車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2024年2月時点の新東名「駿河湾沼津サービスエリア」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
~ここから本編が始まります。~
「駿河湾沼津サービスエリア」は、関西東海方面から伊豆半島を目指す人にとって、利便性の高い車中泊スポット
「駿河湾沼津サービスエリア」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.06.28
2016.09.03
2017.01.20
2019.09.04
2021.02.22
2021.05.09
2021.09.01
2022.03.02
2024.02.27
駿河湾沼津サービスエリア
「駿河湾沼津サービスエリア」の
ぷらっとパーク 最寄りの入浴&買い物施設
「駿河湾沼津サービスエリア」の
ぷらっとパーク アクセスマップ

「駿河湾沼津サービスエリア」のロケーション
「駿河湾沼津サービスエリア」は、伊豆半島西側の付け根に近い場所に設けられており、海側にあたる「上り線」の駐車場や建物からは、伊豆半島がよく見えている。
そのため、景観は「上り線」のほうがかなりいい。
新東名高速道路は、上り線にある「駿河湾沼津サービスエリア」の次の「長泉沼津インター」が「伊豆縦貫自動車道」に通じており、そのまま高速で「修善寺」まで行くことができる。
しかし東京方面からは大回りになるため、それは名古屋方面からやってくる旅行者にとってのメリットといえる。
ただ「駿河湾沼津サービスエリア」にはスマートインターがあるので、伊豆半島西岸から駿河湾越しの富士山を撮りたい人は、ここで泊まれば最短でルートで「大瀬崎」などの富士山絶景撮影ポイントを目指すことができる。
そしてこれは、東京方面から来る人にも当てはまる。
「駿河湾沼津サービスエリア」の施設概要
まずは「上り線」の紹介から。
こちらは「上り線」の駐車場。
海が見えて気持ちはいいのだが、全体的に海に向かって緩やかに下っているうえに、区画が斜めにカットされているため、クルマは否応なしに縦横から傾斜の影響を受けてしまう。
また区画の角度がアタマから駐車しやすいようになっているため、バンコンのように後方確認がしずらいクルマは出る時が面倒で、あまりありがたいとは思わないレイアウトだ。
なお本線からサービスエリアに入って、一番奥が大型車用のエリアになっているため、上の写真の右側に停めるほど静かに眠れる。
ただ日によっては、大型車エリアからはみ出したトラックが、乗用車エリアに侵入してくるようだ。
中にはトイレに近いため、あえてここに泊めているクルマがいるかもしれない。トラック仲間にも「お勧め車中泊スポット情報」があるのかも(笑)。
それを考えると、リスクを避けて最初からドッグランに近いこのスペースで車中泊をするのがお勧めだが、キャパが少なく、なかなか空いていない。
すぐ左に見えているのがトイレだけに、一度利用すれば、ここが上り線のベスト車中泊スポットであることは誰にでも分かる(笑)。
こちらがドッグラン。
ドッグランの後ろに見えているのは「ぷらっとパーク」の駐車場だ。
「ぷらっとパーク」は高速道路外からサービスエリアにアクセスできる駐車場で、24時間開放されており、「道の駅」の代替えとして使える。
「駿河湾沼津サービスエリア」にはスマートインターがあるので、一度高速から出て、5キロほどのところにある日帰り温泉で汗を流し、「ぷらっとパーク」に戻って車中泊するという方法が使える。
ただし「駿河湾沼津サービスエリア」では、高速道路から入場する際は、施設を使用したあとスマートインターから一般道に出られるが、逆にスマートインターから入場すると施設は利用できず、そのまま高速道路の本線へと誘導されるので注意しよう。これは「下り線」でも同じだ。
コインシャワーとコインランドリーのある「天神屋」は、上下線のいずれにもある。
コインシャワーの料金は、10分300円(2024年2月現在)。
なお「天神屋」は、新東名高速道路のサービスエリアに「標準装備」されており、ソウルフードの「静岡おでん」が、テイクアウトできるのも魅力だ。
いっぽうフードコートでは海鮮が目立つ。
テイクアウトメニューが充実しているのは、車中泊旅行者すればありがたいが、けっこうなお値段だ。
その奥には小さいながらフードコートがあるので、ここで麺類やカレー、さらにとんかつ定食などが食べられる。
筆者の目を引いたのは、2階にある和食レストランの「家族庵」。
オーダーしたのは「柳川風うな玉丼セット」。ランチメニューとはいえ、これで税込み1100円は安かった(2022年5月)。
なお「駿河湾沼津サービスエリア」では、上下線ともにコンビニは「ミニストップ」が入店している。
今度は「下り線」の施設について。
建物の形状は「上り線」とはまったく違うが、駐車場は「上り線」同様、斜め切りのレイアウトになっている。
店内は通路が広く、コンパクトにまとまっていて「上り線」より使いやすい。
ここで注目したのは「伊豆 村の駅」だ(現在は、上り線側にも入店している)。
「伊豆 村の駅」は、近頃は伊豆エリアの道の駅にもよく出店している農産物直売所で、安いとは思わないが、陳列やディプレイなどの演出がうまく、見て回るだけで楽しめる。
こちらもフードコートでは海鮮が目立っているが、「するが食堂」では沼津の特産品とも云える「アジの開き」が食べられる。
また「ビックリドンキー」が入店しているのには驚いた。
なお、「下り線」の天神屋は外から直接出入りができる。
もちろん「ドッグラン」と「ぷらっとパーク」、そしてスマートインターも完備されている。
「駿河湾沼津サービスエリア」の車中泊好適度チェック
「駿河湾沼津サービスエリア(上り・東京行き)」 オフィシャルサイト
「駿河湾沼津サービスエリア(下り・名古屋行き)」 オフィシャルサイト
9時~深夜2:00 (受付最終 深夜1:00)・無休
サービスエリア内にミニストップがある。ただし酒類は置いていない。場外では3キロほどのところにセブンイレブンがある。
「マミー原店」まで約4キロ
「駿河湾沼津サービスエリア」のぷらっとパーク アクセスマップ
ぷらっとパーク上り線
ぷらっとパーク下り線
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