25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、奥飛騨温泉郷の平湯温泉にある「アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)」での車中泊に関する情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)」は、「あかんだな駐車場」が閉鎖されている、冬季限定の車中泊スポット

アルプス街道平湯 DATA
アルプス街道平湯
〒506-1433
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯628
☎0578-89-2611
駐車台数:100台
「アルプス街道平湯」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.05.03
2011.02.11
2013.09.25
2014.09.22
2015.03.14
2016.02.11
2018.04.27
2025.07.18
「アルプス街道平湯」での現地調査は2025年7月が最新です。
アルプス街道平湯のロケーション

出典:新平湯温泉
「アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)」は、鉄道が通っていない奥飛騨温泉郷の核心とも云える施設で、最大の温泉地である平湯温泉の中心にある。

すぐ隣には、2024年7月にリニューアルオープンした無料の「奥飛騨ビジターセンター」があり、館内では奥飛騨の大自然を映像で観ることができる。

加えてコンシェルジュのいる観光案内所を併設しており、そこでは奥飛騨温泉郷の「湯めぐり手形」にあたる、「奥飛騨湯けむり達人」が買えるほか、無料の割引クーポンマガジンも手に入る。

さらにその横には、平湯温泉の共浴場「ひらゆの森」が建っている。
また2キロほど離れたところには、日本の滝百選に名を連ねる「平湯大滝」もあり、クルマなら5分もかからず行くことができる。
周辺にこれだけのエレメントが揃う「アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)」は、まさに最高と呼べる車中泊スポット候補なのだが、さすがに『そうは問屋が卸さない』(笑)。

「アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)」の駐車場には、90分までの利用時間制限があり、原則として車中泊は認められていない。

かつては、上高地行きの乗り換えバス乗り場を併設する「あかんだな駐車場」が夜間閉鎖されていたため、午前4時に開場されるまでの仮眠が許されていたが、2022年から24時間営業となったため、その措置はなくなった。

ただし、「あかんだな駐車場」が閉鎖となる冬期については、例外的に冬の上高地に出かける人向けに車中泊を容認している。
確かに、積雪と凍結が当たり前の厳冬期に、平湯温泉から10キロ近くある坂道を走る必要がある、「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」での車中泊を強要するのは忍びないし、雪道の慣れていないドライバーの安全を考えれば、あまりにも不親切だ。
アルプス街道平湯の設備

「アルプス街道平湯」は、「平湯バスターミナル」に併設するドライブインのような施設だ。

1階にはお土産コーナーとコンビニの「ヤマザキYショップ」、そして軽食から高級飛騨牛グルメまで、多様なメニューが楽しめるレストランと、焼きたてのパンを毎日販売するパン工房がある。

こちらが2023年7月に、インショップ形式でオープンした「ヤマザキYショップ」。
営業は8時から18時で、冬期は16時30分までになるが、利便性は大きく向上した。
レストランのメニューはこちら。
なお2階は団体用のレストランで、3階にはかつて日帰り温泉施設があったが、2018年11月末で閉館している。

外観が温泉館らしくないうえに、隣に人気の高い「ひらゆの森」があるため、老朽化を機会に閉館になったようだが、お湯は「神の湯」や「平湯の湯」と共通する緑がかった薄茶色で、鉱泉特有の匂いがする良泉だっただけに残念だ。
いつも空いているので、筆者は何度もここを利用させていただいた。

「アルプス街道平湯」の前は、バスのりばになっており、飛騨高山はもちろん、上高地、乗鞍、新穂高ロープウェイ、松本など人気観光地を結ぶ路線バスと、新宿への高速バスが運行している。

団体客に備えて、駐車場には24時間使える野外トイレがあるが、中は今でも和式だ。

代わりに建物の裏側に、2021年3月のリニューアル時に洋式化されたトイレがある。
もちろんこちらはウォシュレットだ。

最後は車中泊についてだが、

筆者がここで車中泊をしたのは2016年2月で、当時はバスターミナルが営業終了する前に到着して、口頭で許可をもらったが、Google-AIによると、今はバスターミナルで駐車許可証をもらうことで、1日無料で駐車することができるとのこと。
ただ気を付けたいのは、それが確実に本当かどうかを事前で電話確認しないことだ。
なぜなら電話に出るのが、そういうレアケースの事情を知っているスタッフだとは限らないからで、そこで相手が誰だろうが「できません」と返事をされてしまうと、面倒なことになる。
ゆえに少し早めに現地に行き、この人なら大丈夫そうという人を選んで確認しよう。もしNOと云われたら、この記事を見せてもらって構わない。
ここには事実のみを記載している。

なお、それでも万一できなかった場合は、安房トンネルに向かう「平湯料金所」の手前に、トイレがついたパーキングエリアがあるので、そこを利用しよう。
ここはまさに「緊急時」に使うところだと思うが、この事態は明らかにそれに該当すると思う。
ただし、どのみち濃尾バスで上高地に行くなら、「平湯バスターミナル」に終日クルマを置くことにはなる。
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