「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 ななもり清見」は、高山市内に最寄りの道の駅ではあるが、車中泊をするには駐車場の傾斜が気になる。

道の駅 ななもり清見 DATA
道の駅 ななもり清見
〒506-0101
岐阜県高山市清見町牧ケ洞2145
☎0577-68-0022
売店営業時間
4月16日~11月15日:9時~17時
11月16日~4月15日:9時30分~16時
1月2日~3月末は毎週木曜定休
標高 660メートル
「道の駅 ななもり清見」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第15回
登録日/1999年8月27日
「道の駅 ななもり清見」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.09.19
2010.01.31
2014.09.21
2020.09.22
2021.11.04
2025.07.19
「道の駅 ななもり清見」での現地調査は2025年7月が最新です。
道の駅 ななもり清見

「道の駅 ななもり清見」のロケーション

「道の駅 ななもり清見」は、高山の市街地から10 キロほど離れた、「中部縦貫自動車道・高山西インター」のすぐ近くにある。

前を国道158号線が通っていることもあり、もともと「高山」の観光に訪れる人はもちろん、「東海北陸自動車道」から「奥飛騨温泉郷」「上高地」に向かう人にも、よく知られていた存在だ。

2004年(平成16年)11月に、「東海北陸自動車道・飛騨清見ジャンクション」に連結する「中部縦貫自動車道」の「高山西インター」が完成したことで、一時は大幅に利用客が増えたが、その後2007年に「中部縦貫自動車道」が「高山インター」まで延伸したため、現在は満車で入れないほどではなくなっている。

出典:岐阜県観光連盟
高速道路を利用する旅人からは、スルーされてしまうようになったが、「道の駅 ななもり清見」は、高山市と郡上市を結ぶ全長約65キロの、通称「飛騨・美濃せせらぎ街道」のほぼ”起点”に位置しており、ライダーを中心にそのルートで「高山」と「郡上八幡」のふたつの町を観光する人には、今なお需要のある道の駅といえるだろう。
ちなみに「中部縦貫自動車道」の「飛騨清見ジャンクション」~「高山インター」間は無料なので、高山市内を観光した後、高速で「道の駅 ななもり清見」まで移動しても料金はかからない。
「道の駅 ななもり清見」の施設

「道の駅 ななもり清見」の特徴は、普通車用の駐車場が広いことだ。
しかも適度に駐車スペースが分散しており、窮屈さを感じさせないレイアウトになっている。

また観光地に近い道の駅らしく、情報コーナーも充実している。
旅行者は当たり前のように思うことだが、そうなっていない道の駅は少なくない。

だが残念なことに、我々にとってなにより重要な駐車場が、写真の左から右に向かって全体的に傾斜しており、フラットな場所はたった1ヶ所しか見当たらない。

それがここ。
最初は看板の意味が分からなかったが、なるほどだ(笑)。
わずか4台分しかない大型車用のレーンを、普通車のスペースにおさまるキャンピングカーに先取りされたら、そりゃトラックの運ちゃんも怒るだろう。

あえてフラットに近い場所を探すとしたら、大型車用の駐車場がある側の国道158号沿いになるが、ここは24時間トイレからいちばん遠い場所になる。
「道の駅 ななもり清見」の欠点はこれだけなので、本当に残念だ。

この写真は2025年7月19日(土)の18時30分すぎに撮影しているが、ご覧の通り24時間トイレ前の”一等地”でさえガラ空き。
海の日の3連休初日の日没前といえば、人気のある道の駅なら、既に車中泊の旅人で満車に近い状況になる。
今は暗くなってから道の駅にやってくる車中泊旅行者が多いとはいえ、この様子を見れば、「道の駅 ななもり清見」の駐車場全体に傾斜があることは、ある程度広く認知されていることが伺える。
何しろ、そういうことに敏感なキャンピングカーが1台もいない(笑)。
キャンピングカーの有無は、道の駅の車中泊好適度を探る有効な視点だ。
彼らがいないということは、なにか不都合なことがあると思ったほうがいい。
なお、筆者はこういうことがあるので、初めての道の駅には、状況が分かる明るい時間帯に行くか、事前に下見をするようにしている。
この日は、「道の駅 ななもり清見」の撮り漏れていた24時間トイレを撮影するために足を運んだが、その後に30分ほど走って「道の駅 白川郷」で車中泊をした。

