この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 季楽里あさひ」は、九十九里浜北端の絶景スポット「屏風ヶ浦」に一番近い道の駅
道の駅 季楽里あさひ【目次】
1.「道の駅 季楽里あさひ」のロケーション
「道の駅 季楽里あさひ」は、九十九里浜の北端に近い旭市に、2015年10月にオープンした道の駅。
おいしいマグロやキンメが食べられる銚子の町にも近いのだが、周辺の見どころで外せないのは「屏風ヶ浦」だろう。
ドーバー海峡の崖に似ていることから「東洋のドーバー」の異名を持つ「屏風ヶ浦」は、2016年に国の名勝及び天然記念物に指定された名勝で、地層がむき出しになった断崖沿いに、遊歩道が整備されている。
とりわけ素晴らしいのは、手前にある「銚子マリーナ海浜緑地公園」のビーチから見えるこの景色だ。
日本離れした景観はドラマや映画にもよく使われており、近年では車中泊ドラマ「絶メシロード」のロケ地にもなった。隣接する「銚子マリーナ海浜緑地公園」の無料駐車場では車中泊も可能だ。
とはいえ、「屏風ヶ浦」から「道の駅 季楽里あさひ」までは約16キロ・30分。きれいなトイレがあり、気兼ねなく車中泊ができる道の駅を選びたい旅人も多いと思う。
2.「道の駅 季楽里あさひ」の施設概要・レイアウト
「道の駅 季楽里あさひ」のレイアウトは、この公式サイトにあげられているドローンの画像と説明が一番わかりやすい(笑)。
この道の駅の公式サイトには、珍しく「道の駅そのものの紹介」まで詳しく書かれている。
追記するとすれば、普通車と大型車の駐車スペースが離れているため、夜も安心して寝られる構造なのがありがたい。
2-1.「道の駅 季楽里あさひ」の駐車場
「道の駅 季楽里あさひ」の普通車用の駐車場は、2ヶ所に分かれている。写真は駅舎前の広いメインの駐車場だが、フラットで車中泊には支障がない。
ただし、トイレは大型車レーンに近い近い場所に設けられているので、近くに停めると静寂さは期待できないかもしれない。
筆者が選んだのは、逆サイドの公園側。一夜に一度のトイレと、一晩中続くトラックの騒音を天秤にかければ、真冬以外はここが「道の駅 季楽里あさひ」のベスト車中泊スポットになるのは明白。
とはいえ、これだけ大きな敷地を持つ道の駅だけに、願わくばこちらにも野外トイレを作ってくれるとありがたいね。
2-2.「道の駅 季楽里あさひ」の売店・レストラン
「道の駅 季楽里あさひ」自慢の直売所は、野菜・肉・鮮魚などなど、もはやスーパーを凌駕するほどの品揃えで、活況を呈していた。
その中で目についたのがこのPOP。
これだけ置いているということは、それだけ売れるってことなんだろうね(笑)。
「レストラン 四季食彩館」のメニュー。
道の駅らしい料金設定で、これなら食べてみようかなという気になるが、営業は17時までだ。
観光地ではないのだから、せめて19時までは開けててほしいとも思うが、直売所で夕食に食べられるものは手に入る。
嬉しいことに可燃物のゴミ箱も、ちゃんと置いてくれている。
2-3.「道の駅 季楽里あさひ」の休憩室ほか
「道の駅 季楽里あさひ」の休憩・情報発信コーナーは、「レストラン 四季食彩館」の隣りに用意されている。
ここにもトイレがあるのだが、使えるのは営業時間中のみだ。
なお、遊具の近くにテーブル&チェアがある。ここは営業時間外でも使えるので、朝晩に車外で弁当やパンを食べたい人には便利だろう。
3.「道の駅 季楽里あさひ」の車中泊好適度チェック!
矢指ヶ浦温泉館
道の駅から約4キロ。
☎0479-64-2218
大人650円
10時~21時
ただし、土日祝及び、毎月5日と20日は定休
なお、道の駅から約3キロのところに「天然温泉旭の湯」もあるが、平日でも1150円と入浴料は割高だ。
コンビニ
セブン・イレブンまで約0.8キロ
スーパーマーケット
約1.4キロのところに「ベイシア フードセンター旭飯岡店」がある。