車中泊デビュー「3つのシナリオと留意点」

中高年から始める車中泊クルマ旅
クルマ旅のプロが提唱する、違いが分かる大人の車中泊クルマ旅
この記事は、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、2019年に還暦を迎えて書き下ろした、自らの経験に基づく話です。

車中泊を始める前に知っておきたいこと。

これから車中泊を始めようとする人には、3つのシナリオが用意されている。

その中で一番多いのは、現在乗っているクルマを使って車中泊をスタートさせる道を選ぶ人だろう。
現在乗っている乗用車で始める「車中泊クルマ旅入門」
「令和」の時代にマッチするスマートなマイカー車中泊を、クルマ旅のプロが解説します。
この件については、既に別記事に詳しくまとめているので、そちらを参考にしていただきたい。

2つめのシナリオは、車中泊を始めるために新たなクルマを買う道だ。

出典:HONDA

多くは日常生活にも使える普通車を選択すると思うが、排気量に関わらず上記の内容を踏まえるならば、ホンダのフリードのように、最初から完全なフラットになる車種を選ぶほうがいい。

理由は、未改造車でもっとも難しいのは、こういう床面を作ることだから。

既にそれをクリアしているこのクルマなら、後は背中や腰が痛くならないよう、携帯性の良いマットを敷くだけで、買ったその日から車中泊ができる。
車中泊の「三種の神器」。まずはこれから揃えよう。
乗用車で車中泊を始める際に必要な「三種の神器」の紹介です。

そして最後のシナリオが、キャンピングカーやトラベルカーを買うことだ。

結論としてはこれが最良だが、新車の場合は500万円を超える出費になるため、衝動買いだけは避けたい。特に「欲しい!」という気持ちになっている時は、キャンピングカーショーに行くと、どれを見ても自分に合うクルマだと思えてくる。それは、空腹時にスーパーに行くのと同じようなものだ(笑)。

良い買物をする秘訣は、自分はどういう使い方がしたいのかを、もう一度客観的に考える時間を持つことだろう。

実際、ハイエースのバンコンに乗る人の多くはギャレーを使っていない。それなら8ナンバーにこだわる必要はなく、写真のようにシンプルなトラベルカーと呼ばれるモデルを選択したほうが、コストも安く収まり、車内を広く使うこともできる。

なお、ハイエースをベース車両に選んでおくと、FFヒーターやソーラー発電・サブバッテリーシステムなどが「後付け」しやすい。それは適合パーツと取り付けのノウハウが多くの業者に知れ渡っているからだ。

最後に…
中には出回っていない車種を欲しがる人もいるだろうが、まず前例のないクルマのカスタマイズは難しい。また車検業者への指導は年々強化されており、法令をクリアできないセルフ改造車は、今や車検を受けることすら難しいのが現状だ。

中高年から始める車中泊クルマ旅
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