「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド
クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。
スポンサード・リンク
「米屋別荘」の元湯「長寿霊泉」は、得も云われぬ開放感に満ちていた。
天保14年に創業した米屋の別邸として創られた「米屋別荘」の現在は、自ら包丁を握る七代目店主が「和風オーベルジュ」をコンセプトに掲げている宿で、どちらかというとグルメの世界で有名らしい。
ただし、殿と姫に別れた「長寿霊泉」のある「温泉館」は独立していて、日帰りでも気兼ねすることなく楽しむことができる。
なお温泉本や他のサイトで紹介されている「不老長屋」と呼ばれる5つの貸切露天風呂は、宿泊客は自由に利用できるが、日帰り客は別途料金が発生する。
筆者が入ったのは「長寿霊泉」の男湯。当たり前だな(笑)。
まずはここで体を清めて、露天風呂へ。
「長壽冷泉」は、かつて混浴だったようだが、現在は男女別に仕切られており、この打たせ湯は男性側にある。
これがまさに「得も云えぬ」(笑)。
ついつい時間を忘れて長湯をしてしまい、家内をずいぶん待たせてしまった。
露天風呂に続いている建物は、地元の人が風邪をひいた際に、喉を潤すために入るという「むし湯」。早い話が温泉の蒸気を利用した天然のサウナだが、筆者は「サウナ」が苦手なので、中には入っていない。
家内には、待たせたお詫びに噂の「杖立てプリン」をご馳走。これはセットでぜひ!といえる美味しさだった。
米屋別荘
☎0967-48-0507
ひとり600円
8時~18時(閉館19時)・不定休 (年2回点検期間休)
駐車場 15台(無料)
「米屋別荘」は2020年の夏に発生した洪水と土砂崩れで被災しており、2020年12月現在、日帰り温泉は利用できるが、宿の方は再建中のようだ。
たまたま被災当時の映像が見つかったので、参考までに掲載しておこう。復興状況等、最新の情報はオフィシャルサイトで確認を。
「米屋別荘」のアクセスマップ
小国郷 車中泊旅行ガイド
スポンサード・リンク