道の駅 みずなし本陣ふかえ 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年2月更新

道の駅 みずなし本陣ふかえ長崎県の24時間ゴミ箱が使える道の駅

【2023年2月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の車中泊に関する記述です。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
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「道の駅 みずなし本陣ふかえ」は、島原半島観光時だけでなく、長崎県と熊本県の往来時に便利な道の駅

道の駅 みずなし本陣ふかえ

注意!

売店・レストランなどの物販飲食施設は2021年11月以降、閉鎖中。

※以下は長崎新聞の記事から転記
1991年の雲仙・普賢岳噴火災害の学習施設などを備えた長崎県南島原市深江町の道の駅「みずなし本陣ふかえ」が2021年11月30日の営業をもって終了する。

なお、土石流で被災した家屋を見学できる、県設置の被災家屋保存公園や駐車場、トイレは引き続き利用できる。

文面を読む限り、車中泊そのものは可能なようで、物販飲食施設もいずれは代替業者が決まる可能性もあるので、「閉鎖」より「休館」というほうが妥当かもしれない。

そのため当サイトでは過去の記事を、そのまま「据え置き」している。

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道の駅 みずなし本陣ふかえ DATA

道の駅 みずなし本陣ふかえ
〒859-1504
長崎県南島原市深江町丁6077番地

閉鎖中の問い合わせ先 
☎0957-73-6632(島原市役所 地域振興部 観光振興課)

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第14
登録日/1998年4月17日

2021年11月以降2023年2月現在も、物販飲食施設は閉鎖(休業)中。

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2014.01.18
2020.12.30

※「道の駅 みずなし本陣ふかえ」での現地調査は2020年12月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年2月に更新しています。

道の駅 みずなし本陣ふかえ【目次】

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の
ロケーション

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の施設

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の
車中泊好適度チェック

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の
最寄りの温泉&周辺買物施設

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の
アクセスマップ

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」のロケーション

島原港

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」は、長崎県の島原半島にある唯一の道の駅だ。

島原半島には地獄谷で有名な温泉地の「雲仙」や、「島原の乱」の舞台となった「原城」などのメジャーな観光地があるが、実は熊本県の長洲町・熊本市、そして天草市の鬼池港に通じる3つのフェリー航路を有している。

ゆえに九州在住者やリピーターは、「交通の要衝」として島原半島を活用しており、「道の駅 みずなし本陣ふかえ」を、その際の「前泊」あるいは「後泊地」に利用している人が多い。

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の施設

道の駅 みずなし本陣ふかえ

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」は、2つの顔を持っている。

「本陣」は江戸時代以降の宿場で、大名や旗本、幕府役人といった、身分の高い者が泊まった建物を意味している。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

ということは、かつてここに島原藩の本陣があり、なにかそれに関連するものでも展示されているのかと思いきや、中は食事処と売店、そして本陣とは関係のない展示室になっている。

実は「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の実態は、江戸時代っぽい名前とエントランスからは、ずいぶんかけ離れた内容だった。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

その実態がこちら。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」は、1991年に198年ぶりに噴火した雲仙普賢岳の麓に建っている。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

そして道の駅の周辺は、翌年の8月8日から14日にかけて発生した火砕流で、特に大きな被害を被った場所にあたる。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

一部をドームで覆った「土石流被災家屋保存公園」は、当時この地にあった11棟の家屋が、すさまじい土石火砕流を受けて埋没してしまった姿を、そのまま永久保存することにより、後世に土石流災害の恐ろしさと防災の重要性を伝える目的で設立された、今で云う「災害遺構」だ。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

幸いにも、住んでいた人々は避難勧告を受け避難し、人的被害はなかったというが、この雲仙普賢岳の噴火は、日本の災害史上例のない長期災害となり、島原市、深江町、有明町全体では、1991年5月から1995年8月までの間に、1,692棟が土石流被害に遭ったという。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

「土石流被災家屋保存公園」のインパクトが強すぎるため、観光客的にはこの施設の名前を、「道の駅 普賢岳・土石流被災家屋保存公園」にしてくれたほうが分かりやすかったようにも思えるが、想像するに、行政は被災者の心情を思い測り、現在の駅名を採用したのだろう。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

さて、今度は道の駅の施設をご紹介。

まず、駐車場は広々としているうえにフラットで、車中泊に支障はない。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

トイレと情報提供施設が、駅舎から独立して駐車場の近くに設けられているのも、旅人には嬉しい配慮だ。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

売店は広くて品揃えも豊富。

たくさんのカステラを見て、ここが長崎だったことを思い出した(笑)。

道の駅 みずなし本陣ふかえ

筆者は「道の駅 みずなし本陣ふかえ」に2度足を運んでいるが、いずれも夕方着の朝立ちで、この日は売店がオープンするまで待ったのだが、食事処の開店時間は10時からで、タイムアウト。

具雑煮

ただ島原名物の「具雑煮」や「小浜ちゃんぽん」、さらには長崎のご当地グルメの「トルコライス」も食べられるようだ。

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車:177台
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=未確認
旅行情報の充実度=○ 
付帯設備の充実度=○
周辺車中泊環境の充実度=○

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅 みずなし本陣ふかえ

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」の最寄りの温泉&周辺買い物施設

しまばら温泉ゆとろぎの湯
道の駅から約10分
☎0957-63-1126
おとな530円
10時~21時(受付最終20時30分)・水曜定休

コンビニ
ファミリーマートまで約800メートル。

スーパーマーケット
約3キロのところに「ニチエー」がある。

「道の駅 みずなし本陣ふかえ」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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