この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
あねがわ温泉までクルマで3分。琵琶湖・湖北で近くに日帰り温泉がある道の駅。
桜の名所で知られる「長浜城」や、冬に波止からワカサギ釣りができる「余呉湖」に近い湖北には、「道の駅 湖北水鳥ステーション」や「道の駅 塩津海道あぢかまの里」など、ほかにも大きな道の駅がある。
だが、いずれも日帰りで利用できる適当な入浴施設が遠く、それが車中泊の旅人はネックになっていた。
湖北は城跡やネイチャーフィールドに恵まれているエリアだけに、旅人は立ち続けたり歩くことが多く、夕方には疲れた脚を癒やしたくなる。
汗をかかない季節の週末旅なら、1日ぐらいは我慢できなくもないが、数日間ともなればそうはいかない。
その悩みを解消してくれたのが、2017年に長浜市の国道365号沿いにできた、この「道の駅 浅井三姉妹の郷」だ。
商工会が運営をしているだけあって、売店の品揃えは悪くない。小さいながらも、お弁当類・新鮮な野菜、さらに鮎の佃煮・鮒寿司・地ビールといった特産品まで置いてあるので、それなりの車中泊飯が楽しめる。すぐ前にセブンイレブンがあるのもありがたい。
ちなみに最寄りの大きなスーパーマーケットは、1.4キロ・クルマで4分ほどのところにある「フレンドマート淺井店」だ。
こちらは軽食コーナーを兼ねた休憩スペース。ジェラードのほかに、地元の新鮮な食材を具材に使ったピザも販売している。
18時までしか開いていないが、無料でお茶が飲めて、電子レンジまで使えるのも、この道の駅のいいところだろう。
【最寄りの温泉】※クルマで2.3分
あねがわ温泉
☎0749-74-4488
10:30-22:00・不定休
おとな865円
料金は少し高いが、アメニティーのクオリティーと、3つの露天風呂を持つことなど、コスパで判断すると悪くはない。
なお料金優先という人には、6キロ・10分ほど離れたところ「健康パークあざい」(おとな550円)がある。ただしこちらは温泉ではなくお風呂だ。