25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、高山市内の観光と車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
まちなかに残る「日本の原風景」を見て歩く。

高山 の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2008.11.03
2010.01.31
2014.09.21
2021.11.04
※高山での現地調査は2021年11月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2025年9月に更新しています。
高山観光の概要&車中泊スポット
高山のロケーション

「高山」の町は「奥飛騨温泉郷」と「白川郷」のほぼ中間に位置している。
「奥飛騨温泉郷」の「平湯バスターミナル」から「高山駅」までは約35キロ・50分、いっぽう「道の駅白川郷」からは46キロ・高速道路で50分。

「高山」は小さな町で、普通に市街を見て歩くだけなら半日あれば楽しめる。
つまり「白川郷」と「高山」を抱き合わせる場合は、午前中に「白川郷」を見て昼頃に「高山」に到着する、もしくはその逆が理想的なスケジュールになるし、それは「奥飛騨温泉郷」との抱合せでも変わらない。

いずれにしても昼食には、飛騨牛から高山ラーメンまでいろいろ揃う「高山」のほうがお勧めだろう。
高山の主な見どころ

江戸時代以来の城下町・商家町の姿を残した「高山」は、その景観から『飛騨の小京都』と呼ばれ、これまでに二度「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星を獲得してきた。

とりわけ人気なのは、「高山」の中心部に位置し、俗に「さんまち」と呼ばれる「重要伝統的建造物群保存地区」だが、ここで気になるのが『高山の歴史』だ。
城下町・高山の基礎を築いた武将は「金森長近」

戦国時代の武将「金森長近」は、「織田信長」に仕え「斎藤氏」攻略などで武功を挙げた人物だ。
その後「柴田勝家」の与力となるが、「勝家」が滅ぼされたのちは「羽柴秀吉」に従い、天正13年(1585年)に飛騨国を与えられる。

だが、慶長5年(1600年)の「関ケ原の合戦」では「徳川家康」に味方し、戦後は飛騨高山の藩主となって、「高山城」の築城と、京の町並みを手本にした碁盤状の城下町や、寺社の建築を進めていった。

それが、「高山」が『飛騨の小京都』と呼ばれる所以だ。
また「金森長近」は茶の道に通じ、「千利休」らに茶の湯を習うなど、文武を両立した賢い武将としても知られている。
1692年(元禄5年)、江戸幕府の命令で「金森氏」は出羽国(現在の山形県と秋田県の一部)の「上山」に国替となり、飛騨国は明治を迎えるまで幕府直轄領となる。
直轄領とは幕府が直接支配した土地で、飛騨が直轄領になった理由は明らかではないが、その豊富な山林資源が背景にあったと云われている。

出典:飛騨高山の郷土料理「京や」
さて。その当時の町割りが残る「さんまち」は、上一之町・上二之町・上三之町・下一之町・下二之町・下三之町の6つの町から構成されていて、「さんまち通り」というのは、「上三之町」に面した通りを指している。

だが今は、日によってメインストリートの「さんまち通り」は原宿化する。
そこで若者達が求めているのは、クレープではなくコレ。

いやはや「食べログ」恐るべし。
今では「高山」のみならず、「伊勢神宮」でも見られる「ブランド牛の握り」を考案した人物の功績は計り知れない(笑)。

だが同じ「重要伝統的建造物群保存地区」でも、下一之町・下二之町・下三之町は、見どころが地味なせいか、若者が少なく比較的静かだ。
ここには、本当の日本を愛する外人さんもやってくる。
高山観光のテーマは「匠」

「高山」の観光資料をみると、「町屋建築」「民芸品」あるいは「グルメ」のように、その見どころを「縦割り」で紹介しているものが大半を占めている。
だが、旅行者は同じ類のものばかりを見て歩くわけじゃない。
つまり、それらを串刺しにする「横割りのテーマ」を見つけなければ、観光に厚みが出てこない。

「高山」には名工建築を筆頭にした、「匠」という素晴らしいテーマがある。
そして「匠」をテーマにすれば、伝統建築だけでなく、現代のアートな雑貨や、高山ラーメンのようなソウルフードも、その対象に加えられる。
旅のテーマというのは、磁石のようなものなのだ。
高山の車中泊事情と車中泊スポット

続いて車中泊のお話だが、まず道の駅については別途以下の記事に詳しくまとめてあるので、そちらを参考にしていただきたい。
ただし『帯に短し襷に長し』で、『ここがイチオシ!』という施設は見当たらない。
また2025年9月現在、「高山」の市街地近くにRVパークは見当たらない。

いっぽう、「高山」の市街地には観光駐車場がいくつかあるが、どれもが有料だ。
その中で車中泊に適しているのは、写真の「市営天満駐車場」だろう。
ただ「桜山日光館」などがある、下一之町・下二之町・下三之町からは一番遠い市営駐車場になるので、車中泊をするならそこは前日か翌日に周るほうが楽だと思う。
高山市内のベスト車中泊スポット 市営天満駐車場

「市営天満駐車場」はトイレ付きの平面駐車場で、ゲートの屋根が出っ張っておらず、キャブコンでも利用できる。
料金は8時から20時まで30 分150円、それ以外は1時間50 円。

「市営天満駐車場」からは、近くのローソンと天満湯まで歩いて行ける。
高山 車中泊旅行ガイド

岐阜県 車中泊旅行ガイド

車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
この記事がよく読まれています。





















