車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年7月現在の鳥取県にある「べた踏み坂」を急勾配に撮影できる場所と駐車場に関する情報です。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の中のひとつです。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「べた踏み坂」撮影のトリックは、”超望遠”
「べた踏み坂」の正式名は「江島大橋」
なにもここまで極端にやらなくても(笑)…
そう云いたくなるような先ほどの観光ポスターだが、噂の「江島大橋」は鳥取県の境港市と島根県松江市にある江島を結ぶ生活道路の一部で、どんなクルマでも「べた踏み」せずに普通に渡れる(笑)。
このごくありふれた風景をデフォルメして、お茶の間の注目を集めたのが、2013年の師走に放送されたダイハツ・タントカスタムのCMで、「江島大橋」は「べた踏み坂」として紹介され、一躍有名なフォトスポットになった。
それまでの江島とその先にある大根島は、島根県民以外は「知る人ぞ知る場所」だったのだが、このCMのおかげで観光客が増え、橋のたもとには10年が過ぎようとしている今でも、臨時駐車場が残されている。
その話題の懐かしいCMがこちら。
とまあ、ここまでは数多のブロガーが紹介している話だが、多くの人が知りたいのは、「ソコ」ではあるまい。
どうすればワタシのスマホで、「べた踏み坂」に写せるの?
インスタグラムのIDを持つ、誰もの関心はそこにある(笑)。
ポスターは「中海」から撮っている
まず当たり前だが、橋には2つの出入り口がある。
こちらは境港側だが、いきなりカーブがあって撮影には適さない。
つまりCMは、写真の道を下り切った江島側から撮っている。
加えてCMには、望遠レンズの「遠近感圧縮効果」が利用されている。
こちらは一眼レフに換算すると約2400ミリに相当する、ニコンの野鳥撮影用・超望遠デジタルカメラで撮影した写真。
それでも冒頭のポスターには負けるのだから、おそらく彼らは、中海に浮かべた船の上からの撮影しているだろう。
旅行者はここから撮ればOK!
ということで、あなたも中海の岸辺まで下がって、カメラの望遠機能を最大にし、それからそっとシャッターを押せばいい。
これは筆者のスマホで撮った写真。
望遠を最大にしているため多少手ブレを生じているが、普通のスマホではおそらくこれがたぶん限界だ。
同じ場所から望遠なしで撮影した写真。
撮影ポイントの目印は交差点にあるファミリーマート。
広い駐車場は「べた踏み坂の見学者用」を兼ねているので、気兼ねなく利用させてもらってかまわない。
なお、橋のたもとの★の位置から撮影している人をよく見かけるが、そこからではプロでも「べた踏み坂」には撮影できない。
この記事を見ておいて、よかったね!(笑)。
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