル
スーパーマーケット
「フレッシュバザール 日高パーク店」まで約11キロ
「道の駅 神鍋高原」のアクセスマップ
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