25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園」の車中泊に関する情報です。
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~ここから本編が始まります。~
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」は、自分たちで値打ちを下げてしまっている”残念な道の駅”

道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園 DATA
道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園
〒769-0201
香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
☎0877-49-0860
9時~18時
第1・第3水曜 定休
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.12.26
2018.05.08
2025.02.09
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」での現地調査は2025年2月が最新です。
道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」のロケーション

「道の駅 瀬戸大橋記念公園」から、わずか6キロ。
なぜゆえ、瀬戸大橋の袂のこのような至近距離に、似たような公園型の2つの道の駅があるのか?

という疑問を抱く人の大半は、もしかすると「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」のほうが、「道の駅 瀬戸大橋記念公園」より後に作られたと思っているかもしれない。
だが、事実はその逆。

瀬戸内海に面した絶好のロケーションにある「うたづ臨海公園」の中には、「入浜式塩田」があるのだが、実はこの地はもともと江戸時代から続く塩田地帯だった。
江戸時代の塩田築造をきっかけに、明治時代には次々と新しい塩田が拓かれ、宇多津は塩の町として日本一の生産量を誇っていたという。
だが、国策として塩業整備法が1971年(昭和46年)に施行されたことで、翌年に塩づくりは廃止となり、約230年に及ぶ塩田の歴史は幕を閉じる。

しかし約186ヘクタールに及ぶ広大な塩田跡地は、国家プロジェクト「瀬戸大橋」の四国側の要衝地になったことにより、宇多津では新都市開発の機運が高まり、塩田跡地の再開発計画が始まった。

「瀬戸大橋」の建設が始まったのは、1978年(昭和53年)。
それから10年の歳月を経て、1988年(昭和63年)4月に開通を迎える。

その開通と同じ年の10月に誕生したのが、「うたづ海ホタル」の前身である「宇多津産業資料館」と、入浜式塩田の作業が体験できる「復元塩田」を持つ広大な園地で、のちに「うたづ臨海公園」と名付けられ、1998年に道の駅に登録された。

ちなみに1988年(昭和63年)に開催された、「瀬戸大橋博’88/四国」の会場跡地を整備した県営の海浜公園が、「瀬戸大橋記念公園」だ。
「瀬戸大橋記念公園」は、それから20年を経た2007年に道の駅に登録されるわけだが、その理由は”云わずもがな”で、広大な博覧会跡地を持て余してしまった以外には考えられない(笑)。
そしてこの過去のしがらみが、40年近く過ぎた現在にも不可解な痕跡を残している。
というわけで、本来気の毒なのはこの「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」なのだが、こちらも『道の駅としての方向性を見失っている』のは確かだろう。
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」の施設

その1つ目の事例が、駐車場の夜間閉鎖だ。

ただ、かつては「道の駅 瀬戸大橋記念公園」と同じく全面閉鎖が行われていたが、現在は「部分閉鎖」に変わっている。

しかし『どのエリアが閉鎖で、どこが開いているのか』は、現地にもホームページにも明記されていない。
写真は2025年2月9日(日)の朝8時35分に撮影したものだが、手間右端のハスラーは、見るからに車中泊明けのようだったし、多くのクルマが確実に車中泊をしている画像も、ネット上には挙がっている。
だったら、車中泊旅行者に二の足を踏ませ、道の駅としての印象を自ら貶めるだけの看板は、取り外したほうがいい(笑)。

こちらが「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」のレイアウトで、トイレは駐車場を挟んで左右両側に用意されている。

レイアウトの右側のトイレは、公衆トイレなのでおそらく24時間利用できる。

中にはウォシュレットも完備していた。
続いて、筆者が「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」が『道の駅としての方向性を見失っている』と書いた、2つ目の理由がこちらの「恋人の聖地」だ。

公式サイトには、こう書かれてある。
宇多津臨海公園は国内で140カ所以上ある恋人の聖地の中でも夕日が美しいことで有名。四国で最も早く恋人の聖地に認定されており、多くのカップルが訪れるデートの定番スポットになっている。夜には瀬戸大橋のライトアップがより一層ムードを盛り上げます。
さらに続けて「恋人の聖地」についての説明も記載されているのだが…
確かに全国の道の駅の中には、同じように「恋人の聖地」の指定を受けているところもあるのだが、
正式な道の駅の名前に、NPO法人とはいえ民間企業の登録商標を加えているのは、ここしかない。
それって、「道の駅 パナソニック うたづ臨海公園」ってやるのとどう違うの?

