25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 アルプ飛騨古川」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。

~ここから本編が始まります。~
「道の駅 アルプ飛騨古川」は、「高山」から一般道で「白川郷」方面に抜けやすい場所に位置する、農産物直売所が人気の道の駅

道の駅 アルプ飛騨古川 DATA
道の駅 アルプ飛騨古川
〒509-4254
岐阜県飛騨市古川町上町1348-2
☎0577-57-5400
9時~17時
12月~3月のみ水曜 定休
※営業時間と定休日は店舗によって異なる
標高 約500メートル
「道の駅 アルプ飛騨古川」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第10回
登録日/1996年4月16日
2022年(令和4年)7月、農産物直売所「飛騨産直市 そやな」が新設オープン
「道の駅 アルプ飛騨古川」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2014.09.22
2025.08.23
「道の駅 アルプ飛騨古川」での現地調査は2025年8月が最新です。
道の駅 アルプ飛騨古川【目次】

「道の駅 アルプ飛騨古川」のロケーション

「道の駅 アルプ飛騨古川」は、国道41号を「高山」から「富山」方面に約13キロ・20分ほど走ったところにあり、「高山」観光を終えた翌日に、一般道で北陸だけでなく、世界遺産の「白川郷」「五箇山」に向かいたい人にも適した”旅の宿”になる。
前日「道の駅 ななもり清見」で車中泊をした人は、同じ道を戻るより、このルートを選択したいと思うかもしれないが、最初に駐車場の傾斜に関しては、いずれも大差がないことをお伝えしておこう。
また、世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」については、オリジナルの詳しい車中泊旅行ガイドを用意しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

さて。
「飛騨古川」といえば、「瀬戸川と白壁土蔵街」の風情豊かな景観で有名だ。
清らかな水が流れる瀬戸川では、4月から11月にかけて、色とりどりの鯉が優雅に泳ぐ姿を見ることができる。
「道の駅 アルプ飛騨古川」から、約2キロ・クルマなら5分ほどのところなので、日々ウォーキングをしている方なら、散歩代わりに十分歩いて行ける距離だろう。

いっぽう若い世代には、2016年に放映された映画『君の名は。』でお馴染みだ。
映画後半の舞台となる“糸守町”は架空の町だが、飛騨古川駅が実際に登場する。
ストーリーを知らないシニア世代でも、あの超高速で文字数過多な、2025年に放送された朝ドラ「あんぱん」の主題歌を歌っている、「RADWIMPS」が担当したこの名曲は聞いたことがあると思う(笑)。
実写・アニメにかかわらず、「映画」や「ドラマ」は間違いなく旅をおもしろくしてくれるファクターだ。
筆者はジブリの作品はもちろん、近年では「すずめの戸締まり」や、京アニの「響けユーフォニアム」のような、少女アニメにも目を向けている(笑)。
そしてもうひとつ、
「飛騨古川」には、お知らせしておかなければならないことがある。
道の駅 飛騨古川いぶし

写真は「道の駅 アルプ飛騨古川」から、8キロほど山中に入った県道90号・古川清見線沿いに、かつて存在した「道の駅 飛騨古川いぶし」だ。
「中部縦貫自動車道」が「高山」まで延伸したことによる利用者の減少と、過疎化による人手不足が原因で経営難に陥り、2023年11月から休業状態に陥っていたが、2025年3月末で廃業・閉鎖となった。

「飛騨卯の花街道」の別名を持つ岐阜県道90号・古川清見線は、「高山」を経由せず、「飛騨古川」と東海北陸道の「飛騨清見インター」を最短距離で結ぶ重要な道だ。
2002年に旧ふるさと林道・畦畑彦谷線上に、4475メートルの「猪臥山トンネル」が開通すると、交通量の増加を見越し、同年に「ドライブインいぶし」が開設された。
「道の駅 飛騨古川いぶし」は、その「ドライブインいぶし」に観光案内所や物産館などを追加で新設し、2003年に登録された経緯を持つ。

