山形県の桜の名所と云えば、将棋駒の特産地「天童温泉」

天童温泉山形県の絶景スポット
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
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ベストシーズンは4月中旬

天童温泉

天童温泉【目次】

天童温泉の概要

桜の名所 天童公園(舞鶴山)の人間将棋

桜の名所 倉津川のしだれ桜並木

松尾芭蕉ゆかりの山寺(立石寺)

天童温泉の車中泊事情

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天童温泉の概要

天童温泉

舞鶴山の北に位置する天童温泉は、明治44年に田んぼの中に高温の源泉を掘り当てたのが始まりとされている、比較的新しい温泉地だ。

天童温泉

ただ、「天童駒」と呼ばれる将棋の駒作りの歴史はそれより古く、江戸時代の末期には困窮した武士の救済策として、藩が製造を奨励していたという。

天童温泉

現在では全国の95%にあたる「将棋駒」の生産量を誇っており、温泉街には将棋駒の形をしたポスト・案内板・モニュメントなどが多数点在している。

天童温泉ポータルサイト

桜の名所 天童公園(舞鶴山)の人間将棋

天童公園(舞鶴山)

天童市の観光地で第1位にその名前が挙がる天童公園(舞鶴山)は、約2000本の桜が咲く花の名所で、毎年4月上旬~5月上旬には桜まつりが開催される。

天童公園(舞鶴山)

そのメインイベントが、甲冑や着物姿に身を包んだ武者や腰元たちが、将棋の駒となって対局を行う「人間将棋」だ。

例年なら「人間将棋」は自由に見学できるのだが、2022年はコロナウイルス感染防止のため、規模を縮小して見学を事前抽選とし、4月16.17日に行われる。

天童公園(舞鶴山)

天童公園(舞鶴山)の無料駐車場。ただし「人間将棋」の時は利用できない。

また広大な天童公園には、無料駐車場が2ヶ所あるので注意が必要だ。こちらは地元では「山頂駐車場」と呼ばれている。

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桜の名所 倉津川のしだれ桜並木

倉津川のしだれ桜

天童市役所の南側を流れる倉津川沿いには、しだれ桜の並木道が全長1.4キロにわたって続いており、橋ごとに将棋駒のモニュメントが置かれている。

倉津川のしだれ桜

日本の桜並木は大半がソメイヨシノなので、シダレザクラの桜並木があるのは確かに珍しい。

ただ日中はどこも人工物が映り込むのと、将棋の駒のオブジェが川と平行に置かれているため、なかなかいいフォトスポットが見当たらない。

ゆえに写真を撮るなら、人工物が闇に隠れる夜のほうが良さそうだ。

開花時は「飛車橋」から「王将橋」までの720メートルにわたってライトアップされるという。

筆者は道の駅から歩いて往復したが、正直云ってここはそこまでするほどのところとは思わなかった。

「JAてんどう」「総合福祉センター」「図書館の駐車場」が無料で利用できるようなので、クルマで見物に行き、そこから撮れる景色を楽しむのがお勧めだ。

倉津川のしだれ桜

ちなみに王将にこだっても、こういう写真しか撮れない(笑)。

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松尾芭蕉ゆかりの山寺(立石寺)

山寺

天童公園から約8キロのところにある「山寺(立石寺)」は、松尾芭蕉が「奥の細道」の道中で、「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を詠んだ古刹。

山寺

広さ33万坪とも云われる(宝珠山)全体が境内となっており、広い敷地の中に点々と建つ大小30余りの堂塔に、登りながらお参りしていくのだが、麓の山門から奥の院までは1070段の階段が続いており、運動不足の方や高齢者にはちょっと厳しいと思う。

足に自信のない人には「山寺芭蕉記念館」がお勧め!

山寺芭蕉記念館

実は「山寺(立石寺)」の麓近くにある「山寺芭蕉記念館」の裏手に設けられた見晴らし台に行くと、険しい断崖の中に建つ境内の様子がよく見える。

山寺芭蕉記念館

館内には芭蕉の真筆のほか、奥の細道関連の資料が展示されおり、映像も鑑賞できるのでお勧めだ。

山寺芭蕉記念館

☎023-695-2221
入館料400円、9時~17時(最終入館16時30分)・不定休

なお、松尾芭蕉のプロフィールを含む詳細情報は、以下の記事にまとめている。

天童温泉の車中泊事情

道の駅天童温泉

天童温泉には町の中心部を通る国道13号沿いに、規模が大きく利便性に優れた「道の駅 天童温泉」がある。

ただし名前に温泉はつくが、敷地内あるのは足湯だけで、日帰り温泉はない。

道の駅が満車の場合は、天童公園にトイレ付きの無料駐車場がある。

天童公園 無料駐車場

筆者が確認した時は夜間も出入りできるようだったが、そのあたりはよく変わることがあるので、現地で自前で確認されるのが一番だ。

なお前述した通り、広大な天童公園には無料駐車場が2ヶ所あり、「山頂駐車場」にもトイレはある。

またこちらでは車中泊をした旨の記事がネットで見つかったので、おそらく夜間も利用できるのだろう。

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天童温泉
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