車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、長野県第2の都市「松本」のクルマ旅における観光と車中泊事情を紹介しています。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド

この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
~ここから本編が始まります。~
車中泊の旅人にとって松本市街は、半日あれば十分観光できる場所。

松本の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.09.17
2012.11.12
2015.03.11
2015.04.11
2015.04.26
2017.04.13
松本での現地調査は2017年4月が直近で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年7月に更新しています。
松本の観光事情

出典:MapFan
これは松本市に限ったことではないが、1999年から2010年にかけて実施された大規模な市町村合併(平成の大合併)により、もともと力のあった自治体の領域は驚くほど広がり、既存のイメージとは合致しなくなっている。

松本市の場合は、「乗鞍高原」と「上高地」もその領域に含まれており、現在は”松本の観光地”と云えば、信州の象徴とも呼べる「北アルプス」に近くて、全国的にも美しい景観が知れ渡っている両者のほうが、実質的な露出も大きい。
とはいえ

観光客が松本で連想する筆頭の観光地と云えば、やはり「松本城」だろう。
「松本城」については城下町とともに、以下の記事にかなり詳しく深堀りした内容を記載しているので、ぜひ合わせてご覧いただきたいと思う。
ここまでの話に異論を挟む人は少ないと思うのが、問題はその先だ。
つまり「松本城」と城下町以外の、市街地の見どころってどうよ…

確かに雑誌やネットの観光ガイドには、美術館や博物館、さらには写真の国宝指定された「旧開智学校校舎」のような、明治初期に建造された日本の貴重な建築物などが紹介されている。
ただそれは北海道の「札幌」と似た話で、公共交通機関やあらかじめ旅行スケジュールがプログラムされた、移動に制約がある旅行者を意識したものだと思う。
長野県民と文化芸術に興味のある人は別として、クルマで旅する人間には、正直なところ、雄大な自然に憧れて訪ねる信州で、”そこまではなぁ”という迷いがある。

特に旅行日数に限りがある現役世代は、それこそ1時間ほどで行ける「乗鞍高原」や「上高地」に、その観光時間をまわしたいと思うのは当然だ。
しかし、かたやでは

煽るように市街地の観光スポットをPRしてくる観光ガイドに惑わされ、何か大事なものを見落としたまま、この地を後にする不安感も拭えない。
ゆえに背中を押そう。
筆者は「松本」の市街地では、「松本城」と城下町を観れば十分だと思う。
なんでもかんでも総花的に紹介するのは、一見すると読む側に多くの選択肢を提供しているように見えるが、同時に自らの目に確固たる自信が持てないがゆえに、そうしているとも云える。
筆者なら、”その世界に精通する経験豊かな専門家”が、自信を持ってメリハリをつけてくれるほうがずっとありがたい。
松本の車中泊事情

上記のスタンスからすると、「松本城」と城下町には、空いている午前中の早い時間帯に行くのがお勧めだ。
その場合、関東方面なら中央道の「諏訪湖SA」、関西・東海方面からなら「駒ヶ岳SA」あたりで前泊し、旅の初日の朝から松本に入るか、逆に「安曇野」あたりで最後の車中泊して、翌日の帰路に着くまでの時間を利用して、松本城下を観光するのが得策になる。
ということは、普通なら松本市街の近辺で車中泊をする必要性は見当たらない。

ただどうしてもというのなら、夜の街遊びも可能な城下町にある、「松本商工会議所中町駐車場」がいいと思う。
下記をクリックすれば、直接「松本商工会議所中町駐車場」の詳細にジャンプする。

また旅人の中には、泊まり慣れた「道の駅」がいいという人もあると思うので、松本市内に最寄りの、「道の駅 今井恵みの里」についても紹介はしておこう。
この道の駅は車中泊に支障はないのだが、「松本城」からは約20キロ・クルマで40分ほど離れた場所にあるので、翌日また松本市街に戻るにはかなり不便だ。

なお、乗鞍高原に向かう途中にも「道の駅 風穴の里」があるが、この道の駅は駐車場の傾斜がきつく、車中泊にはあまり適さないと思う。
松本・乗鞍・上高地 車中泊旅行