出典:国土交通省
しかし2007年に、「飛騨清見IC」から「飛騨高山IC」まで無料で利用できる、『中部縦貫自動車道の一部にあたる「髙山清見道路』が開通すると、状況は一変。
有料ならまだしも、走りやすくて無料となれば、誰でもそちらを選ぶのは当然で、これは致し方のない話… と普通は思う。
だが、わずか3年後にその事態が生じることは予測できていたはずなのに、『あえて道の駅に格上げする必要があったのか?』という疑問は残る。
ちなみに「道の駅 アルプ飛騨古川」は、はるか以前の1996年に道の駅に登録されており、あえて2つにする理由は見当たらない。
そう考えると、『疑問が疑惑』になる。
長年にわたるガソリン暫定税率のおかげで、”財源豊かな国交省”が(笑)、全国の自治体がやらかした失敗赤字事業の尻拭いに、「道の駅」を巧みに利用してきたのは明らかで、岐阜県なら「道の駅みのかも」を見ればそれがわかる。
ゆえに「道の駅 飛騨古川いぶし」の道の駅認可取り下げは、赤字からというより、高齢化による人手不足のほうが大きな要因だったと思う。
そもそも、
膨大な工事費をかけて「猪臥山トンネル」を掘削したのも、「中部縦貫自動車道」の延伸を続けているのも、「道の駅」の認可をしているのも「国交省」だ。
だから矛盾していようがいまいが、話がすんなり通ることには合点がいくが、方やで国の赤字財政が膨らみ続ける中で、もうそろそろ茶番は終わりにしてもらいたい。
「道の駅 飛騨古川いぶし」のギブアップは、それが『明るみになった』という点で、大きな意味があると思う。
「道の駅 アルプ飛騨古川」の施設

さて。
これが道の駅に貼ってあった、航空写真をベースに作成されたレイアウト図だが、圧倒的に大型車ゾーンが目立っている。

実際に見ても、さすがにこの距離感はヤバイと感じた(笑)。
しかも前述したように、「道の駅 アルプ飛騨古川」の駐車場は24時間トイレ側から、農産物直売所「飛騨産直市 そやな」方向に向かって傾斜している。
そのため、本来なら違う道の駅での車中泊を勧めたいところだが、この一帯の道の駅の駐車場は、まるで示し合わせたかのように、どこもかもが傾いているので、移動したとて”傾き”からは逃れられない(笑)。

「道の駅 アルプ飛騨古川」の24時間トイレは、「飛騨産直市 そやな」と逆側の一番端に用意されており、さらにその奥には、後述するゴミステーションがある。

トイレは、2018年にウォシュレットに改修されている。

こちらは24時間トイレに隣接する情報発信施設で、座敷に扇風機まで置いてある。
利用時間は確認できなかったが、24時間使えるのなら、ライダー・チャリダー、そしてバックパッカーには朗報だ(笑)。

そしてこれが、2022年(令和4年)7月に新設された、農産物直売所の「飛騨産直市 そやな」だ。

鮮度とボリューム満載の地元野菜のほか、

お膝下の酒蔵が造る「蓬莱」に

高山の名物まで、
品揃えは実に幅広く、実質的にここが道の駅の売店になっている。

なお、オープン当初からあるかのように、道の駅の中央にデンで座る、合掌造り風の「老田屋製麵所 飛騨古川店」は、「飛騨産直市 そやな」と同じく、2022年12月にできた店だ。

創業1901年、製麺一筋に歩んできたその味を、筆者も賞味してみたかったのだが、営業時間が11時から15時だったため、今回は断念した。
ただここは、ちょっと宣伝が上手すぎるという気がしないでもない(笑)。
そもそも、普通は道の駅のセンターポジションに、個人企業がこれほど大きな店を構えられるはずはなく、よほどのコネクションがあると勘ぐるほうが自然だ。
「食べログ」の総合点は3.08。気になる方は以下でご確認を。

これは2014年に、「道の駅 アルプ飛騨古川」で車中泊した時の写真。
確かに「老田屋製麵所」はなく、最初は違う道の駅ではないのかと自分の記録を疑ってしまった(笑)。
「道の駅 アルプ飛騨古川」の車中泊好適度
「道の駅 アルプ飛騨古川」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり24時間利用可
缶・ビン・ペットボトル:同上

24時間トイレの横に、ご覧のようにきちんとしたゴミステーションを用意している。
「道の駅が、なにゆえここまでここまでしないといけないの?」
そう思っている道の駅の管理責任者は、一度ここに足を運んで”現場の声”に耳を傾けてもらいたいものだ(笑)。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。 しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、 道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。 すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 アルプ飛騨古川」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館
道の駅から約5キロ・10分
☎0577-72-5526
おとな620円
10時~21時 (受付最終20時15分)
木曜 定休
コンビニ
ファミリーマートまで約2キロ
スーパーマーケット
「駿河屋 古川店」まで約1.5キロ
「道の駅 アルプ飛騨古川」のアクセスマップ
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