さて。
こちらがその撮り漏れていた「道の駅 ななもり清見」の24時間トイレ。

中には予想通り、ウォシュレットが完備していた。
コロナ禍以前から道の駅を紹介してきたサイトには、トイレの写真を載せているようなところはなかったが、リモートが当たり前だった2.3年の間に、車中泊を初めた若い人たちがこぞって載せたものだから、我々もそうせざるを得なくなった。
確かに、今どき道の駅で和式はあり得ないし、ウォシュレットがないとガッカリするのは老若男女ともに同じだと思うので、それはニーズに合っている。
いくら仕事とはいえ、トイレの写真を撮るなんてカッコ悪いに違いないが、プロなんだもの、必要とあればやるしかない。
というわけで、3年かけて全国各地の道の駅を再取材し、シコシコとトイレの画像を追加しているわけだ(笑)。

続いて物販飲食施設についてだが、売店は充実しており、在庫量と陳列場所から、この店の売れ筋が「地酒」であることが見て取れる。

また、冷凍庫には岐阜県民の大好きな「けいちゃん」もしっかり並んでいた。

食事処では有名な飛騨牛が比較的リーズナブルに味わえる。
現在のメニューはこちら。
とはいえ、年金暮らしの車中泊旅行者には、ちょっと贅沢かと(笑)。

そこで同じ高山のソウルフードでも、違う料理を紹介しておこう。

道の駅の向かいには、高山ラーメンの専門店がある。

うまかったか不味かったかは、この写真でご判断を(笑)。公式サイトはないので、食べログを参考に。
「道の駅 ななもり清見」の車中泊好適度
「道の駅 ななもり清見」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:トイレの中にあって24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:野外にあって24時間利用可能

この写真は、可燃物用のゴミ箱が全体の50%を占めていた、かつてのもの。

そしてこれが2025年7月に撮影した写真。
悪いがこれは、『道の駅 ななもり清美の周辺には、ちゃんとしたゴミの捨て方を知らないバカな住民がいます』と、全国から来る旅行者に公言しているようなものだ。
往々にして指定管理責任者が代わると、こういうことが起きやすいのだが、こんな”まどろっこしいこと”にお金をかけるのなら、頑丈な看板に「家庭ゴミの不法投棄は犯罪なので、見つけ次第摘発します」と大きく明記し、監視カメラを設置すればいい。
加えてイオンのような大型スーパーが、地元の生活者から「リサイクル」目的でペットボトルを集めるのは理解できるが、道路休憩施設の道の駅が、それを声を大にしてすること自体が不自然で、ほかの道の駅ではほとんど行われていない。
ということは、体裁の良い「可燃物のゴミ回収」の、いずれは撤廃を見越した縮小策であるなど、筆者でなくても旅人には”お見通し”だ。

申し訳ないと思ったのか、トイレの中に小さなゴミ箱が置かれていたが、どうなんだろうね。
掃除のおばちゃんに意見を聞いてみたいものだが、『あ~もう、ゴミが減るどころか外にも溢れかえって、仕事が増えただけ。前のほうがずっと良かったわ』とおっしゃるんじゃないですかね(笑)。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 ななもり清見」の最寄りの温泉
ゆうとぴあ稲荷湯
道の駅から約9キロ・20分
おとな460円
☎0577-32-5875
14時30分〜22時30分(受付最終21時30分)
火曜日 定休
コンビニ
ファミリーマートまで約5キロ
スーパーマーケット
「バロー高山南店」まで約9キロ
「道の駅 ななもり清見」のアクセスマップ
高山 車中泊旅行ガイド

岐阜県 車中泊旅行ガイド

岐阜県の道の駅
車中泊好適度チェック!
日本全国の道の駅
車中泊好適度チェック!
車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門
この記事がよく読まれています。






















