この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「イージーパーク 天王寺公園茶臼山(てんしば)」は、通天閣まで歩いて行ける車中泊スポット
イージーパーク 天王寺公園茶臼山(てんしば)【目次】
イージーパーク天王寺茶臼山の車中泊環境
写真の駐車場は、今は通称「てんしば」と呼ばれる「天王寺公園エントランスエリア」にあるコインパーキングで、新世界と道頓堀、さらには大阪城をまわるうえでの最適条件を備えている。
Ⅰ日最大料金の設定、公衆トイレとコンビニが隣接、徒歩圏内に温泉があるなど、有料とはいえ、大阪のど真ん中で車中泊をするにはもってこいだ。
通天閣のある新世界には、「2度づけ禁止の串カツ屋」を筆頭に、いかにも大阪らしい食事処が軒を並べ、世界の大温泉「スパワールド」もある。
つまりこの駐車場を利用すると、1泊2日で大阪・九度山の真田幸村ゆかりの地をめぐれるだけでなく、「秘密の大阪」をたっぷり満喫できる濃厚なツアーが楽しめる。
これぞまさに、「車中泊ならではの大阪旅の極め付き!」って奴だろう。
なお、この駐車場には「幾つかの名前」があって紛らわしいので、きちんと「翻訳」しておこう(笑)。
まず「てんしば」とは、広大な「天王寺公園」の一画にできた新しいショッピングゾーンのことで、キャッチフレーズが「天王寺公園エントランスエリア」だ。
園内に動物園や植物温室、さらに大阪市立美術館と茶臼山などを持つ「天王寺公園」には、493台を収容する「天王寺公園地下駐車場」があるが、「てんしば」に一番近いコインパーキングの正式名が「イージーパーク天王寺茶臼山」。
話をややこしくしているのはイージーパークの運営会社で、そのキャッチフレーズとして「イージーパーク 天王寺公園茶臼山エントランス駐車場」という表現を使ったために、それがネットで拡散され、「天王寺公園エントランス」とごちゃごちゃになっている。
今はこういうことが頻繁に起こる時代だけに、「名称の統一」がとても重要。また紹介する側もよく「事実」を確認する必要がある。
駐車場の奥はこのように木々に囲まれており、都会の真ん中にいるとは思えない。ただ場所によっては傾斜があるので、それが見極められる時間に到着するほうがいいだろう。
大阪に限らず、都会ではパーク&ライドで観光するのが常道手段だが、その際に気をつけたいのは駐車場の場所選びだ。
料金はもちろんだが、それよりも土地勘のない街では、観光を終えてスムーズにクルマまで戻って来られるほうが大事だと思う。
イージーパーク天王寺茶臼山の料金
イージーパーク天王寺茶臼山の最寄りの温泉
徒歩約5分
☎06-7890-1126
大人450円(ほかにセット料金あり)
15時~23時・ 木、金定休