道の駅 あゆの里矢田川(RVパーク含む) 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック!

道の駅 あゆの里矢田川 車中泊

25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 あゆの里矢田川」の車中泊に関する情報です。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

車中泊

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

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※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


 

~ここから本編が始まります。~

「道の駅 あゆの里矢田川」は、河川敷に設けられたキャンプ可能なRVパークで有名。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ 車中泊

道の駅 あゆの里矢田川 DATA

道の駅 あゆの里矢田川
公式サイトなし
〒667-1361
兵庫県美方郡香美町村岡区長瀬933-1
☎0796-95-1369
9時~18時
火曜 定休

標高 約80メートル

「道の駅 あゆの里矢田川」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第15回
登録日/1999年8月27日

2018年9月にRVパークを開設。

道の駅 あゆの里矢田川 筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2010.11.14
2019.11.15
2025.08.16

「道の駅 あゆの里矢田川」での現地調査は2025年8月が最新です。

道の駅 あゆの里矢田川【目次】

道の駅 あゆの里矢田川 車中泊

「道の駅 あゆの里矢田川」の
ロケーション

「道の駅 あゆの里矢田川」の施設

RVパーク 香美の隠れ家
ときめき矢田川ヴィレッジ

「道の駅 あゆの里矢田川」の
車中泊好適度

「道の駅 あゆの里矢田川」の
最寄りの温泉&周辺買い物施設

「道の駅 あゆの里矢田川」の
アクセスマップ

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NATURE LAND
この厚みがあれば、普通車でもマットだけでシートの凹凸を吸収し、快適な寝心地が得られます。

 

「道の駅 あゆの里矢田川」のロケーション

但馬西部 道の駅マップ

道の駅 あゆの里矢田川」は、兵庫県美方郡香美町の県道4号(香住村岡線)沿いにある道の駅で、カニで有名な「香住」の町から、15キロほど内陸部に入った矢田川に面している。

県道4号香住村岡線

「神鍋高原」や「ハチ北」方面に抜けて行けるとはいえ、もともと通行量が少なかったところに、「和田山」から「城崎温泉」方面に延伸していく「山陰近畿自動車道」が開通したため、いよいよ前を走る県道4号の交通量はジリ貧となり、道の駅の経営は”風前の灯”に陥った。

2017年12月には銀行残高が15万円しかなく、1月の支払いをしたら1万円しか残らない状況で、4代目の駅長を引き受けたのが、観光協会の広報担当をしていた「阿瀬大典」氏(当時40歳)だった。

「阿瀬氏」は、若い頃の流行歌をもじって「マジでつぶれる5日前」と、窮状をネットで訴えかけた。

これが当時話題になったオリジナルソングで、今でも道の駅の館内で流されている。

筆者はてっきり、「はなわ」が歌っているのかと思った(笑)。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジRVパーク

それと同時に、敷地の河川敷に格安料金のRVパークを、ほとんど寄付と有志による手作りでオープンさせている。

矢田川

このロケーションで人が来るとしたら、キャンプか釣りしかないわけで、「阿瀬駅長」が打った手は、ある意味では『当たるべくして当たった』と云える。

だが裏返せば、安易な過疎対策で作られた「道の駅 あゆの里矢田川」は、それを許さざるを得ないほど追い込まれていた。

国も行政も、ひとりの行動力ある若者に『たまたま救われた』という感じだろう。

「道の駅 あゆの里矢田川」の施設

道の駅 あゆの里矢田川

道の駅 あゆの里矢田川」の駐車場は、普通車17台と収容台数は少ないが、路面はほぼフラットで車中泊に支障はない。

道の駅 あゆの里矢田川  トイレ

24時間トイレは、駅舎に向かっていちばん左端に用意されている。

道の駅 あゆの里矢田川  トイレ

つくりは古びているが、中はウォシュレットに改修済。

道の駅 あゆの里矢田川

道の駅のスタンプが置かれた、24時間トイレの横にある情報休憩室。

一時期はバックルームに使われていたが、2025年8月に再訪した時は、きちんと整理されて、”あるべき姿”を取り戻していた。

道の駅 あゆの里矢田川

道の駅 あゆの里矢田川」の売店は、お土産品が中心で、よくある地元の新鮮野菜はほとんど見受けられなかった。そりゃ観光客が来なきゃ、売れない。

道の駅 あゆの里矢田川

そしてこちらが、インフォメーションを挟んだ反対側にある食事処。

「香美町観光ナビ」のサイトには、地元でとれた新鮮な「鮎の炭火焼き」や特製の「川がに釜めし」を堪能できると書かれているが、道の駅のオフィシャルらしきXには、『地元でとれた新鮮な鮎を塩焼きでお楽しみください。暇な時はワンオペ道の駅』と記載されており、まともな食事はちょっと期待できなさそう。

とはいえ、確かに頑張っているなぁと感じるので、普通の道の駅では「あり得ない話」でも、ここでは『まあ、しゃ~ないか』で済まされる(笑)。

道の駅あゆの里矢田川

さらに驚いたことに、この道の駅の敷地の中ではキャンプも容認されている。

これはバイクや自転車で旅をする人間には嬉しいサービスだろう。

そんな具合で、『おおらかさがいい』と云う声も聞こえてくるが、方やでは

『何でもありの、なし崩し』でしか生き残れない施設が、本当に『道の駅として必要なのか』とも思わざるを得ない。

要するに「道の駅 あゆの里矢田川」の現在の姿は、”財政再建のための暫定措置”であって、今後「道の駅」として残すのか、登録を取り消して自治体単独の施設にするのか、はたまた完全に閉鎖するのかを、どこかでもう一度議論をする必要がある。

