この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
江ノ島ヨットハーバーに隣接する「湘南港臨港道路附属駐車場」は、湘南の貴重な車中泊スポット
湘南港臨港道路附属駐車場【目次】
1.「湘南港臨港道路附属駐車場」のロケーション
神奈川県指定の史跡・名勝、日本百景に選ばれている「江ノ島」は、湘南海岸の「ランドマーク」とも呼べる存在で、例年900万人近い観光客がやってくる。
だが鎌倉を含む湘南エリアは、道の駅はおろか、RVパークもなく、落ち着いて車中泊ができる観光駐車場でさえ簡単には見つからない、車中泊スポットの不毛エリアだ。
2.「湘南港臨港道路附属駐車場」の車中泊事情
上の記事に詳しく記載しているが、「江の島」には3つの有料駐車場があり、ほかでも車中泊はできるのだが、筆者のイチオシはこの「湘南港臨港道路附属駐車場」だ。
1番の理由は、ご覧の通り「高さ制限」がないこと。
ここは普通車用とは別に、大型車用の駐車スペースも用意しており、バスコンもキャブコンのキャンピングカーも入庫はできる。ただし車高2.5メートル以上は大型車料金(1日最大3100円)になる。
なお、1日の最大駐車料金設定は24時間ではなく、日付で変わる。
つまり普通車で車中泊をすると、1500円(4時間超)✕2日分と計算され、合計3000円になる。また21時30分から翌朝5時までは出入庫できない。
次は駐車場の中にトイレがあること。ほかの2つの駐車場は、近くにある公衆トイレまで行かなければならない。
そして最後は、素晴らしいロケーションだ。
「江の島」のクルマで行ける1番奥まったところある「湘南港臨港道路附属駐車場」は、そのまま波止場とつながっており、少し歩くだけで釣りができる。
こちらは2階にあたる「江ノ島ヨットハーバー展望デッキ」。
釣りをしなくても、ここで「渚を滑るディンギー」に目をやれば、気分はもう「君は天然色」。まさに「ロングバケーション」にぴったりだ(笑)。
分かる人はピン!と来てると思うが、いい機会なので懐かしの名曲を写真とともにリンクしておこう。ただし、このフレーズが出てくるのは3番だ。
「君は天然色」は、1981年3月に発売された大滝詠一の通算7作目のシングルで、アルバム「A LONG VACATION」にも収録されている。
江の島アイランドスパ
富士山の見える江の島天然温泉プラン
☎0466-29-0688
大人1250円
12時~20時30分(受付最終19時30分)
2021年:1~3月 月曜・木曜定休
2021年:4~9月 木曜定休
※もっと安い料金で入浴できるのは、約7キロ・クルマで20分ほどのところにある「湯乃市 藤沢柄沢店」。
湯乃市 藤沢柄沢店
☎0466-26-2614
平日:大人730円 10時~23時(最終入館22時)
土日祝:大人830円 8時~23時(最終入館22時)
第3水曜定休
コンビニ
ローソンまで約1.4キロ
スーパーマーケット
約2.3キロのところに「フレッシュストアーYAOMINE」がある。