「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
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霧島最古の岩風呂 「目の湯」
岩の底から無色透明のお湯が自然湧出しており、まさに「湯壷」と呼ぶに相応しい形状をしているのが、霧島最古の岩風呂と書かれた「目の湯」だ。
古来より目に良いと伝わるが、科学的な根拠は不明らしい。
湯壷はふたりがせいぜいの大きさで、温度は季節や気候によって変わる。つまり、いい湯加減が得られるかどうかは運次第だ。
近くにありながら、まったく泉質が異なる「川の湯」
「川の湯」は、「目の湯」のすぐ横を流れる川の途中にある大きな「湯だまり」だが、川を流れるお湯は、色も匂いもまったく違う。
この川には、上流にある霧島ホテルと旅行人山荘が引湯をしている、「硫黄谷温泉」が流れ込んでいるらしい。筆者は両方の温泉に入湯しているが、確かにお湯は同じに思えた。
これが「川の湯」で、こちらも定員は2名ほど。訪れたのは10月だが、ちょうどいい湯加減だった。
ただし、いずれも探索路から丸見えというロケーションを考えれば、普通は足湯で済ませるのが無難だと思う。
更衣場所がないので、どうしても浸かりたい人はクルマで水着に着替えてということになるが、よほどの温泉好き以外は、そこまでして… という気がする。特に中高年はね(笑)。
駐車場とアクセス
霧島温泉丸尾交差点から県道1号に入り、霧島ホテルまで行く途中の左手にある「丸尾自然深勝路」の入口に、数台が停められる駐車スペースがある。
「丸尾自然探勝路」の入口から「目の湯」までは、歩いて1分もかからない。