少なくともここは、「道路利用者の休憩施設」として機能する可能性は極めて低い。

そして、「道の駅 あゆの里矢田川」の今後の方向性を占うために重要なのが、2018年にオープンしたRVパークの動向だ。

RVパーク 香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

「RVパーク 香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ」は、名前はゴージャスだが、実態は「道の駅 あゆの里矢田川」の裏を流れる、矢田川の河川敷を整備し、電源を引いただけのシンプルな広場だ(笑)。

これで1泊1500円。電源代は別途500円。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

ただしここの「RVパーク」では、車外にイス・テーブルどころか、サイドオーニングやシェルターを出して自炊し、さらに焚き火をしてもOK。テントを張ることも可能なようで、つまりは、オートキャンプ場となんら変わらない。

基本的にRVパークでは車外での自炊は禁じられているが、どこもかもが、そういうわけではなく、可否の判断は施設に委ねられている。

昔から北海道を含めて、タダ同然の野営場でも車中泊を重ねてきた筆者だが、今の時代にこんな値段でオートキャンプができるのは間違いなく希少だ。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

おまけにここには、電源はもちろん、このようにキレイで清潔な水場と、シャワー設備まで備わっている。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

ネットでも特にYouTubeを見ると、「RVパーク 香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ」を「大絶賛」している投稿が目立つが、その大半はキャンピングカーに乗る”キャンパー”で、ここを「RVパーク」としてより、リーズナブルな「オートキャンプ・サイト」として評価している。

筆者もそれに異論はない。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

ただしトイレに行くには、遠回りになる車道か、夜は灯りがなくて真っ暗になる、この手作り階段を往復する必要がある。

加えてサイトに電灯がないため、ここはランタンにかなりの虫が寄ってくるので、夏はサイドオーニングよりシェルターのほうが役に立つ。

カー網戸

また車内に入りこまれないよう、できればクルマにも網戸があるほうがいい。

道の駅 あゆの里矢田川

翌朝早く旅立つ予定だったこともあり、筆者は撮影と夕食を済ませた後、涼しくなった頃合いを見図って、道の駅までクルマで上がり、そこで車中泊をした。

料金はデイキャンプ代と思えばいいだけで、車中泊に関しては明らかに道の駅のほうが快適だと思う。

8月でも夜は涼しく、朝方は寒く感じるほどだった。

あと、ここにはひとつ面倒なルールがあるので付け加えておこう。

RVパーク香美の隠れ家ときめき矢田川ヴィレッジ

それは炭火で、防火のために灰は完全に消火してビニール袋詰にし、朝9時以降に管理棟まで持ち込むか、持ち帰りになる。

サッポロクラシック

筆者はどちらも無理だったので、この日はあえてカセットガスで鮎を焼いた。

どこのキャンプ場でも、炭の灰は決められた場所に24時間廃棄できるので、お役所を説得していただいて、普通の対応にしてもらえると嬉しいのだが、筆者のように開店までに道の駅を出るような人が、RVパークを利用することはほとんどなのだろう。

最後に好き勝手なことを云わせてもらうと、ここは道の駅の駐車場の奥側に、RVパークを移動させ、現在の場所はオートキャンプサイトにするほうがいいと思う。

それでもリピーターにすれば、これまでと同じ条件なので逃げないはずだ。

理由は、河川敷は大水が出ると一発で施設がやられるので、せいぜい区画オートサイトと炊事場までにしておくほうが無難。

逆に設備投資がかかるRVパークは、遊んでいる食事処を屋台風に営業すれば、もっと収益をあげられそうだし、トラベラー系の旅人も利用しやすくなる。

「道の駅 あゆの里矢田川」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車16台
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=◯
付帯設備の充実度=△
周辺の車中泊環境=△

「道の駅 あゆの里矢田川」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅 あゆの里矢田川  ゴミ箱

一応は、キャンプ・RVパーク利用者用にゴミステーションが用意されているようなのだが、それ以外の人も利用できるようだ。

周辺に民家も少なく、前を通るクルマも少ないため、あえてここに家庭ゴミを捨てに来るようなヒマ人もいないようで、ゴミについても寛容だった(笑)。

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。 しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。

車中泊弁当

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

バイクキャリア

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

道の駅で車中泊旅行中に出るゴミを捨てるのはいいの?ダメなの?【クルマ旅のプロが解説】 
車中泊旅行歴25年のクルマ旅旅行家がまとめた、道の駅での旅行ゴミの処分に関する記述です。

「道の駅 あゆの里矢田川」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

かすみ・矢田川温泉

かすみ矢田川温泉
道の駅から約10キロ
 0796-37-1126
入浴料:大人630円
10時~20時(受付最終19時15分)
水曜 定休

※なお道の駅の場内に、シャワー(500円)もある。

コンビニ
ローソンまで約9キロ

フィレッシュバザール

スーパーマーケット
「フレッシュバザール香住パーク店」まで約14キロ。かすみ矢田川温泉からは5分もかからないので、合わせて行くといい。

「道の駅 あゆの里矢田川」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。


 

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