「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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昔ながらの湯治湯風情
「純粋な温泉ファンの間で高い人気を誇る温泉館」。と、どの紹介ページにも書かれているが(笑)、まさにそのとおりだと思った。
一にも二にも「お湯」。という姿勢を貫き、創業から今日に至るまで、その至宝を守り抜いてきた。宿主自らが使う「湯守」という言葉には、そんな温泉館の誇りが感じられる。
その雰囲気は、とにもかくにも下の映像でご覧あれ。
今どき露出の調整もない、撮りっぱなしの不器用さが、湯之谷山荘の「持ち味」でもあるのだろう(笑)。
湯之谷山荘 オフィシャルサイトより転用
1940年(昭和15年)の開業以来、少しずつ手直しを加えてきたという内湯には、那須湯本にある鹿の湯のような小さな湯船が3つ用意されている。
手前の小さい浴槽には、珍しい炭酸硫黄泉、奥の大浴槽は単純硫黄泉が、いずれも源泉のまま掛け流しされており、真ん中の湯船には両側の浴槽からお湯が流れ入み、自動的にブレンドされるユニークな造りになっている。
日帰り客は別料金になるが、露天風呂もあるらしく、ここは泊まりで行くほうが、高い満足度が得られるように感じた。
ただし、手前の道は狭い上にカーブがきつく、ハイエース以上のキャンピングカーで行くのは、なかなかの勇気と覚悟が要るだろう。
施設概要
- 所在温泉地 :霧島温泉郷
- 業態 :旅館・ホテル
- 泉質 :単純硫黄泉、単純温泉、単純鉄(II)泉(炭酸水素塩型)、アルミニウム-硫酸塩泉
- お湯:源泉かけ流し
- お風呂:内湯男女各1、露天風呂男女交代制1貸切1
- 休憩スペース :なし
- 飲食施設:なし
- 駐車場 :あり(約30台・無料)
- シャンプー・石鹸等:なし
- ドライヤー:あり(無料)
利用データ
- 営業期間:通年
- 営業時間:10時~14時(閉館15時)、屋内泥湯・蒸し湯は~19時30分(閉場)
- 定休日:毎月1日(土・日曜の場合は翌平日休、1月は7日以降の最初の平日休)
- 入浴料: 大人500円・小学生以下250円
〒899-6603鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970
☎0995-78-2852