公的な施設が特定企業のイメージを冠にするというのは、スタジアムのネーミングライツのようにスポンサー契約に立脚しているのならまだしも、「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」にはそういう情報も見当たらない…
それに、露出の多い駅名にまで「恋人の聖地」をつけるとなると、東京や大阪のようなハラスメントに過敏な地域では、『お一人様やファミリーが、行きづらくなる』という話にもなりかねないし、実際に筆者はそう感じる。
そもそも「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」がオープンしたのは1998年4月17日で、「恋人の聖地プロジェクト」が発足したのは2006年なので、当初は「道の駅 うたづ臨海公園」が正式名だったはずだ。
またついでに云うと、「うたづ海ホタル」は2009年にオープンしているが、東京湾アクアラインの「海ほたる」ができたのは1997年で、これもまた真似になる。

それでも少しは似ているならおもしろいと思うが、本物はかなりすごい(笑)。
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」からは、短絡的に”人のふんどし”で相撲を取ろうという姿勢が感じられる。

こちらは「海ホタル」の中にあるFMのサテライトスタジオだが、道の駅とどういう関連性があるかなと思えてしまう。
道路利用者が使える情報室や休憩室、売店・食事処があって、そのうえさらにというのならいいとも思うが、たぶん日本ではこういうのを「本末転倒」と云う。
今からでも、もう一度時計の針を戻して、駅名を含めて再度どうあるべきかを練り直すべきなのでは。

前述したように、宇田津エリアは塩づくりで発展を遂げてきた歴史を持っており、その歴史を後世に伝えるために、今でも入浜式塩田を設けて、その作業が体験できるようになっている。
であれば、道の駅の名前は「道の駅 うだつ塩づくり公園」とか「道の駅 うだつソルトパーク」とかにして、それをコンセプトの柱にすれば、”もはや死体と化しているような施設”も蘇るし、方向性も定まってくる。
そもそも塩は、暮らしになくてはならない”栄養分”で、道の駅に客を呼べるグルメと結びつけやすいし、お隣の徳島県では、こんな笑える土産物まで作っている。

なお『塩田なんぞで、人が来るかよ』と笑う人は、能登まで足を運んで、同じ道の駅の「すず塩田村」を見てきたらいい。

ここだって手放しで称賛できる道の駅とはいえないが、筋は1本通っている。
現在は能登地震で地形が変わってしまい、かつてのようにはいかなくなってしまったが、それでも塩田の再開を目指して日々奮闘している。
最後に筆者は、「恋人の聖地」の認定まで返上しろとは云ってない。
しかしやるなら、このくらいのものは作る「気概」は要るだろう。

北海道 上富良野日の出公園

伊豆半島 恋人岬
それに、恋人や恋愛はアートじゃなくてリアルだ。

こちらは「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」にある「恋人の聖地」のモニュメントだが、凡人には理解不能だった(笑)。
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」の車中泊好適度
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」の最寄りの温泉&周辺買い物施設
しおはまの湯 四国健康村
道の駅から6.6キロ・クルマで15分
3時間プラン
おとな平日900円
特定日(年末年始・GW・お盆)950円
24時間
(25時~翌朝6時までは清掃タイム)
第二木曜 定休
※おとな2000円のフリープランなら、朝5時から翌日の朝9時30分までの利用(深夜滞在料金別途1300円)が可能
コンビニ
セブンイレブンまで約650メートル。
スーパーマーケット
「エブリイ 宇多津店」まで約850メートル。
「道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園」のアクセスマップ
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