車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2024年3月時点の「道の駅むつざわ つどいの郷」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
移転後の「道の駅むつざわ つどいの郷」は、温泉併設で日本最高レベルの車中泊環境を持つ道の駅に転身。
道の駅むつざわ つどいの郷 DATA
道の駅むつざわ つどいの郷
〒299-4422
千葉県長生郡睦沢町森2番1
☎0475-36-7400
営業時間
9時~17時
年中無休
「道の駅むつざわ つどいの郷」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第20回
登録日/2004年8月9日
2019年5月、現在地に移転リニューアル。
「道の駅むつざわ つどいの郷」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2021.02.25
2024.02.27
※「道の駅むつざわ つどいの郷」での現地調査は2024年2月が最新です。
道の駅むつざわ つどいの郷【目次】
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集「道の駅むつざわ つどいの郷」のロケーション
「道の駅むつざわ つどいの郷」は、九十九里浜の南端にある「釣ヶ崎海岸」から、内陸に約12キロ入った睦沢の町の中にある。
「釣ヶ崎海岸」は、もともと国内のトップサーファーが集まる登竜門的なサーフポイントで、“波乗り道場”とも呼ばれた場所だが、2020東京オリンピックの競技会場に選ばれ、 男子の五十嵐カノア選手が銀メダルを、 女子の都筑有夢路選手も銅メダルを勝ち取ったことから話題を呼んだ。
それを見越してのこと…だと思うが、
2004年に開業した「道の駅むつざわ つどいの郷」は、2019年に50メートルほど離れた場所に移転して新設され、駅名も「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」に改称している。
ただ東京オリンピックはコロナ禍で1年延期されたうえに、無観客開催となったため、「サーフミュージアム」を含む会場内には、ほとんどの人が入れなかった。
その会場跡には、2022年4月に「自然公園」が完成し、このモニュメントが建てられている。
「道の駅むつざわ つどいの郷」の施設
新しくなった「道の駅むつざわ つどいの郷」の施設は、道路を挟んで2ヶ所に分かれている。
メインは日帰り温泉施設の「つどいの湯」がある側だが、「オリーブの森」と呼ばれている小さなエリアには、屋外の休憩スペースやドッグランなどがある。
またイベントもこちらで行われているようで、駐車場もあるが、トイレがないので車中泊には向かないようだ。
こちらが「道の駅むつざわ つどいの郷」のメインの駐車場。
全体的に平坦で、特に車中泊に支障は感じなかった。しかも大型車専用のスペースは、離れた別の場所に設けられている。
24時間トイレは、館内の入口のすぐ正面にあるので、車中泊は駅舎に近い場所が静かなうえに便利だ。
もちろん中はウォシュレット。
「つどいの市場」と呼ばれる物販スペースは、よくいえばスッキリ、悪く云えば品数少な~(笑)なのだが、向いに大きなスーパーマーケットがあるので、それは致し方のないところかもしれない。
かといって観光地に近いわけでもないので、土産物を置いても売れないのだろう。
それでも趣向を凝らして、手作りの惣菜や漬物、あるいは弁当類を揃えていた。
「道の駅むつざわ つどいの郷」の休憩スペースは、温泉の横のレストランに向かう通路沿いにあり、手前には観光パンフレットが置かれている。
また窓際のカウンター・テーブルには、無料のコンセントが用意されている。
最後に、可燃物のゴミ箱は館内にあるが24時間利用できる。
2024.2月更新
ゴミ箱は休憩スペースの前に移動されており、閉館後は利用できなくなっていた。
「道の駅むつざわ つどいの郷」の車中泊好適度チェック
「道の駅むつざわ つどいの郷」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:「まちのコンシェルジュ」の入口前にあり、営業時間中に利用可能
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横にあり、24時間利用可能
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
むつざわ温泉
町外料金:大人800円
10時~21時(受付最終20時30分)
年末年始を除いて無休
「道の駅むつざわ つどいの郷」の周りには、スーパー・コンビニ・ホームセンター・セルフのガソリンスタンドなど、車中泊のクルマ旅に必要な生活施設がほとんど揃っている。
とりわけ、コインランドリーが隣接しているのは大きな魅力だ。アクアラインから房総半島に渡ると、ちょうどこのあたりで洗濯がしたくなる人が多いと思う。
「道の駅むつざわ つどいの郷」のアクセスマップ
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