「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊グルメガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、20年以上かけて味わってきた全国のソウルフード&ドリンクを、そのレシピと老舗・行列店を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、20年以上かけて味わってきた全国のソウルフード&ドリンクを、そのレシピと老舗・行列店を交えてご紹介します。

「ニッポンのソウルフード」を味わい尽くす。
車中泊で日本各地のご当地グルメを味わいたい人に向けたガイドです。
温泉街のそぞろ歩きに疲れたら、足湯とセットで一休み

近頃は下呂温泉のプリンと云えば、2019年に登場した「下呂プリン」が話題を呼んでいるようだ。
積極的なネット戦略と相まって、とにもかくにも若い子たちがSNSで拡散するものだから、あっという間に有名に。
「城崎ジェラード」もそうだったが、若い子たちは新しいものにほどビビットに反応する。
ただ中高年になると、「風情」が採点基準に加わる。

そもそも中高年の旅人は、ネットで評判の「美味しいデザート」を求めて、はるばる下呂温泉まで来ているわけではなく、温泉街を「そぞろ歩き」している途中で、「いい店があれば立ち寄ってみてもいいかな」くらいの気持ちの人が大半だろう。

そうなると、「いで湯大橋」に通じる柳の並木道沿いにある、「ゆあみ屋」のこの店頭演出は実に効果的だ(笑)。

「下呂プリン」を食したことがないので対比はできないが、「ほんわかプリン」はプッチンプリンが「歯ごたえのあるプリン」に思えるほどの「とろとろ」さで、固体と液体のあいの子のよう。
食べているのか飲んでいるのか、途中で分からなくなる(笑)。

なおカラメルソースは、小さなカゴに入れて置いてあるので、必要に応じて自由に使える。

甘いほうが好きな筆者は、たっぷりかけて頂いた。
味はおいしい…
っていうか、そもそも「おいしくないプリン」ってあるのかな?(笑)。
筆者は料理人でもない人間が、原材料がどうのこうのなんて、ありきたりというか、読んでもピンとこない情報を、食レポには載せないほうがいいと思っている。
だって1つ380円もするんだから、違っているのは当たり前(笑)。

それより「ゆあみ屋」の良さは、なんてったって「温泉情緒」。足湯にひたって、ちょっと風流なプリンが味わえることにあるわけで、筆者はその「体験」をお勧めしたい。
ほんわかプリン 公式サイト
下呂温泉 車中泊旅行ガイド





