25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 くるら戸田」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
格安の日帰り温泉が併設する「道の駅 くるら戸田」は、西伊豆にある唯一の道の駅。

道の駅 くるら戸田 DATA
道の駅 くるら戸田
〒410-3402
沼津市戸田1294-3
☎0558-94-5151
売店:10時~18時
軽食:10時~18時(LO/17時30分)
壱の湯温泉
10時~21時 (受付最終20時30分)
「道の駅 くるら戸田」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第42回
登録日/2014年10月10日
「道の駅 くるら戸田」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.02.27
2016.04.06
2018.02.27
2021.11.27
2026.02.21
「道の駅 くるら戸田」での現地調査は2026年2月が最新です。
道の駅 くるら戸田

「道の駅 くるら戸田」のロケーション

「道の駅 くるら戸田」は、駿河湾越しに望む富士山の景観が美しい「御浜岬」から、約3キロ・5分ほどのところにある、西伊豆で唯一の道の駅だ。
筆者はその富士山の絶景に魅せられ、「道の駅 くるら戸田」ができる以前から、このあたりには何度も足を運んできた。

「道の駅 くるら戸田」がある「戸田(へだ)」は、対岸の「清水港」を出港した「駿河湾フェリー」が発着する、西伊豆最大の町「土肥(とい)」から20キロほど北に位置する漁業の町だ。

富士山の絶景スポットがあること、タカアシガニが穫れること、そして泉質がいい町営温泉があることなど、お気に入りの土地柄だが、どちらかといえばマニアックな人たちに愛されているところだと思う。

そんな筆者の目には、本来なら温泉町として知られる「土肥」にこそ道の駅が必要と映っていたのだが、なぜか何もない「戸田」に、それまで伊豆半島の道の駅の”エアポケット”と云われた、西伊豆初の道の駅が誕生した。
ただ、その理由は分からないでもない。

「戸田」には、中伊豆の「修善寺」を経由して、一直線とまではいかないものの、東伊豆の「伊東温泉」まで、伊豆半島を横断できる道が通っており、交通の面では「土肥」よりも旅に適した場所と云える。

しかし西伊豆には、道の駅 が「くるら戸田」しかないうえに、海岸線を走る国道と県道は狭くてカーブが多いため、この地を旅する車中泊の旅行者は、休息や仮眠を求めて必然的にここに集中してくる。
しかも安くていい温泉があるのだから、なおさらだ。
特にGWは駐車場の確保のため、昼間からずっと動かないキャンピングカーが多く、何度か住民から苦情が出ているとも聞く。
この地を知る旅人に云わせれば、「そうなるに決まってるやんか!」という話だが、今更云っても手遅れだろう(笑)。

そこで満車に備えて、代替となる近くの車中泊スポットを合わせて紹介しておこう。
「道の駅 くるら戸田」の施設

これが「道の駅 くるら戸田」のレイアウト図だが、この道の駅は「役場の市民窓口」や「高齢者交流ルーム」を兼ね備えた多機能・多目的施設で、人員を有効活用して効率的な運営ができる体質を持っている。

当然、一般的な道の駅に比べると物販飲食は劣るのだが、どのみちさほど売れるわけでもなく、ある意味では『収益が見込めない道の駅の理想形』だと思う。
こうしておけば、たとえ物販事業が赤字でも、存在価値が維持できるため、雇用も確実に守れて、住民も助かる。
未だに「箱物行政」体質から脱却できず、『できた後のことは知らない』と云わんばかりの無責任な構造の道の駅が多い中では、明らかに異色の存在と云えるだろう。

さて。
「道の駅 くるら戸田」の駐車場は、フラットで車中泊に支障はない。
また前を走る県道17号は、修善寺に通じているとはいえ、西伊豆の大動脈である国道136号に比べると通行量は少なく、夜に通るのは地元の住人くらいしかいないため、静寂性も保たれている。
ただ繰り返しになるが、難点は駐車場のキャパシティーにある。
他に道の駅がない西伊豆という立地を考えれば、42台というのは心もとなく、第二駐車場ができればいいが、それまではその事情を踏まえて利用するほうがいい。

24時間トイレは、建物に向かっていちばん左端にある。

中は多目的トイレにのみ、ウォシュレットが取り付けられていた。

「道の駅 くるら戸田」の施設は、新しいだけあってキレイはキレイだが、売店は雑貨と消費期限の長い加工品類が多く、割り切った品揃えになっている。

また食事は簡素でメニューも少ない。
さすがにこれでは、道路休憩施設である道の駅の飲食店としては、”合格ライン”に到達していないと思う。
ただ前述したように、ここで無理して赤字を垂れ流すよりは、リスクを最小限にとどめるほうがいいのは確かだ。
「吉野家」に声をかけてみては(笑)。

近くの漁港周辺に行けば、干物や鮮魚は手に入る。

この日、筆者が「へだのすけ市場」でゲットしたのは、朝どれの小アジの刺し身。
脂がしっかりのっていて美味かった。しかもお値段たったの300円!
「道の駅 くるら戸田」の車中泊好適度
「道の駅 くるら戸田」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内入口の外にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上


近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 くるら戸田」の温泉&買物施設

壱の湯
おとな500円
10時~21時 (受付最終20時30分)
無休
シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備

ちなみに道の駅に併設している「新:壱の湯」は、かつて違う場所にあった写真の戸田温泉共同浴場「旧:壱の湯」が老朽化したため、移転して新たに作られたものだ。
新しい「壱の湯」の泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉で、Ph値はなんと9.2。アルカリ性の柔らかいお湯は、ついつい長湯がしたくなる。
確かに住んでいれば、毎日でも来たくなるお湯のひとつだと思う。
コンビニ
セブンイレブンまで約1キロ。ドラックストアの「ココカラファイン」も約550メートルのところにある。
スーパーマーケット
「マックスバリュエクスプレス土肥店」まで約18キロ。
「道の駅 くるら戸田」のアクセスマップ
西伊豆 車中泊旅行ガイド

伊豆半島 車中泊旅行ガイド



















