道の駅 はくしゅう 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2022年11月更新

道の駅はくしゅう山梨県の24時間ゴミ箱が使える道の駅
【2022年11月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 はくしゅう」の車中泊に関する記述です。
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
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「道の駅 はくしゅう」は、南アルプスの天然水が無料で汲め、スーパーマーケットが隣接している利便性に富んだ道の駅。

道の駅はくしゅう

道の駅 はくしゅう DATA

道の駅 はくしゅう
 〒408-0315
山梨県北杜市白州町白須1308
☎0551-20-4711
営業:9時~18時・水曜定休

「道の駅 はくしゅう」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第16回
登録日/2000年8月18日 

「道の駅 はくしゅう」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2012.09.14
2015.03.12
2012.03.12
2022.09.24

※「道の駅 はくしゅう」での現地調査は2022年9月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年11月に更新しています。

道の駅 はくしゅう【目次】

道の駅はくしゅう

「道の駅 はくしゅう」のロケーション

「道の駅 はくしゅう」の施設

「道の駅 はくしゅう」の車中泊好適度

「道の駅 はくしゅう」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

「道の駅 はくしゅう」のアクセスマップ

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「道の駅 はくしゅう」のロケーション

道の駅はくしゅう マップ

「道の駅 はくしゅう」は、山梨県北杜市白州町にある国道20号の道の駅。

関東の人は読めると思うが、北杜は「ほくと」と発音する。

国道20号は、江戸幕府によって整備された江戸日本橋から八王子・甲府を経て、長野県の下諏訪で中山道と合流する、かつての「甲州街道」にあたる。

長野へと先を急ぎたい若者や現役世代は、並行して走る「中央自動車道」を走ってスルーしてしまいがちだが、道の駅が点在している「甲州街道」は、中高年の車中泊旅行者にとっては、なかなか面白い道筋だと思う。

道の駅はくしゅう

中でも「道の駅 はくしゅう」は、「南アルプスの天然水」で有名になった、日本名水百選に選ばれている「白州の水」を無料で汲むことができる。

サントリー白州蒸溜所

ただ「白州」といえば、お酒好きならまずはココを連想するだろう(笑)。

「サントリー白州蒸溜所」は、サントリーウイスキー誕生50周年を記念して、1973年に設立された山崎蒸溜所に次ぐ同社2番目の蒸溜所だ。

現在は敷地内に「サントリー天然水 南アルプス」のボトリング工場も併設している。

サントリー白州蒸溜所

蒸留所の一部は見学コースとして開放されているが、お勧めはサントリーの歴史を展示している「ウイスキー博物館」だろう。

サントリーウイスキー白札

写真はサントリーが苦労の末に完成させた、国産ウイスキーの第1号「白札」だが、生みの親はなんと、後に「ニッカウヰスキー」を創業する竹鶴政孝だというからおもしろい。

その逸話を描いたのがNHKの朝ドラ「まっさん」で、ドラマに関連する興味深いエピソードを、こちらの記事にまとめている。

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「道の駅 はくしゅう」の施設

道の駅はくしゅう

「道の駅 はくしゅう」の駐車場には、緩やかな傾斜があるものの、車中泊に支障があるほどではない。

ただし水汲みに訪れる地元の人があるので、早朝から出入りは多いようだ。

なお現在は駐車場の一画に、2台分のRVパークができている。

RVパーク 道の駅はくしゅう

道の駅はくしゅう

「道の駅 はくしゅう」の駐車場のすぐ近くにある、この建物が24時間トイレ。

道の駅はくしゅう トイレ

中は男女ともに、ひとつだけがウォシュレットになっている。

道の駅はくしゅう

こちらが「白州の水」の無料汲み場。

ただ無料の水汲み場は、往々にして「どんだけ~!おじさん・おばさん」が独占していることが多く、運が悪いと諦めざるを得ない(笑)。

道の駅はくしゅう

ただ「道の駅 はくしゅう」には、駅舎の前にも小さな水汲み場があるので、そういう時はここを利用するといい。

道の駅はくしゅう

こちらは休憩スペースを兼ねた情報室で、その奥に「かもしか食堂」がある。

道の駅はくしゅう

養殖とはいえ、国産のうなぎでこの値段なら悪くはなさそう。ただボリュームからすると、若い人向けという気もした。

道の駅はくしゅう

天井が高くて開放感のある売店は、野菜の品揃えも多く、特産品のワインもたくさん並んでいる。

道の駅はくしゅう

とはいえ山梨土産といえば、やっぱり「ほうとう」と「信玄餅」(笑)。

最後に…

道の駅 信州蔦木宿

「道の駅 はくしゅう」は、買い物や給水で立ち寄るにはいいところだが、約8キロ・クルマで10分のところに、温泉が併設している「道の駅 信州蔦木宿」がある。

加えて「道の駅 はくしゅう」の駐車場に傾斜があるので、車中泊には「道の駅 信州蔦木宿」のほうが適していると思う。

「道の駅 はくしゅう」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー普通車:85台
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅 はくしゅう」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:あり。駅舎の正面左端
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅はくしゅう

以前は駅舎の正面入口にあったが、2022年9月の訪問時には移動し、ケースも刷新されていた。

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

バイクキャリア

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 はくしゅう」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

尾白の湯

尾白の湯
※約2.5キロ・クルマで5分
☎0551-35-2800
大人830円
10時~20時(受付最終19時30分)・水曜定休

コンビニ
ローソンが約550メートルのところにある。

道の駅はくしゅう

スーパーマーケット
「セルバ白州エブリ店」が隣接。

「道の駅 はくしゅう」のアクセスマップ

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