車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 北信州やまのうち」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「道の駅 北信州やまのうち」は、渋温泉や地獄谷野猿公苑がある、湯田中渋温泉郷に最寄りの道の駅
道の駅 北信州やまのうち DATA
道の駅北信州やまのうち
〒381-0402
長野県下高井郡山ノ内町大字佐野393-2
☎0269-31-1008
営業時間
売店:8時30分~18時
食堂:11時~ラストオーダー15時
無休
標高 566メートル
「道の駅 北信州やまのうち」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 北信州やまのうち」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.26
2010.07.17
2013.11.27
2015.04.29
2018.10.24
2021.03.10
「道の駅 北信州やまのうち」での現地調査は2021年3月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年9月に更新しています。
道の駅 北信州やまのうち
「道の駅 北信州やまのうち」の
最寄りの温泉&周辺買い物施設

「道の駅 北信州やまのうち」のロケーション
この道の駅は、温泉ファンならよくご存知だと思う。
前を走る国道292号線は、長野県の湯田中渋温泉郷と群馬県の草津温泉を結ぶ主要幹線道路で、通称「志賀草津高原道路」と呼ばれている。
「志賀草津高原道路」は、ガイドによっては「滋賀草津ルート」とも紹介され、途中に標高2170mの日本国道最高点があるほか、万座温泉にも通じる国内有数の山岳ドライブルートとして名を馳せている。
また寒い時期に「道の駅 北信州やまのうち」を利用するなら、ぜひこちらのお勧め観光スポットへも足を運ぼう。
冬に温泉に浸るニホンザルは snow monkey とも呼ばれ、「地獄谷野猿公苑」はタイム誌などに掲載されたこともあって、見学客には日本人より外国人のほうが圧倒的に多い。
もちろん渋温泉についても、こちらで詳しくガイドしている。
さらに草津温泉についても(笑)。
「道の駅 北信州やまのうち」の施設
「道の駅 北信州やまのうち」は、国道を挟んで両側に駐車場がある。
こちらは駅舎があるメインの駐車場で、広さは十分だが全体的にうねっており、傾斜はちょっと気になるところだ。
1998年にできた道の駅なので、トイレがどうか心配な人があるかもしれない。
だがちゃんと改修されており、ウォシュレットになっているので安心を(笑)。
地デジの電波も問題なし。
いっぽうこちらは、志賀高原に向かって左側の駐車場。
トイレは用意されているが、こちらにはウォシュレットがない。
とはいえ、フラットなうえにセブンイレブンの敷地とつながっているので、車中泊にはこちらのほうが便利かもしれない。
しかし、さすがはトラックの運ちゃん。ツボを心得ていらっしゃる。
ということは… そうここで寝ると夜は騒々しい(笑)。
ちなみに駅舎側とは、国道の下を通る歩道で行き来ができる。
今度は駅舎の中に目を移そう。
目を引いたのはこの休憩室。観光地に近いこともあり、当たり前とはいえ、パンフレットがしっかり揃えてあるのがいいね。
「道の駅かくあるべし」みたいな、気取らない昔ながらの食堂。
”絶メシ”じゃないが、筆者は道の駅の食堂はこれでいいと思っている。道の駅は他に店の探しようがない高速道路のSAとは違う。
おいしいものは、その地で根を張って頑張っている老舗の飯屋にまかせればいい。
写真の長野県民族無形文化財に登録されている「はやそば」は、道の駅からほど近い山内町須賀川に伝わる伝統食で、この「岩本そば屋」に行けば食べられる。
さて。
物販スペースは食堂横の売店のほかに野菜直売所があるが、この日は営業しておらず、中の様子はわからなかった。
売店のイチオシは、長野県らしい「りんごジュース」。
自動販売機で缶コーヒーを買うことを思えば、1本150円は素晴らしく良心的な価格に感じる。場所も取らないのでお土産にもピッタリだ。
最後はゴミ箱。
営業中には入口にもっと大きなモノを出してくれるが、屋外にもちゃんと探せば分かるように置いてくれている。
キュウリのキューちゃんのCMじゃないが、「そういうとこ、好きよ」(爆)。
「道の駅 北信州やまのうち」の車中泊好適度
「道の駅 北信州やまのうち」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
営業時間中に入口に出される、可燃物用のゴミ箱。
そもそも、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 北信州やまのうち」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
湯田中駅前温泉楓の湯
道の駅からクルマで約5分
おとな300円
10時~21時 (受付最終21時30分)
コンビニ
国道をはさんだところに24時間営業のセブン・イレブンがある。
スーパー
「ツルヤ 一本木店」まで約4キロ。
「道の駅 北信州やまのうち」のアクセスマップ
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